ドラえもんの道具 (り)
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ドラえもんの道具 (り)では、藤子・F・不二雄の漫画及びアニメ『ドラえもん』に登場するキャラクターであるドラえもんが、腹部の4次元ポケットから出す道具(ひみつ道具)のうち、読みが「り」で始まるものを列挙する。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] リクエストテレビ
リクエストテレビは、『ドンジャラ村のホイ』(てんとう虫コミックス35巻収録)に登場する。
条件に見合った場所を見つけ出すテレビ。カメラを内蔵したロケットとモニターテレビとで構成され、どんな場所を希望しているか言葉で指示すると、ロケットが自動的に飛んで行ってその場所を見つけ出し、その光景がモニターテレビに表示される。
[編集] 陸上せん水かん
※ 陸上ボートを参照。
[編集] 陸上ボート
陸上ボート(りくじょう -)は、『陸上ボート』(カラー作品集2巻収録)に登場する。
その名の通り陸上を水上のように走るボート。実際のボートと同様に動力はなく、手でオールを漕いで進む。
同様に陸上を走ることのできる船舶に、エンジンを搭載した「陸上モーターボート」や、地中を水中のように潜行できる「陸上せん水かん」などのバリエーションがある。
[編集] 陸上モーターボート
※ 陸上ボートを参照。
[編集] リザーブマシン
リザーブマシンは、『ドラやき・映画・予約ずみ』(てんとう虫コミックス17巻収録)に登場する。
専用のカードに『○○(品物や人間)は△△(自分の名前)が最初にもらう(または独占的に使う・会う)』と書いてこの機械にセットしておくと、他の人間は手出しできなくなる。ちなみに品物の場合はたとえ販売が終了していても前から予約してあった事になり、手に入れる事が可能になる。
[編集] 立体インベーダーゲーム
立体インベーダーゲーム(りったい -)は、『未来の町にただ一人』(てんとう虫コミックス21巻収録)に登場する。
インベーダーゲームの立体版で、インベーダーを模した無数の敵キャラクターが現実に宙に舞ってプレイヤーを襲い、プレイヤーは光線銃でこれを迎撃する。親玉として巨大なUFOも出現する。
ゲームというからにはプレイヤーが倒されても苦痛はないだろうが、劇中の描写で見る限り、短時間失神する程度のショックはあるらしい。
22世紀の世界で、夏休みなのにどこへも旅行へ行けないセワシが寂しく遊んでいたゲームだが、ドラえもんも持っている。
2006年放映の水田わさび版アニメでは、名称は「立体シューティングゲーム」と改められている。
[編集] 立体映写機
※ 室内旅行機を参照。
[編集] 立体オセロ
立体オセロ(りったい -)は、『長い長いお正月』(てんとう虫コミックス23巻収録)に登場する。
22世紀で人気のゲーム。但しドラえもんが出そうとしたところ、のび太が嫌がって止めたため、劇中には登場していない。
[編集] 立体効果音8チャンネル
立体効果音8チャンネル(りったいこうかおんはっチャンネル)は、『何が何でもお花見を』(てんとう虫コミックス45巻収録)に登場する。
ラジカセ状の道具と8つの小型スピーカーで構成される。のび太とドラえもんが真夜中に花見をすることになった際、のび太が「静かで寂しい」と言ったため、花見の賑わいの演出用に用意されたもの。劇中では使用法が詳しく描写されていないが、スピーカーをあちこちに仕掛けることで効果音を流すものと思われる。
劇中では「立体効果音8チャンネル(花見のにぎわい)」と呼ばれていることから、「花見のにぎわい」以外にもさまざまな効果音が用意されていると思われる。
[編集] 立体コピー紙
立体コピー紙(りったいコピーし)は、『立体コピー』(てんとう虫コミックス13巻収録)に登場する。
この紙の上に物を乗せると、その物と寸分違わない立体的なコピーが紙から出てくる。あくまで形をコピーするのみで、本物のように動くことはないものの、人間のコピーであれば手足の向きをいじってポーズを取らせたり、乗り物であれば中に乗ることもできる。また大変軽く、風が吹いただけで空に飛ばされてしまい、水にも浮く。
[編集] 立体シューティングゲーム
※ 立体インベーダーゲームを参照。
[編集] 立体ビデオ
立体ビデオ(りったい -)は、『ザ・ドラえもんズ』の『タイムカプセルはほどほどに』(てんとう虫コミックス「ザ・ドラえもんズスペシャル ロボット養成学校編」2巻に収録)に登場する。
ドラ・ザ・キッドの道具。外観はビデオカメラのようで、撮影したものを立体映像として映写することができる。
[編集] リニアモーターカーごっこ
リニアモーターカーごっこは、映画作品『のび太の日本誕生』に登場する。
電車ごっこのように使用するロープ状の道具で、地磁気を利用して最高時速380kmで走ることができる。但し自分の足で走らなければならないため、人並み以下の体力の持ち主は振り落とされてしまう。
劇中でドラえもんたちが使用した際は、のび太が最高速度についていけずに脱落してしまった。
[編集] リニアモーターチョーク
リニアモーターチョークは、『リニアモーターチョーク』(カラー作品集1巻収録)に登場する。
このチョークで床や地面などに線をひくと、その線の上をリニアモーターのように人や物が浮上して高速で走ることができる。
初出時の名称は「リニアモーターカーチョーク」だった。
[編集] リフトストック
リフトストックは、『リフトストック』(てんとう虫コミックス37巻収録)に登場する。
重力の方向を変えることで水平軸を操ることのできるストック。ストックで地面を突いて、ストックを傾けた状態でボタンを押すと、そのストックの方向が垂直になるように重力が発生するので、平らな道でも坂道と同じ状態となる。
ボタンを押した本人以外には効果はないが、本人はたとえストックを離しても効果がずっと持続する。効果を取り消すのは、もう一度ボタンを押す必要がある。
本来はスキーの際、リフトなしで頂上まで登るための道具。
[編集] リモートホログラフ
リモートホログラフは、映画『ドラミちゃん ハロー恐竜キッズ』に登場。
懐中電灯のような道具で、これで虚空を照らすと思いのままの立体映像を出現させることができる。
[編集] リモコンずもう
※ ラジコンずもうを参照。
[編集] 流行性ネコシャクシビールス
流行性ネコシャクシビールス(りゅうこうせいネコシャクシビールス)は、『流行性ネコシャクシビールス』(てんとう虫コミックス6巻)などに登場。
初登場は『流行性ネコシャクシビールス』。爆発的流行を表す表現である「猫も杓子も」から取られた名前である。この話はアニメ版では2005年6月17日に放送されたが、「流行性ネコシャクシウィルス」と改められている。
ビールスを培養しながらある事を言い聞かせ、ある程度増殖したところで風に乗せ散布すると、ビールスは覚え込まされた事を実行する為、内容が流行するというもの。当初はビールスの寿命は一日だったが、後に9巻『王かんコレクション』で登場したときは数日間延びた。
作中では、のび太はビールスの効き目が切れた後にビールスの効果が現れ、流行おくれとなった。
[編集] 旅行地図
旅行地図(りょこうちず)は、『ドラえもん大事典』(てんとう虫コミックス11巻収録)に登場する。
2mほどの大きな地図で、行きたい場所に印をつけ、地図を体に巻きつけると、一瞬でその場所へ移動できる。地図次第では宇宙へも行ける。
『まほうの地図』(ドラえもんプラス5巻収録)でも、道具の名前は登場しないものの、全く同じ道具が登場しており、やはりこの「旅行地図」と思われる。
[編集] 旅行窓セット
旅行窓セット(りょこうまど -)は、『旅行窓セット』(「小学三年生」1987年5月号掲載)に登場する。
部屋にいながらにして様々な乗物での旅気分を味わうことのできる道具。壁掛け式のスクリーンを壁にかけ、ビデオのようなリモコンを操作すると、あたかも乗物に乗って移動しているかのように、スクリーンに写る景色が変化してゆく。さらにスクリーンを開いて中を通り抜けると、実際にその移動先へ行くこともできる。
スクリーンは電車、バス、飛行機、ロープウェーなど様々なものが用意されており、目的地へ行くためにはこれらを実際の乗物の乗り継ぎのように組み合わせ、現実に存在する道路、線路、空路などを通る必要がある。また、移動にかかる時間も現実の乗物と同様。そういった意味では、一瞬で目的地へ行ける「どこでもドア」などより劣るとも言えるが、何よりのんびり移動しながら景色が動く旅情を楽しめるのが、この道具の特徴である。