ドラえもんの道具 (も)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ドラえもん > ドラえもんの道具一覧 > ドラえもんの道具 (も)
ドラえもんの道具 (も)では、藤子・F・不二雄の漫画及びアニメ『ドラえもん』に登場するキャラクターであるドラえもんが、腹部の4次元ポケットから出す道具(ひみつ道具)のうち、読みが「も」で始まるものを列挙する。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 猛獣さそいよせマント
猛獣さそいよせマント(もうじゅう -)は、映画作品『のび太の大魔境』に登場する。
このマントを背につけると、マントから出る光によって周囲の猛獣が怒り出し、マントをつけている者に襲いかかる。
[編集] 猛獣ならし手袋
猛獣ならし手袋(もうじゅうならしてぶくろ)は、『猛獣ならし手ぶくろ』(「小学五年生」1978年2月号掲載)に登場する。
この手袋をはめて動物や人間の顎の下を撫でると、どんな猛獣や乱暴な人間でもおとなしくなる。効き目は5分間。また、顎に直接触れなければならないので、顎を布などで覆っていると効果はない。
[編集] モーゼステッキ
モーゼステッキは、『モーゼステッキ』(てんとう虫コミックス31巻収録)に登場する。
このステッキを水に向けてスイッチを入れると、あたかも旧約聖書のモーゼが海を真っ二つに割った伝承の如く、水が二つに割ることができる。対象となる水は洗面器の水でも、池でも海でも良い。
スイッチを切ると水は元に戻る。また、電池式なので電池が切れても水は元に戻ってしまう。
アニメオリジナル作品『ポンプ地下室で街をつくろう』では「十戒ステッキ」と呼ばれていた。
[編集] モーターたらい
モーターたらいは、[『写真入りこみスコープ』([藤子不二雄ランド]]30巻、カラー作品集2巻収録)に登場する。
エンジンとスクリューを搭載したたらい。モーターボートのように人が乗って水上を走ることができる。
[編集] モーテン星
モーテン星(- ぼし)は、『モーテン星』(てんとう虫コミックス40巻収録)に登場する。
星型のバッジで、これを付けた者の姿は周囲の人間の目の盲点にしか届かなくなるので、透明人間のように誰にも姿を見られずに行動できる。但しその効果には制限時間があり、それを過ぎると普通に見えるようになる。
[編集] 木材磁石
木材磁石(もくざいじしゃく)は、映画作品『のび太の創世日記』に登場する。
U字型の磁石で、鉄ではなく枯れ木などの木材を引き寄せることができる。
[編集] モクモクマンせいぞうびん
モクモクマンせいぞうびんは、『モクモクマン』(カラー作品集1巻収録)に登場する。
煙の怪人「モクモクマン」を作り出す瓶。まず煙(煙突、煙草、焚き火など何でも良い)を瓶の中に入れ、充分たまったら蓋をする。その後、蓋を開けてモクモクマンを呼び出すと、瓶の中の煙が人型を成し「モクモクマン」が登場。仕事を命令すれば、何でも聞いてくれる。但し喋る事はできない。
一度に命令できる仕事は一つだけで、いくつも同時に仕事をさせる場合は、瓶からモクモクマンをいくつも出す必要がある。但し瓶一杯に煙を吸い込んでも、人間と同じ程度の大きさのモクモクマンを3体出すのがやっと。また、瓶一杯の煙を一気に使えば、人間よりずっと大きいモクモクマンを出すこともできる。
[編集] モグラ手ぶくろ
モグラ手ぶくろ(- て -)は、「小学一年生」1972年7月号掲載作品(無題)などに登場する。
この手袋をはめると、モグラのように土を自在に掘ることができる。
てんとう虫コミックスでは、9巻収録『ぼく、桃太郎のなんなのさ』で登場。その後も、地中に脱出用のトンネルを掘るためなどによく利用される。
[編集] もぐらマシーン
※ ジェットモグラを参照。
[編集] モグラロボット
モグラロボットは、『合成鉱山の素』(てんとう虫コミックス43巻収録)に登場する。
地面に穴を掘らせるための小型ロボット。原作漫画では外観は不明だが、アニメでは擬人化したモグラがサングラスをかけたような姿をしている。
[編集] もしもしメガホン
もしもしメガホンは、アニメオリジナル作品『黒べえをすくえ!』(1980年4月28日放送、「ポコニャン」のエピソードが原作)に登場する。
このメガホンで喋ると、昆虫に話しかけ、自分の意思を伝えることができる。
[編集] もしもボックス
※もしもボックスの項目を参照。
[編集] もち製造マシン
もち製造マシン(- せいぞう -)は、『タタミのたんぼ』(てんとう虫コミックス2巻収録)に登場する。
呼んで字の如く、もち米から餅を製造する機械。もち米を投入すると、全自動で蒸し上げ、餅つきが行われ、食べやすいひと口サイズの餅が出てくる。
また、脱穀・精米機能が内蔵されているため、田んぼから刈り取ったばかりの稲でも、そのままこの機械に放り込んで餅にすることができる。
[編集] もちつきロボット
もちつきロボットは、『もちつきロボット』(ぴっかぴかコミックススペシャル収録)に登場する。
ウサギを擬人化したような姿の2体のロボット。月のウサギが餅をつくという言い伝えがモチーフと思われる。もち米を与えるとそれを釜で蒸し挙げ、臼ときねで餅をついてくれる。
映画『のび太とロボット王国』でも、冒頭でのび太が誤って未来デパートから買い込んだロボットたちの一つとして登場している。
[編集] 持ち主あて機
持ち主あて機(もちぬしあてき)は、『持ち主あて機』(藤子不二雄ランド14巻収録)に登場する。
物の持ち主を突き止める為の道具。この道具の発する放射線を物に当てると、その物が持ち主の仕草を真似て動き出すため、持ち主の見当をつけることができる。たとえばのび太の持ち物なら、昼寝をするようにすぐ横になってしまう。
[編集] 持ちぬしシール
持ちぬしシール(も -)は、『持ちぬしシール』(カラーコミックス5巻、カラー作品集4巻収録)に登場する。
物を持ち主のもとへ返すことのできる道具。3cm程度の正方形のシールで、これを物に貼って「もどれ」と言えば、持ち主がどんなに遠くにいようともひとりでに飛んで行く。ペットに貼れば飼い主のもとへ飛んで行くし、道端に投げ捨てられたゴミに貼れば、そのゴミを捨てた人のもとへ飛んで行く。
[編集] モトノアジ
※ 味のもとのもとを参照。
[編集] もどりライト
もどりライトは、『もどりライト』(てんとう虫コミックス13巻収録)に登場する。
この道具から出る光を物に浴びせると、何でも原料の状態になる。たとえばノートなら紙パルプの原料である材木(紙に使われた分ではなく木がまるごと一本の状態で変化する)、畳ならイグサに変わる。チーズに照射すると牛乳ではなく生きた牛が一頭出てくる。30分経つと元の姿に戻る。
似た道具に「原料ライト」があるが、原料ライトはノートなら光の照射1回でパルプ、2回で木に変わるのに対し、もどりライトは1回で木まで変えられる。また、原料ライトと違ってもどりライトは前述のように時間制限がある点が異なる。
[編集] モニターめがね
モニターめがねは、『タイムドリーマー』(「小学四年生」1988年10月号掲載)に登場する。
ゴーグルのようなめがねで、これをかけると近くで眠っている人間の夢を覗き見ることができる。
同様の道具に「ゆめグラス」がある。
[編集] モノモース
モノモースは、『モノモース』(てんとう虫コミックス16巻収録)に登場する。
液状の薬剤が霧吹きのような瓶に入っており、これを品物に吹きかけると、物が意思を持って喋るようになる。別に持ち主に忠実というわけではなく、持ち主の陰口を叩いたり、文句を言ったりもする。
[編集] もはん広告ペン
もはん広告ペン(- こうこく -)は、『なんでもひきうけ会社』(てんとう虫コミックス37巻収録)に登場する。
誰にでも模範的な広告が書けるペン。「もはん手紙ペン」の広告版と言える。
「なんでもひきうけ会社」を開業しようと考えたのび太が、その広告作りに使用した。
[編集] もはん手紙ペン
もはん手紙ペンは、『もはん手紙ペン』(てんとう虫コミックス23巻収録)に登場する。
手紙に書きたいと思うことを、模範のように綺麗な文字と優れた文章にして書いてくれるペン。年齢目盛が付いており、年齢相応の内容を書いてくれる。
[編集] 桃太郎印のきびだんご
※桃太郎印のきびだんごの項目を参照。
[編集] モモボート
モモボートは、『ぼく、桃太郎のなんなのさ』(てんとう虫コミックス9巻収録)に登場する。
桃の実を模した2mほどの大きさのボートで、絶対に沈まない。川下りに適している。完全な密封型で、内部の操縦席からスクリーンで視界を得つつ操縦する。その川下りの様はさながら、桃太郎の桃そのものである。
[編集] 森の元
※ 植物の元シリーズを参照。
[編集] モンスターボール
モンスターボールは、『タイムマシンがなくなった!!』(てんとう虫コミックス22巻収録)に登場する。
バレーボールほどの大きさの球に、ボタンがいくつかついていて、そのボタンを押すと龍・河童・天狗・八岐大蛇などの伝説上の怪物(幻)が出せる。この幻によって出現した怪物はスモールライトや桃太郎印のきびだんごをはじめとするドラえもんの未来道具が一切通用しない。
作品中ではのび太がタイムマシンごとこの道具を弥生時代に送ってしまい、八岐大蛇が出現して人を脅かした為に、当時の日本人は生け贄を差し出す羽目になってしまった。
この道具が出る話の初出は1980年であり、「ポケットモンスター」のモンスターボールとは関係ない。
[編集] モンタージュバケツ
モンタージュバケツは、『お客の顔を組み立てよう』(てんとう虫コミックス4巻収録)に登場する。
モンタージュ写真の要領で人間の顔を組み替えることのできる道具。その名の通りバケツ状の本体とリング状の道具で構成され、組み換えの材料となる眉、目、鼻、口の写真がたくさん用意されている。顔を変えたい人間の首にリング部をはめ、好きな写真の番号を本体に入力することで、その者の顔の部品が写真の通りに変わる。
ボタンを押し間違えると、目と口の位置が逆転するなどした不気味な顔になってしまう事がある。