ドクターフェイガー

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ドクターフェイガー
性別	牡馬
毛色	鹿毛
品種	サラブレッド
生誕	1964年 4月6日
死没	1976年 8月5日
父	Rouch'n Tumble
母	Aspidistra
生産	タータン・ファームズ
生国	アメリカ
馬主	タータン・ファームズ
調教師	ジョン A.ネルード
競走成績	22戦18勝
獲得賞金	1,002,642ドル
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ドクターフェイガー（又はドクターファーガー、Dr. Fager、1964年 4月6日 - 1976年 8月5日）はアメリカ合衆国の競走馬。半妹に米活躍牝馬タウィー（Ta Wee）がいる。

[編集] 誕生

ドクターフェイガーは1964年、フロリダ州のタータン・ファームズで生を受けた。調教師ジョン A.ネルードの命を救った神経外科医がチャールズ・フェイガー博士であったことから、ドクターフェイガーという名が付いた。

[編集] 競走馬時代

ドクターフェイガーは1966年 7月15日にアケダクトでデビュー。デビュー戦を2着に7馬身差をつける圧勝で飾ると、2歳時は5戦4勝の好成績を収める。3歳になり、初戦のゴーサムステークスでは後の2冠馬ダマスカスを破る。ダマスカス、バックパサーと対戦し、世紀のマッチアップと呼ばれたウッドウォードステークスではダマスカスに10馬身離されての3着となるも、3歳時の実質的な敗戦はその1戦のみで、この年ウッドウォードステークス以外で他馬の後塵を拝することはなかった（但し、ジャージーステークスでは1着入選も4着に降着処分）。4歳になってもドクターフェイガーの強さは留まるところを知らず、膝や足首に不安を抱えていた上、全てのレースで130ポンド（約59kg）以上の重量を背負ったにも関わらず、8戦7勝という成績を残した。この年唯一敗戦はまたもライバル・ダマスカスによってもたらされたものであった。ドクターフェイガーは1968年の年度代表馬、最優秀古馬、最優秀スプリンター、最優秀芝牡馬に輝き、アメリカ史上唯一となる同時4部門受賞を果たした。ダマスカス（1967年年度代表馬）、ドクターフェイガー、バックパサー（1966年年度代表馬）による3強対決は、当時のアメリカ競馬界を大いに盛り上げた。

[編集] 世紀のレコードタイム

4歳となった1968年の8月24日、ワシントンパークハンディキャップ（ダート1マイル）に出走したドクターフェイガーは、後続に10馬身をつける勝利を収めた。このときのタイムは1分32秒20という驚異的なものであり、今も世界レコードとして残っている。引退レースとなった11月2日のヴォスバーグハンディキャップ（ダート7ハロン）でも、1分20秒20を記録している。この記録は1999年にアータックスによって破られるが、驚くべきはこれらタイムがそれぞれ134ポンド（約61kg）、139ポンド（約63kg）もの斤量を背負っていながら出されたということだ。そのレースぶりから、ダート短距離馬最強と推す専門家も多い。

[編集] 引退後

22戦18勝という成績を残したドクターフェイガーは引退後、生まれ故郷のタータン・ファームズで種牡馬入り。1971年にリーディングサイアーになるも、1976年 8月5日に腸捻転のため若くして死亡。1971年に名誉の殿堂入り。ブラッドホース誌による20世紀アメリカのサラブレッド100選では6位にランクされた。

[編集] 血統表

ドクターフェイガーの血統　（ヒムヤー系／Bull Dog3×4=18.75%）
父 Rough'n Tumble	Free for All	Questionnaire	Sting
			Miss Puzzle
		Panay	Chicle
			Panasette
	Roused	Bull Dog	Teddy
			Plucky Liege
		Rude Awakening	Upset
			Cushion
母 Aspidistra	Better Self	Bimelech	Black Toney
			La Troienne
		Bee Mac	War Admiral
			Baba Kenny
	Tilly Rose	Bull Brier	Bull Dog
			Rose Eternal
		Tilly Kate	Draymont
			Teak