トヨタ・キャバリエ

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3代目シボレー・キャバリエ
（トヨタ・キャバリエと同型）

トヨタ・キャバリエは日米貿易摩擦解消のためにトヨタ自動車が輸入した乗用車であり、米国・GM（ゼネラルモーターズ）の「シボレー・キャバリエ」のOEM車種である。セダンとクーペが輸入された。

[編集] 概要

ベースとなったシボレー・キャバリエを日本国内向けに右ハンドルにし、またウインカーレバーを日本車と同じく右側に設置する (のちに輸入されたサターンやキャディラック・セヴィルといった北米生産のGM車の右ハンドル仕様もウインカーレバーは右側だった) など、日本向けに小変更が行われていた。パネルの隙間が、シボレー版よりもキッチリと合っていたのは、トヨタクオリティーと言えなくも無い。

日米自動車摩擦のアメリカ側の言い分は、「日本の市場は閉鎖的で、独自のディーラー網が持ちにくく、それ故にアメリカ車の販売が低迷している」というものだった。そこで、日本車と同じサイズ、割安な価格、装備、そして日本最大の販売網、販売力を誇るトヨタで売ることで、図らずも、アメリカ側の主張が詭弁に過ぎないことを証明するのに成功したが、販売が振るわず、2000年に輸入が終了した。

2006年現在、深刻な経営不振に陥っているGMであるが、日米自動車摩擦の再燃の気配は、今の所見られない。

警察関係に捜査用覆面パトカーとして多数導入されていたが、リーズ期間終了と共に、殆どが海外に輸出されてしまい、現在国内で見かけることは殆ど無い。

[編集] CM

CMは当初、BGMに米国の国歌"The Star-Spangled Banner"を使用していた。
のちにCMキャラクターにアメ車好きで知られる所ジョージ（過去にマツダ・ファミリアのCMにも出演した）を起用し、犬のぬいぐるみ『インディ君』プレゼントや低金利ローン・キャンペーン、また、所のプロデュースによる『所'sキャバリエ』の制作などが行われた。