ジェットロン
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ジェットロン(Decepticon Jets)とは、『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』のスタースクリームが正規保有するデストロン軍団に於ける航空部隊である。軍団の中では１位２位を争う強大な戦力と火力を保有し以後様々な作品に引き継がれていく。海外版ではひとつのグループとはされていない。イギリス版『G-2』ではSky Raidersと呼ばれている。また、ファンによる愛称としてSeekersがある。
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[編集] 概要
陸上戦力を主とし、航空戦力をほとんど有していなかったサイバトロンを徹底に叩き制空権を制覇する。集団で行動する事が多い。
一応、スタースクリームがリーダーということになってはいるのだが、彼の人望の無さゆえに、傍目にはメガトロン直属にも見える。
[編集] メンバー
[編集] 『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』シーズン1相当話より登場
マグダネル･ダグラス F-15イーグルに変型。玩具は全てダイアクロン・ジェット機ロボからの流用品及びカラーリング変更で操縦席も再現されている。また、ダイアクロン伝統の余剰パーツも当然ある。因みに、アニメと比べると厳しい感じである。セイバートロン星にいた頃は三角錐型の戦闘機に変形していた。
- サンダークラッカー／Thundercracker （声優：島香裕）
- スタースクリームと同型で白と青のボディ。ファイヤーアタックとソニックビームを得意とする。アニメではどちらも強調されず､同形トリオのうちナルビームのスタースクリーム､ワープ能力のスカイワープと比して没個性的な印象がある。
- 卑屈で事勿れ主義な性格であるが、メガトロンに皮肉を言うこともある。
- 『ムービー』ではサイバトロンとの攻防で負傷し、セイバートロン星への帰還中宇宙へ放逐される。その後ユニクロンの手により別のボディに作り変えられる。
- 性格、声のこともあってスカージの改造素体とする説がある。
- テックスペックでは、デストロンの主義に懐疑的な様子。
- サンストーム／Sunstorm
- セイバートロン星の保安部隊の一人。規格外の融合リアクタを搭載し、強力なエネルギーを体から発するため、自らを超自然的存在と勘違いしている。カラーリングは黄色とオレンジ。劇中では名も無きジェットロンの一人であったが、e-hobby限定にて玩具が発売される際、名前と設定が追加された。
- 初期では彼以外にも、緑や紫等さまざまな色の名も無きジェットロンが多数登場しており、デストロンの主戦力というイメージがあった。
[編集] 『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』シーズン2相当話より登場
別名「新ジェットロン」。翼のデザインが変わり、ロボットモードでは頭頂部が尖っているのが特徴。劇中では前ジェットロン部隊と行動する事はあまり無かったが24話においては6機編成で飛行する姿を見る事ができる。日本での玩具発売は登場より少々遅かった。
- スラスト／Thrust （声優：島香裕）
- 赤いボディの戦闘機に変形。大口をたたいているが臆病である。その為か雑用任務に回される事が多い。垂直離着陸用のファンを持つ。
- ラムジェット／Ramjet （声優：石井敏郎、島香裕）
- 白いボディと赤い翼の戦闘機に変形。頑丈な身体で体当たりを得意とする。しかしワーパスに機首を潰されたり、誤ってメガトロンに衝突したりと情けない場面が多い。過去、アストロトレインと共に宇宙刑務所を脱走した前科がある。
- ダージ／Dirge （声優：難波圭一）
- 青いボディと黄色い翼のミラージュに変形。残忍で血の気の多い性格である。雑用任務が多いものの運搬等は苦手としている。胸のダクトからミサイルを発射できる。過去、アストロトレインと共に宇宙刑務所を脱走した前科がある。自分達を「銀河系最強のジェットファイター」と自負している。
- 本放送当時日本では商品のパッケージに付いたロボットポイントを集めないと買えない通信販売商品だったが、後にイベント限定の復刻版という扱いで発売された。
[編集] 『トランスフォーマー ザ・ムービー』より登場
玩具は完全な新規造形。しかし、ハスブロとタカラ、東映動画の連携に問題があり、アニメと玩具ではイメージが異なる。
- サイクロナス／Cyclonus （声優：稲葉実／西村知道：ＨＭ時／立木文彦：リバース時）
- 『ムービー』におけるサイバトロンとの最終決戦に於いて、メガトロンと共に放逐されたボンブシェルとスカイワープがユニクロンによって再生され誕生した、デストロンの新しい航空参謀。スタースクリームと違い、常に軍団のことを考え行動する。ガルバトロンに忠実であり、それ故に、『2010』では、精神に異常をきたして凶暴化したガルバトロンと、それに不満を持つ兵士たちとの板ばさみで中間管理職の苦労が絶えない副官である。ウルトラマグナスを良きライバルとしている。ブラックホールに飲み込まれそうになったウルトラマグナスを助け「戦士は戦って死ぬべきだ」と言うなど本質的に武人であるが、軍団の勝利の為なら卑怯な手段も厭わない。SF戦闘機に変形。
- 『2010』終了後、日本と海外で展開が異なり、そのために彼のその後も日本と海外で異なる。日本展開である『ザ☆ヘッドマスターズ』ではかつての精悍さを失い腑抜けになってしまっているが、海外展開の『ザ・リバース』ではターゲットマスターとなり、精神的にも健在である。
- スカージ／Scourge （声優：島香裕／佐藤正治：ＨＭ時／広瀬正志：リバース時）
- サイクロナスの率いる親衛隊｢スウィープス｣のリーダー。彼等も又、サイクロナスと同じ経緯を辿って誕生した。
- ムービーでは自分の腕に自信を持っているようでガルバトロンにウルトラマグナス抹殺を豪語していたが、「2010」では卑怯だが意外と臆病でゴマすり屋な性格となった。ロディマスのマトリクスを奪い、一時的にパワーアップした事もある。ホバークラフト型宇宙船に変形。
- 『2010』終了後、日本と海外で展開が異なり、そのために彼のその後も日本と海外で異なる。日本展開である『ザ☆ヘッドマスターズ』ではかつてのサイクロナス同様中核の座を落とされているが、海外展開の『ザ・リバース』ではターゲットマスターとなった。
- 劇中ではシャープネルとキックバックとサンダークラッカーの3体が生まれ変わっていたが、声が共通し又､反乱の廉を前作｢インカの秘宝｣のメガトロンに面と向かっての悪罵と照らし合わせサンダークラッカーが生まれ変わったものがスカージだという解釈がある。
[編集] 『トランスフォーマー G-2』に登場
スタースクリームとラムジェットが、サウンドギミックを追加して再販。色は現用機から遠いがどことなくSF調なデザインである。
[編集] ライバル
もともと海外版でひとつのグループとされていなかったこともあり、ライバルに関する公式設定は無い。陣営の同じ主戦力であり国内でやはり独自にカテゴライズされたオートボットとも､対立･拮抗の図式は描かれていない。しかし、その役割上、シリーズ後半より登場したサイバトロン航空部隊エアーボットがライバルと呼べるかもしれない。また､以降の国内展開ではターゲットマスター､ゴッドマスターにそれらの集団名も付されている。
