コロマン・モーザー
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コロマン・モーザー(Koloman Moser 1868年3月30日 - 1918年10月18日 ウィーン)は19世紀末から20世紀始めにウィーンで活躍したデザイナー。ウィーン分離派の一人。愛称はコーロ(Kolo)で、コーロ・モーザーとも呼ばれた。
ウィーン生まれ。絵画、インテリア、家具、ステンドグラス、本の装丁、ポスター、ファッションデザインなど様々な分野で活躍した才人。
1897年、クリムトが設立したウィーン分離派に参加。1900年、ウィーン美術学校の教授になった。1903年、銀行家フリッツ・ヴェルンドルファーやヨーゼフ・ホフマンと共にウィーン工房を設立。工房の中心になって活躍したが、4年ほどで工房を離れた。
- 建築家オットー・ワーグナーと関わりが深く、アム・シュタインホーフ教会のステンドグラスや祭壇なども制作した。
[編集] 文献案内
- Maria Rennhofer: "Koloman Moser". Brandstätter 2002, ISBN 3-85498-123-6