ギャラクシーエンジェルの登場人物一覧
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ギャラクシーエンジェルの登場人物一覧は株式会社ブロッコリーによるキャラクターメディアミックス企画『Project G.A.』を原案とするアニメ、コミック、小説、ゲームの『ギャラクシーエンジェル』および、同作の続編である『ギャラクシーエンジェルII』に登場する架空の人物一覧である。
※ギャラクシーエンジェルの登場人物の名前は多くが食べ物や酒にまつわるもの、特に菓子から取られている。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] ギャラクシーエンジェルの登場人物
※続編ギャラクシーエンジェルIIに引き続き登場する同一キャラクターについては、続編の内容もこちらに記述する。
※原作系の記述内容は、特に断っていなければゲーム版に準拠する。
[編集] エンジェル隊
※原作系とアニメ版とでは設定が異なる。
部隊名の正式名称は原作系はムーンエンジェル隊、アニメ版はギャラクシーエンジェル隊。原作系はギャラクシーエンジェルIIが発表されるまでは基本的に「エンジェル隊」と呼ばれていたが、IIが発表されてからは、IIに登場するルーンエンジェル隊と区別するために正式名称で呼ばれることが多くなった。なお、ギャラクシーエンジェルIIのアニメ版である「ギャラクシーエンジェる~ん」においては、ムーンエンジェル隊と呼ばれていることから、ゲーム版に準拠していると思われる。ただし性格の設定はどちらかと言えばアニメ版の方に近い。また、この中では元祖エンジェル隊との呼ばれ方もしている(ちなみにアニメ内でミルフィーユ、蘭花、ミントの3人は旧作(アニメ版基準)の制服姿になっている)。
原作系の階級は、エオニア戦役時はフォルテが中尉でほかの4人は少尉となっている。そして『Moonlit Lovers』では各隊員とも一階級昇進しており、ちとせのみ少尉となっている。アニメの設定でもフォルテが中尉でほかの4人は少尉である(ちとせは不明)。
ギャラクシーエンジェルIIにおいては、ムーンエンジェル隊は解散しているが、全員EDENの世界を離れて、おのおのがそれぞれの仕事で多忙な日々を送っている。
[編集] ミルフィーユ・桜葉
カチューシャを付けたかなりの天然ボケなお気楽少女。春の日差しのようにぽかぽかとした雰囲気を持ち、いつも笑顔を絶やさない。だが、強運と凶運の持ち主で自分だけではなく相手まで被害が及ぶこともある。料理(特にお菓子作り)を作るのが大好きで、よくお菓子を作っては仲間達に振舞っており、その味は絶品。 名前の綴りはMilfeulle Sakuraba(Millefeuilleではない)。
Project G.A.の企画立ち上げ当初、声優は田村ゆかりの予定であった。(詳細は新谷良子の項を参照)
- ギャラクシーエンジェル(原作系)
- 学校の教師を目指し皇国師範学校に願書を送ったはずが、持ち前の凶運が引き起こした通常起こり得ない郵送事故により皇国士官学校に誤配された挙句、何故か士官学校の入学試験の受験資格を手に入れ、強運によりみごと試験に合格。その後、強運凶運に彩られた波乱に満ちた学校生活を送り、学校を首席で卒業した。強運により様々なものを手に入れてきたが、彼女自身も手に入れたものを確実なものにする努力を怠らない。また、心の奥では自分の凶運によって周りの人が苦しんでしまうことをとても危惧している。ランファとは士官学校時代からの親友。ピクニックが好きで、暇さえあれば展望公園へエンジェル隊メンバーやタクトなどをピクニックに誘う事もある。その際自分も料理を作り振舞っている。原作系のうち、コミック版ではヘル・ハウンズ隊長のカミュと死闘を演じ、ランファとはタクトを交えた三角関係になってしまうが、司令官のタクトと相思相愛になる。通称「ミルフィー」。
- ギャラクシーエンジェルII
- GA2のヒロインの一人であるアプリコット・桜葉の7歳年上の姉。
- EDENやNEUEなどの各領域と「絶対領域」ABSOLUTEとのゲートを開ける、現在のところ唯一のゲートキーパー。そのため、ABSOLUTEから離れられない(離れようと思えば任意で離れられるが、当然その間はEDENとNEUEの間の通行が遮断されてしまう)。その能力ゆえ「時空の女神」という異名で呼ばれているが、本人はその呼び名を好んでいない。因みに階級は少佐。
- コミック他オフィシャルでのタクトの奥さん。「絶対領域の扉」において何者かに誘拐されてしまう。
- ギャラクシーエンジェル(アニメ版)
- リゾート惑星ワイハのとあるレストランに勤めていたが、軍に入りエンジェル隊に配属。そこでウェイトレス時代に親しくなったフォルテ、蘭花と再会する。原作に比べて天然ボケの面が色濃くなり、自分の周囲で何が起こっているかわかってないこともしばしば。また、任務で持ち帰ったロストテクノロジーを発動させてしまうことも多い。年に1回「大凶運の日」なるものが訪れ、その日に彼女を悲しませると、宇宙規模にも及びかねない災難が発生する。かなりの熱血屋でもある。頭に付けているカチューシャの花で飛んだり(ちなみに原作版5巻でも1回だけ飛んだことがある)する場面もある。通称は「ミルフィーユ」。
年齢 : 17歳→18歳(Eternal Lovers)→21歳(GA2) 身長 : 156cm 搭乗紋章機 : GA-001 ラッキースター
テーマソング『YOU GET A CHANCE!』
[編集] 蘭花・フランボワーズ
ランファ・―。「フランボワーズ」はラズベリーのフランス語読み、もしくはそのラズベリーを材料の一つとしたリキュールのクレーム・ド・フランボワーズより。ちなみに西蘭花と書くと中国語でブロッコリーという意味になる。
声 : 田村ゆかり
格闘技を得意とする体育会系の女の子。趣味は占いとリリアン。激辛料理が好み(辛さ1000倍カレーなど)。本人は「燃えるような恋がしたい」と言っている。また、少女漫画を読むことが多く、少女漫画の主人公の女の子と自分を照らし合わせることもある。表面上ではキツい性格に見られがちだが、本当は人一倍身内を大切にする心優しい少女である。故郷にいたときに師匠(原作系とアニメ版で異なり、後者に登場する師匠の名前は「シ・ショー」)に格闘技の教えを受けていたこともあり、格闘センスはかなりのもの。
- ギャラクシーエンジェル(原作系)
- 非常に貧しい農業惑星出身で、大家族の第1子として生まれた。そのため家族の生活費を稼ぐため士官学校へ進学、軍人となった。また、そんな大家族の中で育ったせいか、感受性が非常に強い。士官学校の入学式に行く途中に道に迷っているミルフィーユと出会い、早速彼女の運に振り回され入学式に遅刻してしまう(しかし、ミルフィーユ自身は入学式に間に合っている)。さらに寮でも彼女と同室となり、学校時代全般を通して彼女の運に振り回されるが、同時にかけがえのない友情を育んでいった。士官学校での成績はミルフィーに次ぐ次席。しかし、これはミルフィーユとは異なり完全に蘭花自身の努力によるものである。学校での格闘技の教練で彼女にかなう相手はいなかった。そして、そのスキルはパイロットとしての素質にも反映されており、エンジェル隊で最も高速機動戦闘を得意としている。漫画版ではミルフィーユとタクトの三角関係になるがミルフィーユにタクトを譲る。
- ギャラクシーエンジェルII
- NEUE世界で魔法惑星マジークに駐留する、EDENの親善大使。戦闘からは遠ざかっているが、技のキレは衰えておらず、アニスから「ネエさん」と呼ばれ慕われている。また、「絶対領域の扉」の本編後半では、経験者がいなかったからという理由でマジーク軍の指揮を執ることになる。
- 相変わらず占いの類が好きで、公認A級魔女であるカルーアを尊敬し、蘭花の方が年上なのにもかかわらず「マジョラムさん」と呼んでいる。
- ギャラクシーエンジェル(アニメ版)
- イイ男(容姿と財力)に目が無く、それが原因で起こるトラブルもしばしば。窮地しのぎ、あるいは相手を喜ばすためについた嘘が、本人には収拾不能なまでに肥大化し、周囲を巻き込んでしまうこともある。頭のアクセサリー「錘」は、時に武器になったりワイヤーとなったりまたは飛行道具や電話にもなる。ミントとヴァニラを両脇に抱えて全力疾走するなどメンバー一の力持ちでもある。アニメ版でも故郷や家族に関する描写があるが、原作系とは微妙に異なる。アニメ版ではハリウという姪が登場。また家族は皆彼女の頭のアクセサリーと同一の物を付けている。
年齢 : 18歳→19歳(Eternal Lovers)→22歳(GA2) 身長 : 161cm 搭乗紋章機 : GA-002 カンフーファイター
テーマソング『Fortune Love ~運命の女神はアタシの味方~』
[編集] ミント・ブラマンシュ
「ミント」はハーブのミント、「ブラマンシュ」は菓子のブラマンジェより。
声 : 沢城みゆき
エンジェル隊の参謀格で名門ブラマンシュ財閥のお嬢様。駄菓子やジャンクフードのように着色料がたっぷり含まれた食べ物をよく食べている。秘密の趣味は着ぐるみの収集とコスプレ。また、紅茶にもこだわりがあり、ティーラウンジで紅茶を飲んでいる場面も多い。
頭の動物の耳のような部分は、原作系では体の一部で、テレパシーのための器官であり、彼女の全ての血族は性別に関係なく同様の耳が生えている。なお、GA2でテレパスファーというブラマンシュ星特有の寄生生物で、ミントがテレパスを使えるのもこの生物の影響であることが公にされた。アニメ版では付け耳だが、ミントの感情に応じて動く。またミント自身が飛行するため(原作版5巻でも飛行した)のアイテムでもある。なお、蘭花同様、家族は皆彼女と同一のカチューシャを付けている。
- ギャラクシーエンジェル(原作系)
- テレパシー能力を持ち、そのせいで周囲の人間から気味悪がれ、やや人間不信の面を見せる。また、信頼している他のエンジェル隊のメンバーにも本音を言うことがない。そして話術が得意で、相手を手玉に取ることもしばしば。テレパスとなると普通の人間だと考えまいとしようとするが、タクトのみ違う反応を示したことで興味を持つようになる。自立志向が強く、そのために白き月入りを志願した経緯を持ち、実家との折り合いは良いとはいえない。父・ダルノーは花嫁修業ということで白き月入りを認めている。その後紋章機の適性が認められて皇国軍に所属したのを機にブラマンシュ家との関係を断とうとしていた。
- ギャラクシーエンジェルII
- ブラマンシュ商会NEUE総括支部長。元ムーンエンジェル隊のなかで唯一の退役者。だが、ブラマンシュ商会の社員兼経営者一族として、タクトたちを全面的に支援している。そのため、艦内のコンビニ「ジャンクス」などもブラマンシュ商会が運営している。体は成長していないが(ヴァニラと比べると、身長はほとんど変わっていないようである)、商魂はよりたくましくなっている。
- アニスは、ブラマンシュ商会から多額の借金をして宇宙艇を購入したが、戦闘により破壊されてしまったためにその借金を返す当てがなくなり、身分をミントに握られている(ただし途中である事情によりミントの危機を救ったために借金はチャラになる)。
- ギャラクシーエンジェル(アニメ版)
年齢 : 16歳→17歳(Eternal Lovers)→20歳(GA2) 身長 : 123cm 搭乗紋章機 : GA-003 トリックマスター
テーマソング『in my heart』
[編集] フォルテ・シュトーレン
「シュトーレン」は菓子のシュトーレンより。
声 : 山口眞弓
エンジェル隊の実質的リーダー(ゲーム版では正式に「隊長」の肩書きがある)でエンジェル隊のまとめ役。銃器・火器のスペシャリストであり、射撃の腕は相当なもの。趣味は銃のコレクション。暇なときは射撃訓練場で銃を撃っている。男気があり姐御肌。おでんなどの屋台物が好物。モノクル(片眼鏡)を左眼にかけている。コミック版では、子供時代に左目を負傷したので視力が落ちていると思われる。
- ギャラクシーエンジェル(原作系)
- 内戦下の惑星出身で、一兵卒からの叩き上げ。以前は軍のゲリラ部隊「ゴルゴーン隊」に属し、カミュたち「ヘル・ハウンズ隊」とは商売敵のような関係。エンジェル隊のリーダーだけあり、隊員のまとめ方がうまくタクトの手助けをすることが多い。初期の方はタクトの実力を認めていないが、話が進むにつれタクトを認めるようになる。また、タクトの相談に乗ったり道を導いたりしてくれる。基本的に、植物でも人間でもじっくり育てることに長けており、『Moonlit Lovers』の彼女のルートでは、ちとせを育て上げている彼女の姿が見られた。
- ギャラクシーエンジェルII
- NEUEの主星である惑星セルダールの軍事顧問。階級は中佐。セルダール近衛隊の隊長代理も兼任することになり、カズヤを送り出したあとセルダールへ戻り国王警護に当たるのだが・・・。「絶対領域の扉」において一端を握るキーパーソンである。
- アニスを除くルーンエンジェル隊を教え、各隊員からは慕われている。特にセルダール近衛隊に所属していたリリィとの関係は深い。教え子ではないアニスからも、ネエさん(蘭花)の隊長だからという理由で「姐御」と呼ばれていた。カズヤからは「教官」と呼ばれている。
- ギャラクシーエンジェル(アニメ版)
- 漫画版やアニメ版では、いわゆる「ストリート・チルドレン」だったが、ウォルコットとの出会いがきっかけで軍士官学校に入った経緯を持つ。作中には一時軍を離れ、ある惑星の反政府勢力に属していたという描写もある。ノーマッドとは互いに憎まれ口を叩き合う仲で、よくノーマッドに銃を発砲することもある。基本的に荒っぽい。ネズミが苦手。
年齢 : 22歳→23歳(Eternal Lovers)→26歳(GA2) 身長 : 175cm 搭乗紋章機 : GA-004 ハッピートリガー
テーマソング『弾dan・丸gan・ビートbeat!』
[編集] ヴァニラ・H
―・アッシュ。「ヴァニラ」は香料のヴァニラより。「アッシュ」はアルファベットのHのフランス語読み。
声 : かないみか
ナノマシンを使ったケガの治療(アニメ版では、その際、掌と患部が発光するように描かれる)を得意とする少女。寡黙で感情を表すことは滅多にない。この理由は原作系では感情をコントロールしないとナノマシンの制御に支障が出るため、アニメ版では信仰している宗教が大きく関係しているためである。また、原作系では感情をナノマシンが代わりに表してくれる場面もある。コミック版ではナノマシンを自分の体に貼り付けて顔や衣装を変えて、シヴァに成りすましたこともある。
Project G.A.の企画立ち上げ当初、声優は沢城みゆきの予定であった。
- ギャラクシーエンジェル(原作系)
- 惑星エルダートで身寄りのない赤ん坊だったところをシスター・バレルに拾われ、以後彼女に養われた。しかし、まだヴァニラが幼いうちにシスターは病死してしまい、その現実を受け止めきれなかったヴァニラは彼女の死を自分の責任として心に刻み付けてしまう。後に動物を飼い始めるが、このときの経験がヴァニラを先述のシスターの死に真正面から向き合う機会を与え、そしてヴァニラを大きく成長させる。性格は真面目でがんばり屋。『エルシオール』内で医務室や整備室などでよく働いている。また、動物好きなので、ときおりクジラルームで動物の世話をすることもある。『エルシオール』艦内には、ヴァニラ公認の親衛隊「ヴァニラちゃん親衛隊」も存在する。
- 看護婦の帽子を思わせるヘッドギアは、原作系ではナノマシンのコントロール装置である。また、かなんの執筆による4コマ漫画 「GAみち」ではヘッドギアにクーラー装置が備わっているという場面がある。
- ギャラクシーエンジェルII
- NEUE世界で最もナノテクノロジーが発達している惑星ピコにてナノマシン技術の普及に従事している。少佐待遇だと思われる。元ムーンエンジェル隊員の中で唯一身長が伸び、かなり成長しているが、相変わらずあまり感情を表に出さない。だが、神秘的な外見で、その外見にカズヤも見とれたことがある。なお、前作ではつねに付けていたヘッドギアは外しており、カチューシャのようなものを付けているが、これがヘッドギアの代替品なのかどうかは不明。
- 惑星ピコの衛星フェムトからナノナノを発見し、ナノナノからは「ママ」と慕われている。彼女自身もナノナノの前では笑顔を見せ、なにかと気に掛けている。
- ギャラクシーエンジェル(アニメ版)
- 出自その他一切が謎に包まれている。原作系以上に寡黙で、ときおり謎めいた言葉を口にするのみ。また信仰している宗教の教義はかなり独特で、作品中の行動は宗教上の理由によることが多い。一度だけポニーテールがドリルに変化したことがある。
- ヘッドギアについては、第4期#15で、彼女の故郷と思われる地の人々が全員着用していたという描写がほぼ唯一である。
年齢 : 13歳→14歳(Eternal Lovers)→16歳(GA2) 身長 : 132cm→156cm(GA2) 搭乗紋章機 : GA-005 ハーベスター
テーマソング『Like a Dolphin』
[編集] 烏丸ちとせ
からすま―。「ちとせ」は菓子の千歳飴より。
声 : 後藤沙緒里
ゲーム版第2作『Moonlit Lovers』(エオニア戦役後)から、エンジェル隊の新メンバーとして登場した女の子。赤いリボンに黒く長い髪で大和撫子と思わせるような姿をしている。アニメ版では第4期からライバルのツイスター隊の新メンバーとして登場。他のエンジェル隊メンバーと比べ、性格や設定などが比較的大幅に変更されている。また、原作系でもゲーム版とコミック版とで立ち位置が異なっている。
- ギャラクシーエンジェル(原作系)
- 父親は皇国軍の優秀な軍人で、軍艦の艦長を務めていた。しかし、彼はちとせが幼い頃に突然の不慮の事故で亡くなってしまう。その父の面影を持つタクトを尊敬し、憧れている。特技は生前父親から教わった弓道と情報処理。特に弓道の腕はすごく、長距離射程であるシャープシューターの攻撃を可能にしている。彼女自身もセンパール士官学校の優秀な成績を収めたため軍人として優秀であるが、生真面目すぎる性格のためエンジェル隊にとけ込むのに少し時間がかかった。そして天然でボケることもある。また、最初はエンジェル隊のメンバーを名字に階級付けで呼んでいたが、みんなから反対され名前に『先輩』という言葉をつけて呼んでいる。タクトのことは普通に『タクトさん』と呼んでいる。部屋は家柄上畳やふすまと言った純和風の内装になっており、一時はお金がないように見えてしまったこともある。日課として自分が感動した事などを日記をつけている。
- コミック版はゲーム版準拠の設定だが、エオニア戦役中に出会っているために、脱出ポットの生存者として登場しており、精神的な記憶喪失となっている。また、ノア(インターフェイス)(後述)に思考や行動、感情をコントロールされてしまう「プログラム」によってシヴァ皇子をエオニアの元へ連れ去ろうとした。
- ギャラクシーエンジェルII
- フォルテと共に惑星セルダールの軍事顧問である。階級は大尉。「絶対領域の扉」では、本編開始時にムーンエンジェル隊の紋章機のメンテナンスのため、『エルシオール』や紋章機とともにEDENに一時帰還する。
- ギャラクシーエンジェル(アニメ版)
- 寂しがり屋な性格で、エンジェル隊との些細ないざこざでエンジェル隊を目の敵にするようになり、ツインスター隊に加わった。以来エンジェル隊に復讐と称して色々なちょっかいを出してくるが、本当は仲良くなりたいという気持ちの裏返しである。「友情」という言葉に弱く、ミルフィーユに親近感を持つが、一緒にいるとなぜか不幸を一身に被ってしまう。何故かミドルネームを持っているらしく、ミドルネームは「復讐」(本人談)。
- また、エンジェル隊とは違う部隊だったことからアニメにおける彼女の扱いはあまりよくない。る~んの方で、エンジェル隊が出てくる話では他のエンジェル隊に比べると優遇されていない。
年齢 : 17歳→18歳(『Eternal Lovers』)→21歳(GA2) 身長 : 157cm 搭乗紋章機 : GA-006 シャープシューター
テーマソング『花いろ日記』
[編集] トランスバール皇国軍
[編集] タクト・マイヤーズ
「マイヤーズ」はラム酒のマイヤーズより。
声 : うえだゆうじ
- ギャラクシーエンジェル
- ゲーム版・コミック版主人公。元々皇国軍第2方面軍クリオム星系駐留艦隊司令で星間ネットワーク構築の任に従事していたが、恩師であるルフトによって白い月防衛軍司令兼儀礼艦『エルシオール』司令官に任命され、ムーンエンジェル隊を率いることになる。階級は大佐。伯爵家の三男で、出世コースだったところ、自ら皇国軍第2方面軍司令に出願し出世コースから外れている。女好きではあるが、いざと言うときの決断力があり、みんなに慕われている。普段の細かい雑務とかはレスターに任せて艦内をふらついているが、真面目に仕事をすればみんなを驚かすような実力を発揮する。また堅苦しい挨拶とかは苦手で、エンジェル隊などには普通に名前で呼ばれている。心理戦術に長けているようで、相手の裏を読むことや相手を挑発することが得意。コミック版ではミルフィーユと結ばれる。後に皇国の英雄・EDENの英雄という肩書きをもらう。チェスが趣味。
- ギャラクシーエンジェルII
- ルーンエンジェル隊の母艦である戦艦『ルクシオール』艦長兼新世界NEUEにおけるロストテクノロジー調査隊司令官。NEUEにおいては「EDENの英雄」の二つ名で呼ばれ、かなりの知名度があるようだ。階級は准将。前作同様、仕事をやりたがらず、女の子と仲良くなることが好きだが、戦術や心理戦においての腕はまったく落ちていない。リコの男性恐怖症を少しでも改善するために、積極的にリコに触り、よく投げ飛ばされている。
- 漫画&小説版ではミルフィーユ・桜葉、ゲーム版ではプレイヤーの選択(艦長オフィスに飾る掛け軸の内容)によって元ムーンエンジェル隊の6人のうち誰かと結婚をしている。
- 相変わらず堅苦しいことは嫌いらしく、『ルクシオール』艦内では軍艦なのにお互いが名前で呼び合っているのも、タクトの意志によるもの。
年齢 : 21歳→22歳(Eternal Lovers)→25歳(GA2) 身長 : 171cm
[編集] レスター・クールダラス
「レスター」はハードチーズの銘柄。「クールダラス」はウォッシュチーズの銘柄。
声 : 小西克幸
- ギャラクシーエンジェル
- タクトの親友。クリオム星系駐留艦隊副司令としてタクトを補佐していたが、タクトと同じようにして儀礼艦『エルシオール』の副司令官(副艦長)になる。タクトに代わって『エルシオール』全体の管理を任されることが多いので、気苦労が絶えない。美形で有能だがややひねくれた思考の持ち主で、女心にも疎い。だが、士官学校時代では女性に人気だった。そのためにタクトによって人妻好きなどの悪い噂を流されたことがある(GAみちにて『レスターは眼鏡の女教師が好き』ということをアルモに告げていた)。トレードマークはアイパッチ(『天使図鑑』にて蘭花が覗いてみたところ物凄い世界が見えた)。タクトに対してよく悪口を言うが、タクトに対する強い信頼があり、実力も大きく認めている。士官学校時代の成績はタクトとは異なり優秀で、首席で卒業した。だが市民階級であるためタクトよりも階級が低く少佐(エオニア戦役後に中佐)。
- ギャラクシーエンジェルII
- タクトが『ルクシオール』艦長に就任したため、副艦長から昇進し、『エルシオール』艦長に就任。階級は大佐。
年齢 : 22歳→23歳(Eternal Lovers)→26歳(GA2) 身長 : 186cm
[編集] シヴァ・トランスバール
声 : 岡村明美
皇王ジェラールの子供で、トランスバール皇族最後の生き残りとしてエオニアに立ち向かう。ジェラールと聖母シャトヤーンが一夜を共にした際に身籠ってしまった少女で、月の聖母の資質を持つため、その悪用を避けるため皇子として育てられた。その月の聖母の資質を理由にエオニアに狙われる。エオニア戦役の後、国民に自らが女だと公表したため、女皇となった(ただし、ゲーム版(無印)では条件を満たすと皇位を退きシャトヤーンと一緒に暮らすというルートがある(女皇となったのが正史なのでいわゆるパラレルワールド的扱いである))。
年齢 : 10歳
[編集] ウギウギ
ヴァニラのペット。しかし、宇宙ウサギは寿命が大変短いため、ストーリーの途中で他界してしまう。ヴァニラはウギウギの死を大変悲しんだが、同時に生きることの尊さを学び、後にネギネギ、ムギムギなど、たくさんの宇宙ウサギや他の動物を飼うようになる。
[編集] シャトヤーン
声 : 井上喜久子
白き月の管理者にして、シヴァの生みの親。600年前に白き月にいた月の聖母とは別人。しかし、コミック版では600年前の聖母から後の代は彼女を含め皆クローンであるとされている。
エオニア戦役時は白き月に結界を張りエオニア軍の侵入を防いでいた。当戦役最終決戦直前には紋章機のリミッターを解除し、『エルシオール』にクロノブレイクキャノンを装着させた。
シヴァとは親子関係にあるが、先述の理由から立場上自分が母親だと名乗り出ることが出来ずに心苦しんでいた。しかし、コミック版ではシヴァとエンジェル隊に、ゲーム版では『Moonlit Lovers』以降、言動から察するに周囲に事実を話しているようである。
[編集] ノア
声 : 谷井あすか
- ギャラクシーエンジェル
- 黒き月の管理者。肉体年齢は10歳ほどの少女であるが、誕生したのは600年以上前で黒き月と白き月が建造したEDENの主惑星ジュノーでである。管理者としての能力は十分に持ち合わせており、精神年齢はエンジェル隊よりも上である。
- エオニア戦役時の黒幕となったのは後述のように黒き月のインターフェイスであり、彼女本人ではない。しかし、そのインターフェイスのしたことは黒き月の目的達成のためには必要だったと主張し、シヴァと対立する。
- 当初はインターフェイスと同じように冷酷非情な人物かと思われたが、きたるべき外敵、ヴァル・ファスクとの戦いにおいて、彼らの攻撃で殺されていく人々を目の当たりにした時、自らの役目 = 人々を守る事が出来すに自責の念に駆られていた。そして本来の役目とシヴァたちの目的が合致したため、共闘することになる。その最中、タクトやエンジェル隊と接していくうちに管理者として生きている間には芽生えることがなかった、人間らしい感情を持つようになる。
- ギャラクシーエンジェルII
- 服装は変わっているが、性格も身長もまったく変わっていない。養成学校の特別講師として招かれているようで、「絶対領域の扉」では、カズヤにABSOLUTEについて教えていた。
身長 : 141cm
(※ゲーム版1作目に登場したノアについては、後述のノア(インターフェイス)を参照)
[編集] クロミエ・クワルク
声 : 能登麻美子
儀礼艦『エルシオール』内のクジラルームの管理を担当する少年。宇宙クジラと意思疎通ができる。ゲーム版ではタクトにエンジェル隊のタクトに対する気持ちを教えてくれる。いつも小宇宙クジラを肩に乗せている。コミック版では悪意はないが、時に相手を惑わせることもあり少々喰えない部分がある。
両性具有の疑いがあるということがGAみちにて公表されたことがある。
年齢 : 15 身長 : 142cm
[編集] ルフト・ヴァイツェン
声 : 納谷六朗
トランスバール皇国軍准将(エオニア戦役後に宰相に就任、無印で上記のシヴァのイベントを発生させるとトランスバール共和国初代大統領となる(もちろんこれもパラレルワールド的扱い)。タクトとレスターの士官学校時代の先生。タクトが来る前まで白き月防衛軍司令を勤めていた。エオニア戦役時にタクトを『エルシオール』に導き、司令の座を受け渡す。タクトの実力をレスター同様信じている(小説版によると彼が教えた中で最も優秀だったのがレスター、最も理解できなかったのがタクトであるとのこと)。貴族出身ではないので階級の上がりはよくなかった。孫がいるらしい。
年齢 : 50代
[編集] ココ
声 : 浅野るり
- ギャラクシーエンジェル
- 儀礼艦『エルシオール』の情報担当士官。メガネっ娘。階級は少尉。アルモとは友達で、アルモの恋を応援している。
- ギャラクシーエンジェルII
- 戦艦『ルクシオール』のチーフオペレーター。タクトと共に『ルクシオール』に転属となった。現在はレスターがいないタクトをサポートしており、また『ルクシオール』が分離した際には主翼部に残ったタクトから艦底部の指揮を託されるなど、実質的な『ルクシオール』の副艦長といえる。また、レスターに代わってタクトのストッパー役としても活躍している。
- また、「絶対領域の扉」では超絶的な操艦技術を披露した。
年齢 : 19歳→20歳(Eternal Lovers)→23歳(GA2)
[編集] アルモ
声 : 小暮英麻
- ギャラクシーエンジェル
- 儀礼艦『エルシオール』の通信担当士官。レスターが好きだが、気づいてもらえない。階級は少尉。公式ホームページ内の毎日小説では、菜の花すみれが「エルシオール交響曲 ~アルモの恋の物語~]」というものを著している
- ギャラクシーエンジェルII
- レスターに引っ付いている形で、『エルシオール』のオペレーターとして残留。前作から続いてレスターに恋心を抱き続けているが、どうやらいまだにレスターには気づいてもらってないようである。
年齢 : 19歳→20歳(Eternal Lovers)→23歳(GA2)
[編集] クレータ
声 : 小島幸子
儀礼艦『エルシオール』の整備班長。美少年アイドルのリッキー・カート君の大ファン。紋章機には絶大な誇りを持っており、蘭花が紋章機を改造しようとして激しく怒る場面もある。
年齢 : 24歳
[編集] ケーラ
声 : 大原さやか
儀礼艦『エルシオール』の医師。カウンセリングが専門。コーヒー好き。よくヴァニラにコーヒーを入れてもらったりしている。また、編み物が得意でヴァニラに教えたりもしている。
年齢 : 29歳
[編集] シグルト・ジーダマイア
声 : 郷里大輔
ローム星系を中心とした第3方面軍総司令。階級は大将。ジェラール皇帝と共謀し、5年前のエオニアの反乱の際エオニアを扇動し、戦いが始まるとすぐに裏切ってエオニアを陥れた人物。その時の功績で少将から大将に出世したと言われている。性格上弱いものを見下し、権威の強いシヴァなどにはペコペコするなど、ある意味では軍人らしい軍人と言える。エオニア戦役の際はシヴァ側についていたが、前哨戦で大勝したことで油断しきってしまい、黒き月の奇襲攻撃で何も出来ずに絶命している。
[編集] 正統トランスバール皇国軍
[編集] エオニア・トランスバール
声 : 三木眞一郎
正統トランスバール皇国軍のリーダーで第14代皇王。12代皇王は彼の実父であり、本来はエオニアが王位継承者であったのだが、エオニアが幼いころに皇王が崩御したため、皇王の実弟であるジェラール・トランスバールが13代目の皇王になった。その後、ジェラールは自分の実子を王位継承者としたため、エオニアは廃皇子となってしまった。皇国暦407年に皇権の正統化を名目としてクーデターを起こし、その際に白き月の力を狙ったため、クーデターの鎮圧後、禁忌に触れたという罪状ですべての権限を剥奪され、皇国領外への追放処分となった。その5年後の皇国暦412年、再度黒き月と無人艦隊を率いて中央へ侵攻し、皇都を壊滅に追い込み、当時の皇族や一部の高官、貴族を処刑にした。
エオニア自身はトランスバールの発展のための挙兵と信じていたが、実は白き月と融合するために黒き月に操られていただけだった。最終決戦でクロノ・ブレイク・キャノンにより自分の旗艦ごと消滅した。
搭乗旗艦は『エオニア旗艦ゼル』。
年齢 : 26 身長 : 196cm
[編集] ノア(インターフェイス)
声 : 谷井あすか
黒き月の管理者。ノアは黒き月建造時より内部に居住し、メンテナンスなど自分が関与しなければならないとき以外はコールドスリープにより悠久の時間自らの生命を維持させていた。その間の外部とのコンタクトを担当するアンドロイド。外見は本人と瓜二つであるが、行動プログラムに欠陥があるためか、黒き月の目的である『人間が関与しない形での最強の兵器体系を構築する』に忠実になりすぎてしまい、本来守るべきである人間達をも利用してその目的を達成しようとした。その結果、エオニアを利用しエオニア戦役を勃発させ、惑星ロームと衛星都市ファーゴを壊滅に追い込んだ上に、多くの罪のない人々の命すらも奪ってしまう。
コミック版ではちとせを拉致した後「プログラム」を刷り込み、『エルシオール』に潜入させ決戦直前にシヴァを黒き月に連行しようとしたが、ちとせ本人の意思とプログラムの衝突によりプログラムにバグが生じ、結果的にちとせはその計画に巻き込まれ負傷したタクトを連れてきてしまう。しかし、ノアはそれすらも利用し、タクトを治療すると共にちとせ同様「プログラム」を刷り込ませ、最終決戦時に盾として利用しようとした。
上記の計画は、黒き月の本来の目的からはややかけ離れているともいえる。これはそれだけインターフェイスの欠陥が大きいと解釈できる。エオニア戦役最終局面においてクロノ・ブレイク・キャノンの第2次発射により黒き月の大部分と共に消滅した。
[編集] シェリー・ブリストル
声 : 沢海陽子
エオニアが辺境の地に飛ばされる前からの部下で、エオニアが最も信頼している人物。エオニアに対して忠誠を誓っており、自ら前線に赴いて『エルシオール』と対峙してくる。左頬に国王ジェラールに打たれたときに出来た切り傷がある。漫画版ではこの傷についてシェリーはこの顔の傷が忠誠の証だという。
『エルシオール』を破壊するために戦いを挑んだが破れることになる。その際『エルシオール』に特攻するが、『エルシオール』に衝突する前に撃墜される。
搭乗戦艦は『バレル級戦艦バージン・オーク』(ゲーム版ではステノ級高速戦艦というタイプの艦で艦名不明)。無印ではかなり厄介な敵である。
[編集] カミュ・O・ラフロイグ
「カミュ」はコニャックメーカーのカミユ(CAMUS)、「O・ラフロイグ」は有名なウィスキー会社ラフロイグの上級ウィスキーより。
声 : 石田彰
エオニアに雇われた傭兵部隊、ヘル・ハウンズ隊のリーダー。ミルフィーユに関わってきており彼女の恥ずかしい過去を暴露し、彼女のことを「マイハニー」或いは「ミルフィー」と呼んでくる。もちろんミルフィーユは彼のことを嫌っている。漫画版では更に初対面の宣戦布告時にミルフィーユが恐怖心を抱くほどのプレッシャーをかけたりもした。ゲームではコメディリリ-フのような面もあるが、漫画版の方ではミルフィーユへの愛が傍から見て妄執の次元に達していて、彼女を自分の手で殺そうとつけ狙う。ナルシストで何故かいつも薔薇を持っている。ゲームではミルフィーユルートのタクトに対してあまりいい感情は持っていない。余談ながらゲーム版と漫画版では彼らヘル・ハウンズの戦闘技能が違いゲームではエンジェル隊が機体性能などの兼ね合いで互角以上で戦える物が、漫画版は後半戦まで一方的な苦戦を強いられるほどの強敵になっている。
[編集] ギネス・スタウト
「ギネス」はビール会社のギネス、「スタウト」はビールのスタウトより。
声 : 檜山修之
傭兵部隊、ヘル・ハウンズ隊のメンバー。ランファに関わりを持っており、ランファを一方的にライバル視して襲ってくる。無論ランファはライバルと認めていない(ただしギネスの技量を認める描写は小説版にある)。頭の方はかなり悪く、特に算数や数学が苦手らしい。暑苦しい。額に十字の傷がある。 いつも、「うおぉぉぉぉっ!」「燃えてきたぜえぇぇぇぇぇ!」と絶叫している。
[編集] リセルヴァ・キアンティ
「リセルヴァ」「キアンティ」はともにイタリアの赤ワイン。
声 : 浅川悠
傭兵部隊、ヘル・ハウンズ隊のメンバー。自称、元名門貴族(ただしそれが本当かどうかは不明)で、お金持ちを嫌うので、ミントによく口出ししてくる(『成り上がり』など)が、逆にミントに言い包められている、漫画版ではミントに虫呼ばわりされ激怒することも。プライドが高くいずれエオニアを追い落として自分がトランスバール公国の実権を握ろうと考える野心家でもある。
[編集] レッド・アイ
「レッド・アイ」はトマトジュースにビールを混ぜたカクテル。詳しくはレッド・アイで
声 : 櫻井孝宏
傭兵部隊、ヘル・ハウンズ隊のメンバー。フォルテに関わりを持っている。普段から無口で用件だけしか言わない。また、顔から胸あたりまで切られたような傷がある。合理主義で不利だと思えば戦える状態でも引く冷静さを持っているが、フォルテに対しては敵愾心を隠さないところがある。 レッド・アイは本名ではないらしいが、事実は謎。
[編集] ベルモット・マティン
「ベルモット」はリキュールの一種。詳しくはベルモットで。また、「マティン」はそのベルモットを用いたカクテル「マティーニ」からか。
声 : 矢部雅史
傭兵部隊、ヘル・ハウンズ隊のメンバーでマスコット的な存在。ヴァニラに関わりを持っている。ヴァニラとは対照的によくしゃべる。分厚い眼鏡をかけている。元々メカニック担当だったが、奇襲を受けた際敵を全滅させた功績から戦闘員となる。そのためコミック版ではプローブを操っている。若干戦闘をゲームの様に楽しんでいる節あり。
ヘル・ハウンズ隊5人の使用機は序盤がシルス高速戦闘機、中盤以降はダークエンジェルを使用する。また小説版によるとケルベロスという名称の戦艦を所持している。
[編集] ルル・ガーデン
シェリーの部下。レゾムが敬語使っているところからかなり地位は高いと思われる。上官であるシェリーとは仲悪く、いずれは自分がエオニアの側近になろうとたくらんでいる。罠にはめてシヴァ皇子を手に入れようとしたが、失敗している。タクトに対していつか借りを返すと言っていたが、結局再登場せずカリを返せないままであった。度が強い丸メガネをかけている。漫画版のおまけでシェリーに飛び蹴りを食らった。
コミック版のみに登場するオリジナルキャラクター。
[編集] 真・正統トランスバール皇国軍
[編集] レゾム・メア・ゾム
声 : 楠見尚己
エオニアがトランスバールに侵略した際、エオニア側へと寝返った軍人で、皇国軍に所属していた時代は中尉だった。正統トランスバール皇国での階級は少佐。単純であるがためにタクトの挑発によく引っかかる。エオニア戦役後はエオニアの後を引き継ぎ、強奪船団となりながら力を蓄えてきた。最終的には用済みとなったネフューリアによって殺される。
搭乗旗艦は『アドミラル・レゾム』。無印版は『ザーフ級戦艦』、『ゼム戦闘母艦』を使用(共に艦名不明)。
[編集] ネフューリア
声 : 幸田夏穂
レゾムの副官を勤める女性。レゾムとは対照的に相手の動きを読んだり冷静沈着に行動する。その本性はヴァル・ファスクの尖兵。強奪船団を装いながらひそかにトランスバール皇国制圧を狙っていた。自分以外の人間を信じず、同じ種族であるヴァル・ファスクすらも信じていない。どうやら、トランスバールを手に入れた後は、首領であるゲルンに反旗を翻すつもりだったようだ。
黒き月のクリスタルを利用して、資源衛星レナミスを『黒き月』とすることで『黒き月』の力を手に入れ、戦艦オ・ガウブを完成させ、トランスバール皇国を侵略する。最終的には皇国軍が完成させた決戦兵器の前に敗れることになる。
搭乗戦艦は黒き月の力を使って作られた巨大戦艦兵器『オ・ガウブ』、本性を現す前は『ザーフ級戦艦』を使用。
[編集] EDEN
[編集] ルシャーティ
声 : 猪口有佳
『Eternal Lovers』にて、トランスバール皇国の領域外からやってきた小型艇に乗っていた少女。その正体はEDEN星系の中心星ジュノーに存在する、EDEN文明の全ての情報が蓄えられている巨大施設「ライブラリ」の管理者の生き残り。「弟」と呼ぶヴァインを連れて、「ヴァル・ファスク」の軍勢から逃れてきたらしい。
頭に付けているサークレットが洗脳装置となっており、これによりヴァインに操られていた。道具として操られていていた記憶も残っており、ヴァインのことを憎んでいるはずだが、憎みきることができなかった。その後、洗脳から解放され皇国軍にライブラリの力で援助する。
年齢 : 10代後半
[編集] ヴァイン
「ヴァイン」は酒のヴァイン(ワイン)より。
声 : 森訓久
ルシャーティと共に『エルシオール』にやってきた少年。おっとりとした「姉」のルシャーティーに対し、彼は落ち着いたしっかり者である。しかし、どこか策略めいた振る舞いをすることもあり、やや掴みどころのない雰囲気を持つ。
その実態はヴァル・ファスクの元老院直属特機師団長。自らルシャーティの弟に成りすまし、トランスバールを視察に来ていた。前大戦にネフューリアを倒したとされる心に興味を持っていた。そして、タクトとヒロインとの繋がりこそ力と感じ、操っているルシャーティなどを使い二人の縁を断ち切ろうとする。ヴァル・ファスクの中核に近い立場でありながら、シリーズの中で出てきているどのヴァル・ファスクよりも感情的である。
EDENを制圧した時にライブラリの管理者の生き残りであるルシャーティと出会いずっと見守ってきた。実際は道具としてしか見ていなかったはずだったが、いつしか彼女の心に触れてしまうことになる。そして、用済みとなったルシャーティの処刑を任されたがそれに反発。大怪我を負いながらもEDENに逃走し、タクト達にルシャーティを解放するものの、本人は怪我が深すぎて助からず、心というものを理解して笑いながらこの世から去った。
年齢 : 不明
[編集] ヴァル・ファスク
[編集] ロウィル
声 : 保村真
トランスバール侵攻艦隊総司令官であり、ヴァル・ファスクのNo.2。幾多の戦いで功績を挙げてきたので、ゲルンの信任も厚い人物。口調は礼儀正しいが、ヴァル・ファスクよりも優れた種族はいないと考え、普通の人間とは会話することもしない。ネフューリアの直属の上司だったと思われる(オ・ガウブに通信し、彼女の野心に釘を刺したのはおそらく彼)。ヴァインの裏切りにより敗北することになる。
搭乗旗艦は『オ・ケスラ』。
[編集] ゲルン
声 : 納谷六朗
ヴァル・ファスクの長老にして支配者。600年以上もヴァル・ファスクとして君臨し続けている最古のヴァル・ファスク。敗北したヴァル・ファスクに同情することもなく、ゴミとしか思わない。エンジェル隊・皇国軍との決戦に敗北し、自らの絶命をスイッチとして、クロノクェイク・ボムを起動させた。
搭乗旗艦はクロノクェイク・ボムを装着した『特別戦闘艦ギア・ゲルン』。
[編集] アニメ版
[編集] ウォルコット・O・ヒューイ
声 : 藤原啓治
ギャラクシーエンジェル隊の事実上の創設者(軍に設立を進言した)であり、司令官。階級は中佐。飄々とした性格で、エンジェル隊メンバーを自らの娘のように思っており、エンジェル隊の行動(暴走)を、愚痴りながらも暖かく見守る。青年時代は特殊工作部隊F6(通称フェアリー隊)に在籍、くしくもエンジェル隊の5人とよく似た隊員を率いていた。フォルテとは何かと縁があり、ストリート・チルドレン時代に立ち直るきっかけを与えたり、戦闘ロボットに殺されかかったところを救出したりなどしている。異名は「超新星の白き狼」。自分の髭に誇りを持っており、けなされると激しく怒り、普段温厚である彼が誰にも手がつけられないような状況となる。現在身よりはいない。意外に野心家だと思われる一面もある。趣味はチェス。ノーマッドが相手をしている。
原作系でのタクトの位置にあたり、趣味はチェス、昼行灯的な行動、実は切れ者という設定など共通性は多く見られる。しかし、年齢、階級、エンジェル隊との関係で区別化が図られている。俳優の藤村俊二をモチーフとして作られた。
年齢 : 55 身長 : 185cm
[編集] ノーマッド
声 : かないみか
ロストテクノロジーによって造られた人工知能(AI)。時代・地域を問わない広範な知識と、あらゆる機械に介入・操作する能力を持つ。本体は葉書大の半透明カード状だが、通常はヴァニラお手製のぬいぐるみに収まっている。おしゃべりで毒舌家のためか、よくエンジェル隊に殴られたり、銃で撃たれることも少なくない。あらゆる有人兵器が通用しない敵性体・キュウタロウ(第1期#23に登場)迎撃用誘導ミサイルのAIだったが、ミサイルとしての人生に疑問を持ち、アステロイドに逼塞していたところ、ヴァニラに回収された。以来ヴァニラを大切な人と考えている。
原作系にはそのままでは登場しないが、コミック版には風鈴などの姿になってゲスト出演した。また、ギャラクシーエンジェる~んや、ギャラクシーエンジェルと共通のスタッフが多い姫様ご用心にもそれっぽい物が一瞬登場した。
一応アニメオリジナルキャラクターではあるが、企画時にかなんによって描かれた宇宙生物のラフスケッチのひとつがもとになっている。
正式名称は関連書籍などによって異なり、
- MA347612890GT4078579132R74マルマルZ17924398TZR二千モジュラー誘導タイプ452963752391MQTOゴールドランチシステムGLS搭載自己判断型タイプダブル・オー・スリーセブン293165734285YGNKTIO1200YMCA4126PPPKG53ノーマッド
- MA347612890GT4078579132RS2400Z17924398TZRS2000自己判断型P35370077753ノーマッド
の2説がある。
身長 : 40cm(筐体であるぬいぐるみの全高) 耐用年数約1500年 ロールアウトから約500年経過(作中の発言による)
[編集] メアリー少佐
声 : 大原さやか
ギャラクシーツインスター隊の司令官。フルネームは不詳。辣腕の女性将校で、エンジェル隊としばしば張り合うが、反面ペイロー兄弟(特にココモ)には手を焼いている。士官学校時代の異名は「金色の吠える流星」。
ペイロー兄弟をアニメ版に登場させるためにツインスター隊という設定が作られた(第3期シリーズ監督を務めた高柳滋仁のコメントによる)際に造形されたキャラクターである。
[編集] わるもの3人組
の3人組。3人で、あるいは個別に悪事を働くが、ほとんどはエンジェル隊に妨害され、成功したことはない。
第1・2・4期のセミレギュラーだが、「同じ顔の別人」という扱いとされており(第1・2期の共同シリーズ監督を務めた浅香守生のコメントによる)、各話ごとの関連性はなく、エピソードによっては悪役以外でも登場した。
[編集] ペイロー兄弟
原作系のCDドラマ「飛び込んできたTWIN☆STAR」とアニメ版(第3期以降)に登場する双子の兄弟。
CDドラマ(時系列としてはエオニア戦役前)では、銀河全体を巻き込む災いの予兆を知らせに、皇国領外からやってきたメッセンジャー的存在で、乗ってきた宇宙船が故障したところをエンジェル隊に救助され、その後白き月に向かった。
アニメ版では、解散したエンジェル隊に代わって組織された「ギャラクシーツインスター隊」のメンバー。しばしば(再結成された)エンジェル隊と張り合うが、いつも返り討ちに遭っている。一緒に任務を行う事もある。
[編集] マリブ・ペイロー
声 : サエキトモ
双子の兄弟の兄。温厚な性格で学究肌。眼鏡にコート型の白い制服を着用。
原作系では血気にはやるココモのブレーキ役。反面、実戦は余り得意ではない。シミュレーションの方の成績はいい。
アニメ版でもほぼ同じ性格だが、自身の研究(と言うか面白いと思うことなら)のためには、エンジェル隊はもちろん、ココモすら犠牲にする。
[編集] ココモ・ペイロー
「ココモ」はカクテルのココモより。
声 : 三瓶由布子
双子の兄弟の弟。兄とは反対に血気盛んな性格。赤い制服を着用。
パイロットとしての素質があり、アニメ版ではパワードスーツも着用する。
誰に対してもタメ口をきくなど生意気なところがあり、子ども扱いされるのを嫌うがかなりの甘党で、逆に親父臭い物(くさや等)を死ぬほど嫌う。
[編集] その他
[編集] ダルノー・ブラマンシュ
声 : 塚田正昭
ミントの父でブラマンシュ財閥の総帥。
原作系では、運送業者から身を起こし、一代でブラマンシュ財閥を築き上げた立志伝を持つ。エオニアのクーデターで企業活動にダメージを受けたこともあり、エンジェル隊を支援する。自立を望むミントとの仲は余り良くないが、ミントのことは誰よりも気にしており、戦争に巻き込まれたミントのことを心配している。
アニメ版では、第3期#18と第4期#16に、傍らにいる執事ともどもワンカットだけ登場した。エンジェル隊の6人とペイロー兄弟以外で、原作系とアニメ版双方に登場したキャラクターはこの2人だけである。
[編集] ギャラクシーエンジェルIIの登場人物
※前作から継続して登場している人物については、#ギャラクシーエンジェルの登場人物を参照。
[編集] ルーンエンジェル隊
※階級は、「絶対領域の扉」においてはリリィが中尉、以下5人(正隊員になったアニスも含む)は少尉となっている。
[編集] アプリコット・桜葉
―・さくらば。「アプリコット」は果実酒にも使われる果物のアプリコットより。
声 : 稲村優奈
ルーンエンジェル隊の一員にして、名字からわかるようにムーンエンジェル隊のミルフィーユ・桜葉の7歳下の妹。通称は「リコ」。ルーンエンジェル隊員では唯一のEDEN出身者でもあり、姉の同僚だったムーンエンジェル隊員全員と最初から面識がある。
姉のような強運&凶運の持ち主ではないが、ややドジっこで天然ボケな部分は受け継いでいる。倉庫の整理や在庫確認をしたり、ブリーフィングルームで目的地の惑星のことについて調べていたりと、基本的にはかなり真面目でしっかりとした性格をしているが、本人曰く「お姉ちゃん、大好き! 世界一、ううん、宇宙一のお姉ちゃんなの!!」から分かるように、姉のミルフィーユを溺愛しており、姉のことになると人が変わったように熱弁してしまう。常に付けている髪飾りはミルフィーユからのプレゼントで、当然ながら大切にされている。血は争えないのかケーキが大好きで、ティーラウンジでとんでもない量のケーキを食べていたこともある。
また、極度の男性恐怖症で、男性に触れられると信じられないような腕力を発揮、成人男性すら投げ飛ばしてしまう。本人は男性が嫌いというわけではないが、本能的に行動を起こしてしまう。その被害をよく受けるのは積極的に触ってくるタクト。カズヤのみ何故か手を触れても大丈夫(カズヤから発せられるお菓子の匂いが姉のミルフィーユに重なるらしい)。
タクトがミルフィーユと結婚している場合、彼女はタクトの義理の妹という関係になる。コミック版の四コマではタクトは宇宙一……とは限らないらしい。
パーソナルカラーはオレンジ。
年齢 : 14歳 身長 : 155cm 誕生日 : 5月5日 星座 : おうし座 血液型 : O型 搭乗紋章機 : RA-001 クロスキャリバー
[編集] アニス・アジート
声 : 花村怜美
アラビア風の衣服を着こなす赤毛の少女。口調も態度も男っぽく、一人称は「俺」。だが、かなり面倒見がよく活発な性格である。代々由緒正しいトレジャーハンターの家系らしいのだが、現在はたった一人で家業を継いでおり、借金を返すために海賊まがいな行動をとっていた。洞察力が優れ、言動とは裏腹に細かいことにもすぐ気がつき、意外に冷静。
父の名はガラム・アジート。ケルシー、サンタローザと面識があったようだが、現時点では詳細は明らかにされていない。
ゲーム本編では、当初、EDEN製の新型宇宙艇をブラマンシュ商会から借金をして購入しており、その借金返済のために、ディータの指示により『ルクシオール』へ潜入し、ブレイブハートを奪うが、ディータに裏切られ紆余曲折の末『ルクシオール』に投降。紋章機の乗り手ということで、ちょうどその場に居合わせた、元ムーンエンジェル隊の隊員であり、現ブラマンシュ商会NEUE支部長のミント・ブラマンシュの斡旋によって、借金返済のために暫定的にルーンエンジェル隊の隊員になり、最終的に借金が解消された後、正隊員になる(そのためか当初は私服のままだったが、正式入隊後、その上に制服を羽織るようになった。しかし小説版やコミックス版では投降後直ぐに正隊員になっている)。このブレイブハート強奪の折にナノナノの命を救ったため、彼女からは『親分』と呼ばれ、慕われている。
よく人物の名前を間違える(ディータ→データ、ヴェレル→バレル、ブラマンシュ→ブタマンジュウ。漫画版ではフォルテをフォルダ、リリィをリーと言い間違えている)が、判っていても相手をおちょくるために言うこともある。
アニメでは自由奔放で規則などをあまり守らないため、規則などにうるさいリリィと仲が悪い。ミントに借金を握られているのはゲーム本編と同様だが、なぜ借金をしたのかについては詳しく触れられていないため不明。また、幼い頃、某公国の中枢を握る一族にそっくりな人々で構成された盗賊団にいた。
パーソナルカラーはワインレッド。
年齢 : 16歳 身長 : 160cm 誕生日 : 9月10日 星座 : おとめ座 血液型 : B型 搭乗紋章機 : RA-005 レリックレイダー
[編集] ナノナノ・プディング
「プディング」は料理のプディングより。
声 : 明坂聡美
白くて長い尻尾と細長い瞳孔など、どことなく猫のような印象を持つ小柄な少女。性格も子猫のように無邪気で活発。語尾に「~なのだ」をつけて話す。その正体はヴァル・ファスクとの戦いの後、NEUEの探索中に惑星ピコの衛星フェムトにて発見されたこの銀河で唯一自我を持ったナノマシンの集合体(コンプレックス)で、彼女を発見したのはムーンエンジェル隊隊員であるヴァニラ・Hである。このことからナノナノは彼女のことを「ママ」と呼んで慕っている。一見、猫耳を思わせる左耳につけているものはヘッドセットで、ナノマシンではないようだ。コミック版ではヴァニラにプレゼントしてもらったことになっている。
ナノマシンの集合体であるため、当然ながらナノマシンの扱いに長けており、ヴァニラ同様に傷を治す能力を持つ。このため、彼女は医務室にいることも多い。傷を治すとヴァニラのナノマシンペット同様に尻尾が短くなり(人体としての余剰部である尻尾の部分を主に治療に用いるため)補給が必要となる。その部分(尻尾)を使い果たした状態でも、彼女自身を構成するナノマシンで治療を続けることで、すぐであれば死者の蘇生すらも可能だが、これは彼女自身に深刻な事態を引き起こすことになる。また、ナノマシンの特性を利用し、違う人間にも変身できるが、本人は嫌がっている。これは、変身することによって自分が自分じゃなくなるのが嫌だからという理由である。だが、元の性格がない自分で作った適当な人格に変身することは大丈夫だと言っている。
アニスの項で記述されたとおり、彼女に命を救われたことがあり、彼女が仲間に加わって以降は『親分』と呼んで慕っている。
衛星フェムトには、ナノナノと同じ姿をしたナノマシンの集合体が無数に眠っているが、ヴァニラによるとその中で目覚めたのはナノナノ一人だったらしい。
ヴァニラとタクトが結婚している場合、タクトのことを『パパ』と言うべきなのだが、タクト本人が禁止している。
パーソナルカラーはスカイブルー。
年齢 : 不明(活動し始めてからは1~2年ほどで精神年齢は10~12歳ぐらい) 身長 : 145cm 誕生日 : 8月13日(ヴァニラに発見された日) 星座 : しし座 血液型 : 不明 搭乗紋章機:RA-003 ファーストエイダー
[編集] カルーア・マジョラム
声 : 平野綾
NEUEの超技術「魔法」の使い手、いわゆる魔女の女性。その外見どおり非常におっとりとした性格で、口調は「ですの~」。傍らにはミモレットと言う名の使い魔が寄り添っている。占いなどはやるが、過去の出来事のせいで自分から魔法を使うことを拒んでいる。だが、それを乗り越え、彼女も普通に魔法を使えるようになる。彼女の魔法は主に実験的に行うので、大体はルクシオール艦内に設けられた魔法研究室にこもっている。おっとりした性格ではあるものの、時折油断ならない一面も存在する。魔法惑星マジークで12人しかいない公認A級魔女。魔法関連に詳しい人の間では、「一なる二者」との通り名で呼ばれることもある有名人。元ムーンエンジェル隊メンバーである蘭花・フランボワーズからは尊敬の目で見られている(これは元々蘭花が占いやおまじないに興味があったことが原因)。また、酒の匂いをかいだりすると……。
パーソナルカラーはライトグリーン。
年齢 : 21歳 身長 : 165cm 誕生日 : 6月9日 星座 : ふたご座 血液型 : AB型 搭乗紋章機:RA-004 スペルキャスター
[編集] テキーラ・マジョラム
「テキーラ」は酒のテキーラより。
声 : 平野綾
カルーアがアルコールの香りによって変身した姿。カルーアと同一人物であるが、その性格はカルーアとは正反対の女王様気質である。魔法に関してはカルーア曰く「あの人は魔法を使うことが本当に好き」とのこと。服装はカルーアとほぼ同一(唯一の差異は胸の部分の上着がはだけていること)だが、髪の色と目つきが異なる。アルコールの有無に関わらず、辛いものや酸っぱい物を食べたり、カルーアの心理状態によって変身する。中途半端に変身することもある。戦闘の時はミモレットがカルーアにボンボンを食べさせてテキーラに変え、カルーアの代わりに紋章機を動かしている。カルーアの時の記憶はテキーラには残っているが、テキーラの時の記憶はカルーアに残らない。カルーアと会うことはないが彼女をいつも気にかけている。カルーアとは基本的に正反対の性格ではあるが、どことなく感性が似ている部分もある。
[編集] リリィ・C・シャーベット
「シャーベット」は飲み物のシャーベットより。
声 : 中山恵里奈
腰には長剣(両刃に見えるが、片方は刃がついていない。ちなみに漫画版のリコの台詞によると流派は錬操流と言う流派)を携えているセルダールの騎士。カズヤが来る前のルーンエンジェル隊の暫定的な隊長。性格は真面目で、融通の利かないところが欠点。また、朴念仁な所があり時には説明無しに突拍子のないことをすることも・・・(主な例 : ブレイブハートのパイロットを見つけるために合コンをする、カズヤとの親交を深めるために過去にムーンエンジェル隊がタクトにやった方法を真似る)。つねにベストの状態を保つよう意識している。また、涙腺がもろく、感動シーンなどでは号泣をする場面もある。口癖は「OKだ」と「NGだ」。アニメでは『オチャッピー』など古い流行語に詳しい。メンバー中唯一、相手の苗字に階級をつけて相手の名前を呼ぶが、相手には呼び方を強要していない。特にナノナノには「リィちゃん」と呼ばれている。また、カズヤからは『さん』付けで呼ばれている。
元ムーンエンジェル隊のフォルテ・シュトーレンとは師弟関係ともいえる間柄(アニスを除くルーンエンジェル隊全員がフォルテの教え子だが、フォルテがリリィの所属するセルダール近衛隊の隊長代理だったこともあり、特に関係が深い)。また、漫画版によると入隊前はEDEN人であるタクト達ををまったくといっていいほど信用していなかったが、ルーンエンジェル隊の軍事顧問であるフォルテと始めて会った際決闘(ちなみにフォルテは銃、リリィは剣を使用し最終的には2人でのどつき合いに発展する)をし、その結果EDENを信用するようになった。
ミドルネームのCは、制作発表時は「カラメル」の略とされていたが、その後は正式には明言されていない。(一説には「リリィ・C」で「凛々しい」とも言われる。しかし、発売前のギャラクシーエンジェル検定試験ではカラメルが正しいとされた。ちなみに「絶対領域の扉」において、リリィ専用アイキャッチには「Lily "Caramel" Sherbet」と表記されている)
また、ギャラクシーエンジェる~んのキャラクターシングルのアニス編のミニドラマにおいて大の戦隊ヒーローマニアであることが明らかになっており3人組の戦隊がいたり、女性が2人いる戦隊がいたり、過去に2人レッドがいた戦隊がいるなどマニアックな知識を披露していた。
パーソナルカラーはブルー。
年齢 : 19歳 身長 : 163cm 誕生日 : 11月2日 星座 : さそり座 血液型 : A型 搭乗紋章機:RA-002 イーグルゲイザー
[編集] カズヤ・シラナミ
声 : 小田久史
本作の主人公にしてルーンエンジェル隊員の少年。当然、男性のエンジェル隊員はムーンエンジェル隊の頃も含めて初めてである。優しくて素直、そして真面目な性格。そのため、格納庫で紋章機の整備の手伝いをする事が多い。ルーンエンジェル隊に配属される前はデザート職人を目指しており、デザートに関しては一流の腕を持つ(事実、通っていた料理学校では製菓部門のトップだった)。しかし、料理に青春をかけてたため女の子とは付き合ったことがない。そのため女性に対して免疫があまりなく、アニスの無意識的行動や、テキーラの大人の魅力でからかわれたりするとすぐに顔を赤くする。小説版では娯楽惑星でアルバイトをしていた頃に迷子になっていたナノナノを助けたことがある。またアプリコットとテキーラがカズヤのお菓子を食べたり、漫画版ではアニスとも出会っており、ルーンエンジェル隊員とは配属前に何度かニアミスしている。
元卓球部員だったらしく本編中アニス相手にものすごいラリーを見せる。
ちなみに配属になった理由は配属前に務めていたバイト先の喫茶店のお客さんがお遊びでカズヤの履歴書をルーンエンジェル隊の隊員募集に送ったところ(ちなみにこの募集要項をもってきたのはリコとテキーラ)、それを選考の際にミルフィーユが適当に引き当てたため。その後の半年間はフォルテによって鍛えられ、後にルーンエンジェル隊に入る。絶対領域の扉でルーンエンジェル隊隊長代理となる。
年齢 : 16歳 身長 : 160cm 誕生日 : 12月27日 星座 : 山羊座 血液型 : O型 搭乗紋章機:RA-000 ブレイブハート
[編集] ルクシオールスタッフ
※#タクト・マイヤーズ、#ココについては、#ギャラクシーエンジェルの登場人物を参照。
[編集] ランティ
声 : 吉野裕行
戦艦『ルクシオール』の食堂のコック。カズヤとは料理学校時代の同期で、料理全般の部門(カズヤは菓子部門のトップ卒業)をトップで卒業した。デザート作りも一流ではあるが、カズヤには負けるらしい。容姿もよく、女好きだが、ルーンエンジェル隊には今ひとつ相手にされていない。
[編集] クロワ
声 : 魚建
戦艦『ルクシオール』の整備班長。面倒見のいい頑固一徹の職人肌。一言で言えば江戸っ子。同じ整備班のコロネとはことあるごとに張り合っているが、仲が悪い訳ではない。
[編集] コロネ
「コロネ」はパンのコロネ(円錐形の巻き貝の形をしたパン)より
声 : 亀岡真美
戦艦『ルクシオール』の女性整備班員。そばかすと鼻の絆創膏、関西弁の口調がトレードマーク。ただ1人、カズヤを「カズやん」と呼ぶ。
他にも『ルクシオール』には多数の整備班員がいると思われるが、本編中にはクロワとコロネしか登場しない。
[編集] モルデン
声 : 安井邦彦
戦艦『ルクシオール』の船医。医務室にいつもいるが、ナノナノがいるため医師としての出番は少ない。しかし、精神カウンセラーとして活躍する側面を持つ。また、外科手術など、ナノマシンではできない治療の技術もある。
[編集] ステリーネ
「ステリーネ」はパスタの一種で、星形をした粒状のパスタ。
声 : 近藤佳奈子
戦艦『ルクシオール』の機関整備員。人に対しては無口で無愛想だが、機械類(特に『ルクシオール』のエンジン)にはこの上ない愛着をしめす(この時の声はかなり不気味である)。実はボク少女だったりする。
[編集] メルバ
声 : 阿澄佳奈
戦艦『ルクシオール』船内のティーラウンジのウェイトレス。軍属なのだが、ウェイトレスの服を着たくてウェイトレスでの配属を希望した。軍属なだけあって大振りの銃を軽々と持つことができる。ちなみに劇中で登場する銃はP90だと思われる。また、お盆格闘術、おにぎり格闘術なる格闘技の免許皆伝らしい。ちなみに、軍の階級はカズヤ達と同じ少尉。
[編集] ミモレット
声 : 小林晃子
カルーアの使い魔。おそらくオス。マジークにいる魔法生物の一種で、異世界から召還されるわけではない。黒猫の顔をした浮遊物体で人の言葉を話すこともできる。ナノナノにしばしば顔を引っ張られて遊ばれているが、本人はそれを激しく嫌っている。名前の由来はカルーアの過去と関係がある。
[編集] セルダール王朝
[編集] ソルダム・セルダール
「ソルダム」はプラムの一種のソルダムより。
セルダール王朝の国王。戒律で親族以外と話してはならないために、会話は妖精族であるケルシーとサンタローザに意識をリンクさせて二人を介して行っている。したがって、作中では直接の発言がなく、声優は配役されていない。
[編集] ケルシー
「ケルシー」はプラムの一種のケルシー(巴旦杏)より。
声 : 井口裕香
ソルダム・セルダールの側近の一人で妖精。
[編集] サンタローザ
「サンタローザ」はプラムの一種のサンタローザより。
声 : 廣田詩夢
ソルダム・セルダールの側近の一人で妖精。
[編集] クーデター軍
[編集] ディータ
声 : 榎本温子
「絶対領域の扉」序盤に登場するクーデター軍の重要人物。アニスを使い、ルクシオールからブレイブハートを盗み出して破壊しようとしたのを手始めに、ルクシオールとルーンエンジェル隊の前にたびたび立ちはだかる。
魔法惑星マジーク出身者で、かつてカルーア(テキーラ)とは公認A級魔女を争ったことがある。プライドが高いため、辺境出身者であるカルーアが公認A級魔女になり、自分がなれなかったことに対して憎しみを抱き、以来カルーアとマジークに恨みを抱いている。ナノナノからは「おばさん」と呼ばれ怒る場面もある。
最終的にはルーンエンジェル隊によって搭乗艦を撃破され、カルーアから脱出するように勧告されるもそれを蹴り、爆発炎上する艦と運命を共にした。
魔術ではカルーアには勝てないが、呪術、洗脳関係に関してはカルーアよりも実力が上。カルーアがヒロインの場合、彼女の呪術がその彼女の死後に危機を招く。
搭乗艦名は『ディスト・ディータ』。
[編集] ヴェレル
声 : 麦人
ABSOLUTE唯一の生き残り。長い間眠りに着いていたところをABSOLUTEの探索を行っていたEDEN軍によって発見され、ABSOLUTEのすべてを託した。だが、その裏側では、自らを「唯一神」と称し、すべてのゲートを掌握してABSOLUTE防衛システム(通称・影の月)を使い、全ゲートの支配者(つまり全宇宙の支配者)になろうとしていた。その手始めとして、科学的にも復興していないNEUE掌握を狙う。PS2ゲーム「絶対領域の扉」の黒幕。
性格的には慎重な人間で、すべての可能性を考え確実な勝利を取るような行動を選ぶ。それゆえに、その想定の範囲外の行動を取るタクトには、感情を露わにすることもあった。
最後には、切り札だった影の月をルクシオールのデュアル・クロノ・ブレイク・キャノン(小説版ではエンジェル・フェザーを展開した全紋章機の総攻撃)によって破壊され、降伏をいさぎよしとせずに反撃をかけるも、ルーンエンジェル隊とムーンエンジェル隊の総攻撃によって撃破される。
巨大戦艦『グラン・ヴェレル』が搭乗艦。
[編集] ギャラクシーエンジェる~ん(アニメ版)
[編集] クーヘン・バーム
声 : 小西克幸
ルーンエンジェル隊員寮『ヴィラ・エンジェル』の管理官。男であるが女の格好をしている。だが、オカマと言われる事を気にしているため、禁句となっている。シュール・ストレミングという名前でスナック『純喫茶ブロッ娘』のママをやっていることもある。スナックで働いているときは髭を隠すため、寮にいるときよりも化粧が厚めである。ちなみにこちらの名前は世界一臭い食べ物と言われているシュールストレミングから。
[編集] イザベラ・エッセンス
声 : 松岡由貴
「エッセンス」は料理の際に香料として使われるエッセンス(香油)から。
トランスバール市駐留軍司令官。宇宙ステーション『ルーンα』または戦艦から毎回モニターを通してエンジェル隊に指示を出す。また、何故か出てくるときも姿がモニターになっている。
[編集] ナツメ・イザヨイ
声 : 榎本温子
「ナツメ」は菓子材料としても使われる果物のナツメから。
アームズアライアンス国の女王陛下。謎の生物『執事長のタナカ』、『執事のサトウ』、『下僕のスズキたち』(互いに声優水沢史絵)を引き連れている。凛とした佇まいが女王陛下らしいが、実際は凄くワガママ。おでこがデカい。
年齢 : 11歳 身長 : 110cm