エフード・バラク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
エフード・バラク(אהוד ברק, Ehud Barak, 1942年2月12日 - )は、1999年から2001年まで第10代イスラエル首相を務めた。
バラクは1959年にイスラエル国防軍に入隊し、35年間を務め中将（イスラエル国防軍の最高位）まで昇進した。特殊部隊での任務の間に彼はテロリストとの接触を行うため女装して秘密任務に従事した。バラクは「殊勲メダル」を受章し、その勇敢さと作戦上の功労で四つの勲章を与えられた。彼は兵役に就任中の1976年にエルサレムのヘブライ大学から物理学および数学の学士号を得、1978年にはアメリカ合衆国カリフォルニア州パロ・アルトのスタンフォード大学から経済工学システムの修士号を得た。
政界入りした彼は、1995年に内務大臣、1995年から1996年まで外務大臣を務める。1996年にはクネセトに選出され、クネセトの外交委員会および国防委員会のメンバーとなる。1996年にバラクはイスラエル労働党の党首に就任する。
エフード・バラクは1999年5月17日にイスラエルの首相に選出され、2001年2月の特別選挙でアリエル・シャロンが首相に選出された後2001年3月7日までの任期を全うした。
バラクの首相としての任期の間に、幾つかの特筆すべき出来事が起こったが、それらの多くは論争の的となっている。
| 前任: |
イスラエルの首相一覧 | 後任: アリエル・シャロン |
