イフリート (機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079)

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イフリート (EFREET) は、スーパーファミコンのゲームソフト『機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079』に登場する、架空の兵器。ジオン公国軍の陸戦用モビルスーツである。（型式番号:MS-08TX）

注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。

[編集] 機体解説

機体諸元
イフリート
型式番号	MS-08TX
所属	ジオン公国軍
生産形態	試作機
頭頂高	18.1m
本体重量	50.4t
主な搭乗者	ヘンリー・ブーン
ジェネレーター出力	1,072kw
スラスター総推力	67,000kg
武装	ショットガンヒートサーベル頭部バルカン砲スモークディスチャージャー

MS-08TXイフリートは、白兵戦用に開発されたグフとドムの中間に位置する機体である。8機のみの生産で、量産はされなかった。派生型としてEXAMシステムの試験用に改造されたMS-08TX(EXAM)イフリート改がある（『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』に登場）。

しかし、グフとドムの中間といっても、グフはジオニック社製、ドムはツィマッド社製であり、いかなる開発経緯で制作されたのかは謎である。グフとドムの中間機といえば『モビルスーツバリエーション』のMS-07C-5グフ試作実験機があるが、こちらとの関係はないようである。

また、MS-08という型式番号が与えられているものには、この機体とは別に『モビルスーツバリエーション』及び『機動戦士Ζガンダム』（未登場）において、YMS-08A高機動型試作機という試作モビルスーツの設定も存在しており、両者に関係があるのかどうかも不明である。「YMS-08A」はグフとの競作機であり、ツィマッド社製とされる。イフリートはツィマッド社が「YMS-08A」の開発から撤退した後、地球方面軍によって独自に開発が続けられた機体という説があるが、信憑性は定かではない。

この機体は格闘戦に特化した地上戦用の機体で、グフから固定武装のヒートロッドやマニュピュレータと兼用していたフィンガー・バルカンを廃しつつ、格闘戦能力を向上させたモビルスーツとなっている。

ジオン軍のウルフ・ガー隊に配備され、連邦軍アルバトロス隊のガンダム・ピクシーと交戦している。

[編集] バリエーション

YMS-08A 高機動型試作機
MS-08TX[EXAM] イフリート改

[編集] イフリート改

機体諸元
イフリート改
型式番号	MS-08TX[EXAM]
所属	ジオン公国軍
生産形態	試作実験機
頭頂高	17.2m
本体重量	59.4t
全備重量	96.4t
主な搭乗者	ニムバス・シュターゼン
武装	ヒートサーベルミサイルポッド×2 グレネードホーミングミサイル

イフリート改は、セガサターンのゲームソフト『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』及び同名の小説・漫画に登場する、架空の兵器。型式番号MS-08TX(EXAM)。ジオン公国軍にて唯一製造された、EXAMシステムを搭載したモビルスーツである。

MS-08TXイフリートをベースにEXAMシステムを搭載した機体。スラスターや冷却能力、火力等を向上させてある。武装は固定装備として両腕にグレネードランチャー、両足にミサイルポッドがあり、両手に持ったヒートサーベルを使って二刀流で戦う。全身の蒼い色は開発者、両肩の赤い色はパイロットの趣味でカラーリングされている。

乗りこなすことが難しい機体ではあるが、テストパイロットである、ニムバス・シュターゼンの手によって驚異的な性能を発揮した。しかし、EXAMシステムを起動すると短時間でオーバーヒートになってしまうため、EXAMシステム開発者であるクルスト・モーゼス博士から見れば不満足な機体だった。

その後、地球連邦軍に亡命したクルスト博士の追撃命令を受けたニムバスによって実戦投入され、クルスト博士が地球連邦軍にて開発したEXAMシステム搭載機ジム・ブルーディスティニー1号機と死闘を繰り広げ、相打ちとなった。