イエローキャブ (タクシー)

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イエローキャブ

イエローキャブ（Yellow Cab）は、主にアメリカ合衆国のニューヨーク州・マンハッタン島内を走るタクシーの呼称。黄色いボディが特徴的。

[編集] 概要

1930年代に、遠くからでもタクシーだと判断しやすいように車体が黄色く塗られたためにこの名が名づけられた。イギリスの首都であるロンドンの「ロンドンタクシー」と並び、世界でもっとも著名なタクシーの一つである。自動車免許さえあれば誰でもできる仕事である上に、移民が多い土地柄、運転手にはアメリカに来たばかりの移民が多いため、道がわからないならまだしも英語すら怪しい運転手も多かったが、近年は規制が強化されそのような運転手は減ってきている。

現在12,000台あまりが、ニューヨーク市タクシー&リムジン委員会（New York City Taxi and Limousine Commission）に登録されている。タクシー運転手やタクシー会社は委員会の発行する免許がないと営業することはできない。なお、ニューヨークのマンハッタンを走るタクシーの正式名称は「NYC TAXI」である。

[編集] 車種

フォード・クラウン・ヴィクトリア

1950年代後半からはチェッカー社が製造する、「チェッカー・キャブ（正式車名は『チェッカー・マラソン』）」がその大勢を占めたものの、チェッカー社が1982年に「チェッカー・キャブ」の製造を停止したため、現在はフォード社の大型セダン「クラウン・ヴィクトリア」やGMのシボレー・インパラ、トヨタ・シエナなどがその多くを占めている。他にもフォード・エスケープが少数使用されている。

1970年代の石油危機後にプジョー・505が輸入車として初めてイエローキャブに採用され1980年代まで使用された。また1990年代には日本車としてはじめてホンダ・オデッセイ（初代）も採用されている。