アブダビコンバット

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アブダビコンバットの通称で知られるADCCサブミッションレスリング・チャンピオンシップ（Abu Dhabi Combat Club Submission Wrestling Championship）は、アラブ首長国連邦のアブダビで開催されるサブミッションレスリングの世界選手権。

アラブ首長国連邦のシーク・タハヌーン・ヴィン・ザイードがアメリカ留学中にUFCを観戦し感銘をうけブラジリアン柔術を学んだのが始まり。1998年世界中からトップファイターを招き高額の賞金がかかったサブミッションレスリングのトーナメントを開催した。なお、賞金をはじめとした運営費用はシーク・タハヌーン・ヴィン・ザイードの自己資産のみでまかなわれていた。王子の個人的趣味による大会であるとも言えるため、「御膳試合」という意味合い。

2003年から2年に一度、世界を巡回してトーナメントが行われる現在の形式になった。打撃技は禁止され、関節技などのサブミッションによる攻撃のみが許可された試合を行う。首に対する攻撃に関しては曖昧となっており、反則としているが、チョークは可能という判断に難しいものとなっている。寝技世界選手権という意味合いが強い。

階級は66kg以下級、77kg以下級、88kg以下級、99kg以下級、99kg以上級、および無差別級の5階級、2005年からは女子部門が設立され、60kg以下級と60kg以上級が存在する。

日本人では2001年に菊田早苗が88kg以下級にて優勝を果たしている。いわゆるブラジリアン柔術以外からの優勝は数えるほどで、驚愕を持って迎えられた。