アフターマス

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アフターマス
ローリング・ストーンズのアルバム
リリース	1966年 4月15日 (UK) 1966年 6月20日 (US)
録音	1965年 12月3日 - 8日、 1966年 3月6日 - 9日
ジャンル	ロック
時間	53分20秒 (UK) 42分31秒 (US)
レーベル	Decca/ABKCO (UK) ABKCO (US)
プロデュース	アンドリュー・ルーグ・オールダム
レビュー
All Music Guide (UK) link All Music Guide (US) link
ローリング・ストーンズ年表
アウト・オブ・アワ・ヘッズ (1965年 UK) ---- ビッグ・ヒッツ (ハイ・タイド・アンド・グリーン・グラス) (1966年 US)	アフターマス (1966年)	ビッグ・ヒッツ (ハイ・タイド・アンド・グリーン・グラス) (1966年 UK) ---- ガット・ライヴ・イフ・ユー・ウォント・イット! (1966年 US)

アフターマス(Aftermath)は、1966年にリリースされたローリング・ストーンズのアルバム。本作はジャガー／リチャードによるオリジナル曲のみで構成された最初の作品で、ストーンズの重要な転機点となった作品。

本作はまたブライアン・ジョーンズによる実験的な作品とも言える。ブライアンはビートルズのジョージ・ハリスンが『ラバー・ソウル』でシタールを使ったことに影響され、「マザーズ・リトル・ヘルパー」ではシタール、「レディ・ジェーン」「アイ・アム・ウェイティング」ではダルシマーを使用した。それとは対照的にキース・リチャードはギターの演奏に集中した。本作レコーディング前からミックとキースによるバンドの支配が強まり、結成時からのリーダーであったブライアンはフラストレーションが高じることとなった。彼はそのはけ口として様々な楽器を演奏するようになる。ブライアンのバンドへの寄与は1969年6月の脱退までますます減っていった。

本作はイギリスではシングル「19回目の神経衰弱」と「黒くぬれ」の間にリリースされ、UKチャートに8週記録された。イギリス盤のジャケットには白抜きの「AFTERMATH」の文字に紫色の影が加えられた物が初期にごくわずかリリースされ、現在コレクターズアイテムとなっている。

アメリカでは14曲は多すぎると考えられ、「マザーズ・リトル・ヘルパー」「アウト・オブ・タイム」「テイク・イット・オア・リーヴ・イット」「ホワット・トゥ・ドゥ」がカットされ、シングルNo.1となった「黒くぬれ」を加えた11曲でリリースされた。ジャケット写真も変更された。アンドリュー・ルーグ・オールダムとストーンズの妥協にもかかわらず、本作はアルバムチャートで2位を記録し、プラチナ・アルバムを獲得した。2002年に本作は「ローリング・ストーン」誌のグレーティスト・アルバム500で108位に選出された。

2002年8月にイギリス、アメリカ両ヴァージョンがアブコ・レコードよりリマスターされた上で、SACDとのハイブリッドCDとしてデジパック仕様で再発された。