アイ・アイゲーム
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アイ・アイゲームは、1979年10月~1985年9月に毎週日曜22時~22時30分で放送された、フジテレビのクイズ・ゲームバラエティ番組。司会は山城新伍。メインスポンサーは武田薬品工業と同社傘下だった千寿製薬・天藤製薬・グレラン製薬(現あすか製薬)・ビオフェルミン製薬と他の複数社。
解答者に名高達男、クロード・チアリ、芹沢博文、中尾ミエ、デヴィ・スカルノ、せんだみつお、高見知佳、島田紳助、成田三樹夫などがいた。また最初アシスタントとして出演した川島なお美も、後期は回答メンバーに加わった。また、オープニングの回答者紹介と司会者紹介のナレーションを小倉智昭が甲高い声でやっていた。後に小倉のナレーションは世界まるごとHOWマッチ!!に活躍の場を拡げることとなる。
[編集] FNS系列以外での放送
[編集] 概要
番組は毎週3人の一般視聴者と6人の芸能人回答者が登場し、山城が出題するある文章の一部分を穴埋めする。前半戦の一問一答(3人がそれぞれ、別の問題に1問答える)では一般視聴者は芸能人回答者がどのような回答をするか推理し、芸能人回答者と答えが一致すれば1名に付き2点。また山城の裁定で『近い答え』と判断された答えには、1名につき1点がプラスされる場合もあった。最終問題の『ダブルチャンス』は3人の視聴者と芸能人が一斉に問題に対する答えを書き、双方一致で4点、また山城裁定による追加得点(2点)もあった。芸能人回答者席には一致率が表示されていた(末期には撤去)。最終的にポイントを多く獲得した視聴者はチャンピオンゲームに進出する。
チャンピオンゲームも視聴者が答えを予想し、更に芸能人の中から2名を選び答えがどちらかが一致すれば(画面には映らない)くす玉が割られて紙吹雪が降り、シンガポール旅行を(後期は2名とも正解ならペア分)獲得できた。なお、不正解だった場合はくす玉が割られず、箱根1泊旅行がプレゼントされた。また、賞金は1点5000円で視聴者全員にプレゼントされた。
この番組の穴埋め言葉を指す『チョメチョメ』はこの番組が生んだ流行語として知られるほか、芸能人の奇妙な答え、そして山城らとのやり取りからクイズというよりも大喜利的な要素も強かった。チャンピオンゲーム以外の問題は基本的に、素直に考えるとチョメチョメの部分が下ネタになるような文章が選ばれており、いかにそれを避けるかが考えどころである。 ちなみに『チョメチョメ』とは、×の意味で、駄目とか行けないとかの意味である。関西では『ペケ』と言う語源を用いられている。
一般視聴者は女性2人と男性1人だが、この番組は男性に勝たせないというのが不文律になっており、山城は、女性2人に対しては『近い答え』をどんどん拡大解釈して、まったく関係ない答えにも点数を与えていった(ただし、女性2人に対する恣意的な得点は同じになるように配慮していた)。ただ、年に1回ぐらいは男性がズバリ一致を連発して勝ってしまうこともあった。山城はこれをテレビ界に対する皮肉と考えており、これについて番組への抗議は一度もなかったという。この一般女性が山城好みの美人の場合、露骨なえこひいきが行われる所が、とても面白かった。
[編集] 関連番組
- クイズ!ベストカップル(これも山城が司会した)
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