たにがわ (列車)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

たにがわは、東京駅（臨時に上野駅）と高崎駅もしくは越後湯沢駅(冬期はガーラ湯沢駅まで運行あり)を結ぶ上越新幹線の特別急行列車である。列車名は、上越新幹線大清水トンネルの真上にある谷川岳に因む。

1997年の上越新幹線列車運行系統再編に伴い、東京～新潟間の「あさひ」（2002年「とき」に改称）に対し、高崎・越後湯沢発着の区間列車の愛称として設定されたものである。なお、1997年以前は、高崎線・上越線を上野～水上間で運行されていた在来線特急の愛称（こちらは漢字の「谷川」）であったが、「水上」に改称されている。

2階建車両（E1系・E4系）を使用する場合は「Maxたにがわ」と呼ばれる。現在、列車内の売店営業は行っていない。

ガーラ湯沢駅まで運転される臨時列車の一部を除き、すべて各駅停車である。また、「Maxとき」311号に併設されて運転される「Maxたにがわ」311号と、「Maxとき」338と併設されて運転される「Maxたにがわ」338号も臨時列車として存在されている。(東京～ガーラ湯沢間のみ運行。)

GALA湯沢スキー場の営業期間中は、越後湯沢の隣のガーラ湯沢駅まで延長運転する列車もある（延長区間は、在来線特急扱い。特急料金は100円）。高崎駅～東京駅間で運転される「たにがわ」は、通勤・通学列車の性格が強い。

本庄早稲田駅開業からしばらくの間、定期列車においても一部途中駅を通過するたにがわ号が存在した。

2004年 8月16日から一時期、繁忙期のUターンラッシュピーク日等には新潟～上野・東京間を運転する「Maxたにがわ」（臨時列車）が運転されたこともあった。この場合、新潟駅を「Maxたにがわ」の十数分後に発車する「Maxとき」と高崎駅で併合する。ただし、下り列車の運転実績はない。

2007年春に全車両禁煙化を実施予定

[編集] 列車編成

＜10両編成（200系）＞

東京←					→高崎･越後湯沢
1 自×	2 自×	3 自○	4 自×	5 自×	6 指×	7 指×	8 指×	9 指×	10 指○

＜8両編成（E4系）＞

東京←				→高崎･越後湯沢
1 自×	2 自×	3 自○	4 自×	5 自×	6 指×	7 指×	8 指○
自×	自×	自○	自×	自×	指×	指×	指○

＜12両編成（E1系）＞

東京←						→越後湯沢
1 自×	2 自×	3 自○	4 自×	5 自×	6 自×	7 自×	8 自×	9 指×	10 指×	11 指○	12 指×
自×	自×	自○	自×	自×	自×	自×	自×	指×	指×	指○	指×

＜16両編成（E4系2本連結）＞

東京←

→高崎・越後湯沢

1
自×

2
自×

3
自○

4
自×

5
自×

6
指×

7
指×

8
指○

9
自×

10
自×

11
自○

12
自×

13
自×

14
指×

15
指×

16
指○

自×

自○

自×

指×

指○

自×

自○

自×

指×

指○

■枠＝グリーン車　　白枠＝普通車　　指＝指定席　　自＝自由席　　×＝禁煙席　　○＝喫煙席

※上記よりも自由席、または指定席が増える列車・曜日がある。

[編集] 関連項目

日本の列車愛称一覧

新幹線

現行路線
東北新幹線・上越新幹線・北陸新幹線（長野新幹線）／ミニ新幹線：山形新幹線・秋田新幹線
東海道新幹線・山陽新幹線・九州新幹線
整備新幹線
北海道新幹線・東北新幹線・北陸新幹線・九州新幹線
基本計画線
北海道南回り新幹線・羽越新幹線・奥羽新幹線・中央新幹線・北陸・中京新幹線
山陰新幹線・中国横断新幹線・四国新幹線・四国横断新幹線・東九州新幹線・九州横断新幹線
未成線
成田新幹線
現行列車
はやて・やまびこ・なすの・とき・たにがわ・あさま／新幹線直行特急：つばさ・こまち
のぞみ・ひかり（ひかりレールスター）・こだま・つばめ
廃止列車
あさひ・あおば
営業用車両
0系・100系・200系・300系・400系・500系・700系・N700系・800系・E1系・E2系・E3系・E4系
試験用車両
1000形・951形・961形・962形・WIN350・STAR21・300X・FASTECH 360 S・FASTECH 360 Z・軌間可変電車
事業用車両
911形・912形／ドクターイエロー・East i
車両形式・記号
車両形式・編成記号
車両基地・車両工場
新幹線総合車両センター・盛岡新幹線車両センター・新潟新幹線車両センター・長野新幹線車両センター・山形車両センター・秋田車両センター東京第一車両所・東京第二車両所・三島車両所・浜松工場・名古屋車両所・大阪第一車両所・大阪第二車両所・大阪第三車両所博多総合車両所・川内新幹線車両センター
元となる計画
日本の改軌論争・東海道新線・弾丸列車