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WXIII 機動警察パトレイバー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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WXIII 機動警察パトレイバー』(ウェイステッドサーティーン きどうけいさつパトレイバー)は、漫画及びアニメ作品『機動警察パトレイバー』シリーズの劇場公開アニメ作品第3弾である。2001年製作の日本映画。上映時間100分。日本公開は2002年3月30日。同時上映は『ミニパト』のシャッフル上映(1~3話のうちのどれか一作)。

目次

[編集] 概要

漫画版の「廃棄物13号」をモチーフにした作品である。しかし、『パトレイバー』シリーズの映像化された作品、特にTVシリーズやOVAシリーズでは、「人が死ぬ、及びケガをするシーン」を極力避けるという方針であった事もあり、映像化が難しい作品だと言われていた。

劇場版前作までのProduction I.G押井守監督の手を離れ、高山文彦の総指揮により製作された作品であるが、作画監督には黄瀬和哉が引き続き参加することで、画面上の一定の世界観は引き継がれている。

当初はOVAシリーズとして公開される予定だったが、フォーマットを劇場作品に移し、制作開始よりおよそ9年弱の年月を経て公開へと至った。製作は当初トライアングルスタッフが請け負ったが、諸々の事情でマッドハウスに移された。

内容は従来の劇場版『パトレイバー』特有のリアルタッチの世界観を引き継ぎつつも全く新たに構築された怪獣映画といった趣で、従来主人公であった特車二課の面々は脇に追いやられ、事件を追う刑事が主人公となっている。脚本はとり・みきが担当している。題名に『機動警察パトレイバー』『PATLABOR THE MOVIE 3』の名があるものの、本編で展開されるドラマの主軸は、ある意味パトレイバーのスピンオフ作品とも言える作品である。だが、それでいて背景を支える世界観の構築には相当な注意がはらわれており、パトレイバー世界のガイドラインに倣った上で緻密な設定と画面演出が組まれている事にも注目したい。その点ではこの作品は紛れも無く『機動警察パトレイバー』であるとも言える。また、演出面においても従来の劇場版シリーズのリアルタッチ路線からさらに踏み込み、キャラクターの細かい仕草や動作などを丹念に描くことで、そこにセリフ上では敢えて語らなかった伏線を張るなどといった試みも行われている。

それまで『パトレイバー』シリーズの年代設定は西暦表記が用いられてきたが、今作では「昭和75年」という表記が用いられている。これはかつてのシリーズとは異なり、本編公開時点で現実の年代が『パトレイバー』の年代設定を追い越してしまった事に対する処置として、本作の作品世界に「現実と異なる歴史を歩んだパラレルワールド的なニュアンス」を持たせた設定である。だが、それは同時に従来の各シリーズに対しても一種の距離を置くための物として機能している。非公式ながら劇場版1作目と2作目の間に位置する世界観を想定して製作が進められたとのスタッフの証言もある一方、実際には劇場版1作目、2作目とTV版の登場人物や設定などが随所に混在し、この劇場版3作目はどの時間軸にも繋がっているとも、繋がっていないともいえる。ただし、この曖昧な位置づけは、あくまで製作側が意図したものであり、公開時のコピーとして「この作品はパトレイバー3ではなく、第三のパトレイバーである」というキャッチフレーズが添えられた事からも、そのことがわかる。

全体のテーマを含む方向性を高山総監督が構築し、遠藤監督は現場や実作業における文字通り「監督」を務め、スーパーバイザーの出渕裕、脚本のとり・みきらと共に従来のパトレイバーシリーズとの橋渡し的な役割にも尽力した。

[編集] デザインワークス

従来のシリーズでキャラデザインを担当した高田明美ゆうきまさみと共にキャラ原案として名を連ね、今回はTVシリーズの作画を担当していた高木弘樹が抜擢されている。作業的には高田、ゆうき、そして出渕らヘッドギアのメンバーが提出した人物・衣装のラフデザインを高木の手で統括し、「従来の劇場シリーズの雰囲気はもたせつつ、あまりハードな方向に振らないように」をコンセプトにクリンナップするというものだったが、およそ9年間の間に本作の作業状況が最終的な物に変化していく過程で、高木が現場を離れなければいけなくなった事と、後々黄瀬和哉が作画監督として加わった経緯などから、完成した画面上のキャラクターは黄瀬の個性が色濃く出ている。

メカデザインに関しては従来の劇場版シリーズ同様カトキハジメ河森正治、そして出渕の3人が担当している。しかし、本作に登場するメカニック設定の多くは過去のTV、劇場版シリーズのものを多数流用しているので(一部のキャラクターに関しても同様)、新規に描き起されたものはカトキによる水中レイバー群とインフラ関係、河森による車両が主なものである。これまでメインメカデザイナーを担当した出渕は、本作においては一歩ひいた立場として関わり、総監修的な役割で指示を出したという。この事から、メカデザインのスタッフ表記に関してはカトキを筆頭にクレジットされている。

また、本作では各パート/シーンの絵コンテを複数の人間で分担しており、メカアクションシーンにはデザイナーである出渕やカトキを抜擢している点も特筆すべき点である。ドラマ部分にストーリーの重きを置いてる性質上「あまりレイバーが活躍しない作品」とも評される本作だが、デザイナーの意図が演出にダイレクト反映されているからか「レイバーが最も"動く"作品」といった評価もある。

13号のデザインには劇場版第二作目の小説版『TOKYO WAR』のイラストで好評を得ていた末弥純を起用。原作版「廃棄物13号」をはじめとして、従来のシリーズにも「怪物」や「怪獣」は幾度か登場したが、本作の13号はパトレイバー世界において異彩を放っており、既存のエピソードとはひとあじ違った魅力を作品に与えている。


注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。


[編集] あらすじ

東京湾に航空機が墜落する。その直後から次々と湾岸で起こる奇怪な事件。城南署の刑事、久住と秦は捜査を進めるうちに怪物・廃棄物13号 (WXIII)と遭遇する。

[編集] 主な登場人物

久住武史:綿引勝彦
刑事。映画オリジナルキャラクター。後藤とは知り合いらしい。本編の数ヶ月前に脚を骨折して治療中であるという設定。
秦真一郎:平田広明
刑事。映画オリジナルキャラクター。
岬冴子:田中敦子
ニシワキセルを発見した西脇博士の娘。
栗栖敏郎:穂積隆信
宮ノ森静夫:拡森信吾
石原悟郎:森田順平
後藤喜一:大林隆介

[編集] 原作との相違点

  • 視点が特車二課からオリジナルキャラクターである久住と秦側に移った。
  • 冴子の設定が大きく変わり、よりドラマ性のあるものになった。
    ※ 原作における父娘の情念に加え、冴子を自らの夫と娘を相次いで失った未亡人とし、13号に亡娘のガン細胞を組み込んで娘の姿を投影しているという設定を付け加える事で、冴子の犯行動機をより明確で力強いものとした。また、亡夫の面影をもつ秦を絡める事で、より複雑な状況を作り出している。
  • 熊耳が登場しない。
  • 原作では怪物による事件である点が公に秘匿されていない。
  • 原作ではシリーズの主軸として展開されていた「グリフォン事件」を巡る長い物語の流れのなかのインターミッション的エピソードだったが、劇場作品化に際し独立したストーリーとして再構成される都合から、「グリフォン事件」の首謀者であるシャフト社企画7課の面々の設定と登場シーンは一切割愛されている(※)。ただし、シャフト社の設定そのものは生きており、原作よりもさらに事件解決の中心に関わる要素として登場する。
    ※ 本作品の設定の一部がTVシリーズ & 新OVAにリンクしている事から、非公式ながら「グリフォン事件」関係の設定はそちらの世界観に順ずるという解釈もある。
  • 怪物がカウルを着込むレイバーの機種が「サイレン」から「セイレーンII」に。
    ※ 共にシャフト社製のレイバー。どちらもギリシア神話などに登場する西洋の伝説上の生物セイレーン (Seiren) が名の由来。サイレンは英語発音である。コミック版と本作では当然ながら時系列は繋がっていないが、ファンの間では「サイレン」のモデルチェンジ版として「セイレーンII」が考えられていたのではないかと議論を呼んでいる。
  • 備蓄基地で分断された怪物の肉片から再生し小型の個体が生まれ人を襲った。
    ※ コミック版ではその可能性が語られるだけだったが、本作ではゆうきまさみの希望で「かずさ研究所」のシーンが追加された。また、終盤では怪物に「乳房」が確認できる為、分裂による増殖だけでなく何らかの生殖能力(自己生殖?)を持っていた可能性も考えられる。この「乳房」は演出上、怪物 = 冴子の娘である事を強調する意図も持ち合わせていたと思われるが、本作品最大の議論の的である点は確かである。
  • 時代設定が1999年夏から昭和75年(2000年)春~夏に変更。
    ※ コミック版は劇場版第一作目より以前の時期を想定し、「沖合いの海上プラットフォーム」として「方舟」らしき存在も語られているが、本作ではスーパーバイザーの出渕氏によれば、(パラレルワールドである事を打ち出した上で非公式なコメントとしながらも)中盤に登場する備蓄基地は、第一作目で「方舟」が失われた後の代用品として機能していた物である事に言及している。もっとも、別の部分ではそれぞれの世界に統合性が欠けている点も記しておく。
  • 原作では廃棄物13号を特車二課棟に誘い込んだ後に撃退するのに対し、本作では東京湾の埋立地に存在する、すでに使われなくなったスタジアムを徴発してそこに誘い込んでいる。
  • 原作では、廃棄物13号を細胞から破壊する為に開発されたリボルバーカノン用の特殊弾は2発存在し、1発ずつそれぞれ一号機・二号機に装填されるのに対し、本作では特殊弾は1発しか製造されず、その1発は太田の乗る二号機に装填され一号機はサポートに回った(原作では、二号機の弾が貫通してしまい、一号機の最後の一発で決着が着いている)。
    ※準備稿の段階でも本編同様ウィルス弾頭は二号機に1発しか与えられなかったが、実は途中の展開から13号に弾き飛ばされた二号機に代わり、リボルバーを拾った一号機が最終的にトドメの一発を撃つという、原作に近い展開が描かれていた。遊馬も指揮車に乗って指示を送っている。準備稿では戦闘シーン間の第二小隊メンバーの台詞のやりとりも多く、まさに『パトレイバー』らしい一発逆転の爽快なアクション劇が展開されていた。該当シーンのみが突出し、あくまで第二小隊メンバーを中心に据えた視点に切り替わり描かれている点にも注目したい。この点は劇場版前二作の方舟や坑道への突入シーンにも共通する手法であったが、結果的には基本シークエンスはそのままに、第二小隊メンバーのアクションをできるだけ客観的に描き、敢えて抑えたストイックな演出に変更された。

[編集] 事件のタイムスケジュール

劇中の設定は昭和75年(西暦2000年)の春から夏にかけて。冒頭からラストシーンまで約四ヶ月あまりに渡る物語である。

本編では時間の流れがスピーディーに編集されており、登場人物の口からも時節を詳しく語らない演出方法を採っているが、本編に登場する新聞記事や事件資料、また本作の関連商品の解説等から、当然の事ながらスケジュールが綿密に設定されている事がわかる。

  • 東京湾に輸送機が墜落したのは4/8。
  • おばけハゼが釣れだしたのは墜落から約10日後の4月中旬~下旬。
  • レイバー襲撃日時は4/27、5/8、5/13、5/21( = 冒頭に登場するレイバー)。
  • 五件目(NTTレイバー)の事件当日に関しては正確な日付が特定できないが、劇中の聞き込み証言でヘルメス商事がテナントを引き払った時期を「先月(5月)末」としている事を考慮すれば、前後のシーンの兼ね合いから、少なくとも遊馬と野明、久住と秦らが回線工事の技師のもとを訪れたのは6月の初旬であったと推測される。
  • クラブの殺人と備蓄基地の事件は6/8に発生(記事が掲載された新聞の日付は9日)。
  • 13号が食べ残したイルカの遺体が発見された事を報じた記事が掲載された新聞の日付は6/12。遺体は城南島海浜公園で発見されている。
  • スタジアムでの作戦は7/2(プラモデルMG「WXIII版イングラム二号機」説明書より)。
  • 公にレイバー連続襲撃事件は「無差別テログループの犯行」、「レイバーで武装した犯人をスタジアムに包囲し全員を射殺」と発表。
  • 匿名掲示板に書き込みがあったのは7/14夜。
  • 7/21、蒲田の工業地帯で立て籠もり事件発生。二号機ご乱心(怪物事件とは関連なし プラモ説明書より)。
  • ラストシーンは冴子の四十九日法要。命日から換算すると8/20あたりの可能性が高い。

※原作では野明たちと13号のメンテベースでの遭遇を1999年7月と設定している。

[編集] 本編にいたる以前の出来事

判りやすさを考慮し西暦で表記。

  • 1971年7月14日:冴子生まれる。
  • 1979年:南極観測隊、昭和基地西方で採取した隕石からニシワキトロフィン発見。
  • 1981年3月10日:東都生物医学研究所設立。
  • 1984年:ニシワキトロフィン存在下で発現する遺伝子(ニシワキセル)を発見。
  • 1986年7月7日:西脇順一ガンで死去(準備稿に記載)。
  • 1997年:冴子の夫・岬晃一、事故で死去。相次いで娘の一美もガンを患い失う。

[編集] ゲストキャラ

本編には第二小隊のメンバーの他にも、『パトレイバー』の他のシリーズからのゲストキャラがモブシーンに多数登場する。

  • 聞き込みシーンに劇場版第一作目の「あのー、刑事さんもういいですか?」のおっちゃんが登場。
  • 本庁捜査会議のモブシーンに松井刑事。
  • TV局のレポーターとしてTV版の桜山桃子が登場(声優は違う)。
  • 作戦会議のシーンには海法総監や劇場版第二作目の山寺部長が登場。
  • 台詞はないものの福島特車二課長もいる。ただし設定資料上では「幹部B」との表記があるのみ。
  • NTTのオペレーターは劇場版第二作目でも本社の職員として登場する。
  • 第四機動隊の研究所突入シーンに鵜ノ山(劇場版第二作目で警備をサボる後藤に嫌味を言う男)らしき人物。
  • 南雲とシゲは脚本準備稿のみに登場。

[編集] その他

  • 本作で総監督に抜擢された高山文彦だが、出渕裕は『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』で組んだ経験から、新OVA時代よりパトレイバーシリーズ参加へのラブコールを送っていた。当時の実現は叶わなかったが、のちに『超時空世紀オーガス02』製作を経て高山の本作への参加が決定した。ちなみに高山のパトレイバーシリーズとの関わりはこれだけに留まらず、押井守が脚本を手がけた連作「地下迷宮物件」(TV版38話)と「ダンジョン再び」(新OVA13話)には高山をモデルとしたキャラクターで、特車二課棟のある埋立地の地下に住み込む謎の男「只山フミヒロ」が登場していた。押井の脚本もさることながら、このキャラクターの設定画は高田明美に出渕が詳細な指示とラフデザインを渡して思い入れたっぷりに作り上げたものらしい。
  • 終盤で登場するスタジアムは「実在する13号埋め立て地(設定資料より原文ママ ※正確には中央防波堤外側埋立地)」の先に新たに設けられた架空のブロックの上にあるとされる。 ロケハンは建設中だった頃の横浜国際総合競技場で行われた模様(DVDのオーディオコメンタリーでは「横浜スタジアム」と言っているがこれは誤りである)。劇中ではスタジアム建設は途中で止まったままの状態で登場する。設定資料によると、どうやら「(パトレイバーの世界では)ワールドカップ誘致に失敗し工事が頓挫した」らしい。
    • 上記の「中央防波堤外側埋立地」は、現実の世界では、実はどの区の管轄に下に定まるのか、ましてや住所すら定まっていない土地である(ただし郵便は江東区青海二丁目先で届く)。本来の13号埋め立て地(この場合は、いわゆる「お台場」地区の南端。ここが江東区青海)から第二航路トンネルを抜けたところが「中央防波堤内側埋立地」であり、さらに「中防大橋」もしくは「中瀬橋」を渡った先が「中央防波堤外側埋立地」である。現実とは異なりバビロンプロジェクトが前提としてあるパトレイバーの世界では、このお台場からその先にある中央防波堤外側埋立地も含めた全体を最初から地続きで繋ぐ意図をもっていて、名称を「13号埋め立て地」と定めているのかもしれないことを付け加えておく。
  • 劇中では触れられていないが、実はこのスタジアムのある架空の埋立地こそ劇場版第二作でもラストの舞台となる18号埋立地である。本作では怪物が殲滅されたあとカメラが上空へと引いていくシーン、劇場版第二作では進士と南雲が敵本部への侵入ルートをCGで説明するシーンでそれぞれ地形が確認できる。
  • 高山監督のアイディアとしては、決戦のシーンは廃スタジアムではなく、手塚治虫ランドなるテーマパークに13号が誘い込まれ、『鉄腕アトム』の歌をバックに13号が焼かれていく最期を迎えるという考えがあったらしい。
  • 備蓄基地で殺されるのは12人。劇中で容姿が明らかにならない人物も含めて名前はプロ野球12球団の名監督の苗字が割り振られている。外で待機していて助かった警官の名前は「ナガシマ」。
  • 野明は警官募集のポスターに起用された事がある(脚本準備稿より)。秦の記憶では「一昨年だったか」との事だが、時期に関してはいささか曖昧。ちなみにTV版では警備部のレイバー安全週間のポスターにイングラムが起用される場面が描かれていた。そのときのモデルは野明ではなくアイドルの松本可奈だった。
  • これまでのパトレイバーシリーズでメカニックとコスチュームの多くをデザインしてきた出渕裕だが、予てからデザイナーだけでなく作品全体を構成したいという願いから、過去に新OVA第14話では「いづぶちゆたか」名義で脚本と絵コンテを務めたこともあった。本作でも絵コンテとスーパーバイザーという肩書きで、実質的には各ポストを繋ぐ総監督補佐的な役割で尽力。その完成と前後して製作された自身の初監督作品『ラーゼフォン』には本作の一部スタッフが重複して関わっている。
  • そもそも漫画版の「廃棄物13号」は、初代OVAシリーズの第三話「四億五千万年の罠」のプロットをベースに、本編の主軸であるグリフォン編のインターミッションとして組み込む形でゆうきまさみが独自の解釈をもって挑んだものであるという。OVA~コミック~劇場版へとメディアを渡り歩くうちにコメディタッチ(と言うより、OVAのそれはギャグ)からシリアスタッチのドラマへと変化を遂げたが、あくまでパトレイバーの世界観上の東京湾を舞台とした「マッドサイエンティスト」と「宇宙から来たウィルス(細胞)をもとに生み出された怪物」の物語という要素は本作まで一貫して残されている。さらにおまけとして「釣り」も。こういった部分に注目し、おなじく初代OVAの第五、六話をルーツとする劇場版第二作目と比較して観るのもまた面白い。
  • 本編の劇場公開に合せ、文化放送において『セイヤング21 パトレイバー前夜祭』なる特別番組が放送された。内容は「特車二課24時」と題するラジオ取材を受けることになった第二小隊の面々。その前後の様子を描いたラジオドラマである。映画のプロモーション番組でありながら、久住や秦といった「WXIII」のキャラクターは登場せず、あくまで旧シリーズを振り返る側面の強い内容で、「ミニパト」や「WXIII」に登場するメンバーに加えて榊整備班長も登場(熊耳と香貴花は未登場)。舞台設定はTV版と新OVAシリーズの内容に沿いつつ、「WXIII」の本編ともリンクしており、随所にそれを匂わせる要素が頻出する。なお、番組にはドラマパート以外に、出演者が旧シリーズ当時を振り返る座談会の模様も含まれている。この番組の模様は「WXIII」のDVDスペシャルエディション特典DVDに採録されている。
  • 一方、ニッポン放送でも『オールナイトニッポンR パトレイバースペシャル』と題した特別番組を放送。こちらはドラマではなく監督をはじめとしたスタッフインタビュー中心の内容だが、担当アナウンサーのパトレイバーマニアぶりが当時番組を耳にしたファンの間で話題となった。

[編集] スタッフ

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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