ROCKIN'ON JAPAN

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『ROCKIN'ON JAPAN』（ロッキング・オン・ジャパン）は、ロッキング・オンが発行するJ-POP、J-ROCK専門の音楽雑誌である。通称は、ジャパン、ロキノン、ロキノンジャパンなど。

目次 1 概要 2 掲載基準 3 来歴 3.1 1986年~1987年 3.2 1988年 3.3 1989年 3.4 1990年 3.5 1991年 3.6 1992年 3.7 1993年 3.8 1994年 3.9 1995年 3.10 1996年 3.11 1997年 3.12 1998年 3.13 1999年 3.14 2000年 3.15 2001年 3.16 2002年 3.17 2003年 3.18 2004年 3.19 2005年 3.20 2006年 4 関連項目 5 外部リンク

[編集] 概要

毎回、40組以上のアーティスト （歌手、バンド） のインタビュー記事が掲載される。特に重要なのが表紙と巻頭インタビューとされる。チャート主導の従来のJ-POPシーンとは一線を画した視点からアーティストを取り上げ、ここで多く取り上げられるバンドは「ロキノン系」と呼ばれる。（大衆に迎合しないロックアーティストとする肯定的な意味でも否定的な意味でも使われるため一般的には俗語とされる）

初代編集長はロッキング・オン創始者の渋谷陽一。二代目として山崎洋一郎。山崎が編集長を務めていた頃はバンドブームであったが、ロッキングオン・ジャパンはパチパチやGBなどの当時の音楽雑誌の中ではマイナーな存在だった。94年にはリニューアル、雑誌の版型やデザインを変え、掲載アーティストを一気に絞った。当時は渋谷系のブームがあり小沢健二、コーネリアス、電気グルーヴなどを積極的に取り上げ、部数を伸ばす。90年代後半のヴィジュアル系ブームを殆ど無視し、thee michelle gun elephant、くるり、中村一義、SUPERCAR、ナンバーガールなどを積極的に取り上げ、「ロキノン系」というカテゴリーを築いた。

トーキン・ロックのような類似雑誌を生む頃になると、ロッキング・オン・ジャパンは渋谷系や洋楽志向の邦楽好き用の雑誌から変化を試みる。 またトーキン・ロックは休刊された今なおROCKIN'ON JAPANの子雑誌と言った誤解が多々ある。

2000年には山崎に代わり鹿野淳が三代目編集長に就任、2002年には月刊から月2回の発行となったが、売り上げが伸び悩んだこともあり、わずか1年で月刊に戻している。(月2回の時期は鹿野と兵庫慎司の二人体制）　

四代目編集長は古河晋。

鹿野（兵庫）〜古河期にはBUMP OF CHICKENやASIAN KUNG-FU GENERATIONと言った所謂「文系ロック」をいち早く紹介したりACIDMANやフジファブリックと言った情報なしでは難解かと思われるアーティストを取り上げて新たな「ロキノン系」を作りあげている。

2006年4月には山崎洋一郎が編集長に復帰した。

[編集] 掲載基準

「雑誌は編集長のもの」という出版社の方針から、アーティストの掲載基準の権限は編集長が持っているとされる。そのため基準は時期によってまちまちであるが、総じて大衆志向かつコアなロックファンの支持の低いアーティストは殆ど登場しない。

但し極稀にGLAY、宇多田ヒカル、浜崎あゆみ、中島美嘉などポップアーティストのインタビューが実験的に掲載され、しばしば熱心な読者の間で肯定派と否定派に分かれ議論が起こる。

[編集] 来歴

表紙を飾った歌手、バンド。なお、所属のバンドは当時のもの。

[編集] 1986年~1987年

• 10月創刊号、佐野元春

1987年

• 1月号、花田裕之
• 3月号、忌野清志郎
• 5月号、桑田佳祐（サザンオールスターズ）
• 7月号、村越弘明（THE STREET SLIDERS)
• 9月号、浜田省吾
• 11月号、尾崎豊

[編集] 1988年

• 1月号、大沢誉志幸
• 4月号、村越弘明（THE STREET SLIDERS）
• 5月号、佐野元春
• 6月号、布袋寅泰
• 7月号、忌野清志郎
• 8月号、木暮武彦（レッド・ウォーリアーズ）
• 9月号、尾崎豊
• 10月号、布袋寅泰
• 11月号、サンプラザ中野（爆風スランプ）
• 12月号、カールスモーキー石井（米米CLUB）

[編集] 1989年

1. 久保田利伸
2. いまみちともたか（バービーボーイズ）
3. 田所豊
4. コンプレックス
5. 土屋公平　
6. 佐野元春
7. ボ・ガンボス
8. レッド・ウォーリアーズ
9. 岡村靖幸
10. 真島昌利
11. タイマーズ
12. 泉谷しげる

[編集] 1990年

1. 今井寿
2. ジル（PERSONZ)
3. 忌野清志郎
4. コンプレックス
5. 花田祐之
6. ニューエスト・モデル
7. 奥田民生（ユニコーン）
8. 森重樹一(ZIGGY)
9. ブルーハーツ
10. コンプレックス
11. 尾崎豊
12. THE STREET SLIDERS

[編集] 1991年

1. 米米CLUB
2. 宮本浩次（エレファントカシマシ）
3. BUCK-TICK
4. 真島昌利
5. 麗蘭
6. YOSHIKI(X JAPAN)
7. フリッパーズ・ギター
8. HIS
9. 布袋寅泰
10. 宮田和弥
11. 櫻井敦司&YOSHIKI(X JAPAN)
12. ブルーハーツ

[編集] 1992年

1. BLANKEY JET CITY
2. すかんち
3. 忌野清志郎
4. BUCK-TICK
5. 甲本ヒロト（ブルーハーツ）
6. ZIGGY
7. レピッシュ
8. 佐野元春
9. 布袋寅泰
10. 忌野清志郎
11. 真島昌利
12. BLANKEY JET CITY

[編集] 1993年

1. 桜井敦司
2. ブルーハーツ
3. BLANKEY JET CITY
4. 吉川晃司
5. 尾崎豊
6. BUCK-TICK
7. 奥田民生
8. 小沢健二
9. 小山田圭吾
10. ソウル・フラワー・ユニオン
11. 遠藤遼一
12. オリジナル・ラブ

[編集] 1994年

1. 小山田圭吾
2. 石野卓球
3. THE YELLOW MONKEY
4. 小沢健二
5. BLANKEY JET CITY
6. THE STREET SLIDERS
7. オリジナル・ラブ
8. 忌野清志郎&仲井戸麗市
9. 小沢健二
10. ソウル・フラワー・ユニオン
11. CHARA -女性で初めて表紙を飾る!
12. 電気グルーヴ

[編集] 1995年

1. ピチカート・ファイブ
2. 桜井和寿（Mr.Children）
3. 奥田民生
4. 奥田民生
5. 武田真治
6. スパイラル・ライフ
7. ブルーハーツ
8. スチャダラパー
9. 草野マサムネ（スピッツ）
10. 吉井和哉（THE YELLOW MONKEY）
11. 小山田圭吾
12. 岡村靖幸

[編集] 1996年

1. 浅井健一(BLANKEY JET CITY)&甲本ヒロト（ブルーハーツ）&ハリー（THE STREET SLIDERS）
2. 小山田圭吾
3. スパイラル・ライフ
4. 小沢健二
5. ハイロウズ
6. AIR
7. トータス松本（ウルフルズ）
8. 桜井和寿（Mr.Children）
9. CHARA
10. 小沢健二
11. 草野マサムネ（スピッツ）
12. UA

[編集] 1997年

1. ハイロウズ
2. THE YELLOW MONKEY
3. エレファント・カシマシ
4. トータス松本（ウルフルズ）
5. 電気グルーヴ
6. 桜井和寿（ミスター・チルドレン）
7. 中村一義
8. 小山田圭吾
9. 宮本浩次（エレファント・カシマシ）
10. CHARA
11. THE YELLOW MONKEY
12. ミッシェル・ガン・エレファント

[編集] 1998年

1. 小山田圭吾
2. YUKI（JUDY AND MARY）
3. 草野マサムネ（スピッツ）
4. THE YELLOW MONKEY
5. ハイロウズ
6. hide 追悼
7. JUDY AND MARY
8. Cocco
9. BLANKEY JET CITY
10. THE YELLOW MONKEY
11. ミッシェル・ガン・エレファント
12. 宮本浩次

[編集] 1999年

1. 桜井和寿
2. GLAY
3. 降谷建志（Dragon Ash）
4. CHARA
5. 山崎まさよし
6. THE YELLOW MONKEY
7. Hi-STANDARD
8. 降谷建志
9. TRICERATOPS
10. チバユウスケ&浅井健一&UA
11. 椎名林檎
12. 田中和将（グレイプバイン）

[編集] 2000年

1. 降谷建志
2. 奥田民生
3. ミッシェル・ガン・エレファント
4. 椎名林檎
5. THE YELLOW MONKEY
6. BLANKEY JET CITY
7. スピッツ
8. Cocco
9. Mr.children
10. ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2000特集号
11. BUMP OF CHICKEN
12. ゆず

[編集] 2001年

1. イエローモンキー
2. 奥田民生
3. ドラゴン・アッシュ
4. 浜崎あゆみ
5. 宇多田ヒカル
6. ミッシェル・ガン・エレファント
7. 山崎まさよし
8. ブラフマン
9. Mr.children
10. 甲本ヒロト（ザ・ハイロウズ）
11. コーネリアス
12. スピッツ

[編集] 2002年

1. YUKI（元JUDY AND MARY）
2. 鬼束ちひろ
3. BUMP OF CHICKEN
4. HYDE

• 5月10日号、ミスター・チルドレン
• 5月25日号、Dragon Ash
• 6月10日号、BUMP OF CHICKEN
• 6月25日号、平井堅
• 7月10日号、リップスライム
• 7月25日号、THE MAD CAPSULE MARKETS
• 8月10日・8月25日合併号、スピッツ
• 9月10日号、aiko
• 9月25日号、ロック・イン・ジャパン・フェスティバル2002特集
• 10月10日号、奥田民生
• 10月25日号、桑田佳祐
• 11月10日号、日本のパンク特集
• 11月25日号、グレイプバイン
• 12月10日号、リップスライム
• 12月25日号、キック・ザ・カン・クルー

[編集] 2003年

• 1月10日・1月25日合併号 椎名林檎
• 2月10日号、Mr.Children
• 2月25日号、椎名林檎
• 3月10日号、BUMP OF CHICKEN
• 3月25日号、ミッシェル・ガン・エレファント
• 5 Dragon Ash
• 6 ミッシェル・ガン・エレファント
• 7 リップスライム
• 8 Dragon Ash
• 9 ACIDMAN
• 10 くるり
• 11 Mr.Children
• 12 レミオロメン

[編集] 2004年

1. BUMP OF CHICKEN
2. 氣志團
3. L'Arc～en～Ciel
4. Mr.Children
5. 照井利幸（元BLANKEY JET CITY）&チバユウスケ（元ミッシェル・ガン・エレファント）
6. ASIAN KUNG-FU GENERATION
7. L'Arc～en～Ciel
8. BUMP OF CHICKEN
9. Dragon Ash
10. 奥田民生
11. 東京事変

[編集] 2005年

1. YOSHII LOVINSON
2. スピッツ
3. 峯田和伸（銀杏BOYZ）
4. 難波章浩（Hi-STANDARD）
5. ORANGE RANGE
6. SINGER SONGER
7. L'Arc～en～Ciel
8. BUMP OF CHICKEN
9. Dragon Ash
10. Mr.Children
11. ORANGE RANGE
12. 岸田繁（くるり）

[編集] 2006年

1. 藤原基央（BUMP OF CHICKEN）
2. 中島美嘉
3. ASIAN KUNG-FU GENERATION
4. 山口 隆（サンボマスター）
5. レミオロメン
6. 創刊20周年記念号のためアーティスト無し
7. Cocco
8. くるり
9. NANO-MUGEN FES. 2006(ASIAN KUNG-FU GENERATION主催)
10. 吉井和哉
11. ELLEGARDEN
12. RIP SLYME

[編集] 関連項目

• ロック・イン・ジャパン・フェスティバル
• タワーレコード
• 市川哲史

[編集] 外部リンク

公式サイト

• ROCKIN'ON JAPAN編集部