Q (アルバム)

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Q
Mr.Children のアルバム
リリース	2000年 9月27日
ジャンル	J-POP
時間	63分52秒
レーベル	トイズファクトリー
プロデュース	小林武史
レビュー
最高順位2位、累計売上90万枚(オリコン)
Mr.Children 年表
1/42 (1999年)	Q (2000年)	Mr.Children 1992-2000 (2001年)

Q(キュー)はMr.Childrenが2000年 9月27日にリリースした9thアルバム。

[編集] 解説

スタジオレコーディング作品としては8枚目で、前作から1年ぶりにリリースされたアルバム。
「9」と「Q」をかけていると言われているが、それはマスコミが過剰反応したデマであり、桜井本人は｢特にタイトルの意味はない。たまたまつけたのがQという名前で偶然にも自分たちが出した9枚目になっただけ。大体、スタジオアルバムじゃ8枚目でしょ？｣と語っている。
このアルバムのリリース1年後にデビュー10周年を記念して自身で｢出さない｣と公言していたベストアルバムを発表している。
前作『DISCOVERY』とディスクケースや歌詞カードが似ているいるため、『DISCOVERY』を黒盤、『Q』を白盤と言う人もいる。現に収録曲も対照的である。
海外で発売されている海賊盤では『I'll be』(シングルバージョン)、『Heavenly kiss』、『1999年、夏、沖縄』を追加収録したものが少数出回っている。
2枚組みにするほどのストックがあったと語っているが、この後にオリジナルアルバムが発表されるのは2年後である。
このアルバムが最高位2位なのは浜崎あゆみの『Duty』と同日発売だったためだが、浜崎が宇多田ヒカルとの直接対決を避け、発売を急遽1週遅らせてきたため直接対決という結果になってしまった。
このアルバムの仮タイトルは「Stomach Love/Hallelujah」だったらしい。

[編集] 収録曲

楽曲の一部はMr.Childrenで解説しているために簡素に示す。

収録曲

CENTER OF UNIVERSE
最初はゆっくりと始まるが、サビに入る直前に急加速して「そのまま戻ってこない」。
『深海』以来続いていた音楽的な闇の時代を吹き飛ばしたこのアルバムの象徴的な曲として、当時のリスナーたちへ与えたインパクトは絶大だった。
なお、メンバー曰くこの曲のテンポはダーツの得点で決めたらしい。
その向こうへ行こう
歌詞が多少エロティックな曲。ちなみに、作曲名義が「桜井和寿」ではなく「Mr.Children」になっている。
NOT FOUND
ドラマ｢バスストップ｣主題歌。最初は曲調が静かだが、サビに向かうにつれて次第に強くなっていく。
スロースターター
歌詞・曲ともにかなり短い。苦悩を描いたような重々しい楽曲である。奥田民生を意識して歌っているともいわれる。仮タイトルは｢ジュビ研・炎のテーマ｣。
Surrender
『I'LL BE』のc/w。Mr.Childrenの作品の中でも屈指の暗さを誇る楽曲とも言われている。アルバムバージョンには最初にドラマーの鈴木がカウントする声がかすかに聞こえる。なお、歌詞中には「I Surrender」と「愛されんだ」をかけている部分がある。
つよがり
このアルバムの中でトップクラスの人気を誇り、ベストアルバムに収録された。また、一時期『TSUNAMI』、『桜坂』に次ぐ「未来日記」のテーマソング候補としてもあがっていたが、結局のところ採用は見送られた。
十二月のセントラルパークブルース
曲調、歌詞共に独特な楽曲。タイトル通り冬の哀愁を歌っている曲。
友とコーヒーと嘘と胃袋
前曲と同様、曲調と歌詞が独特な曲。なお、この曲の中盤の間奏には桜井のセリフが収録されている。（ただし、聞き取りにくい）
ロードムービー
Mr.Children初期のイメージが強い曲で、『つよがり』同様かなり人気が高いが、ベストアルバムには収録されなかった。
Everything is made from a dream
タイトル通り「夢」についての歌である。この曲の中盤には、『友とコーヒーと嘘と胃袋』と同じように、メンバーの会話が収録されている。（こちらも同様に聞き取りにくい）後にCMのタイアップも付いた。仮タイトルは「やまびこマーチ」。
口笛
Mr.Children最後の8cm盤。ノンタイアップながらも高い人気を誇る。内容は完全に原点回帰を狙った純粋なラブソングとなっている。このシングルから深海で離れた一部のファンが戻ってきたとも言われている。
Hallelujah
もともとはインディーズ時代の曲。本作収録にあたって若干歌詞を変えたりした。メンバー曰く、本来はこの曲が『I'LL BE』のc/wになるつもりだったが、出来が良すぎたために取りやめた。（その代わりに作ったのが『Surrender』だった）後にベストアルバムに収録。ちなみに、このアルバムの仮タイトルも「Hallelujah」だったらしい。
安らげる場所
穏やかな曲調の曲。一説によると、桜井の個人的な歌であるらしい。