DENGEKI DS Style

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DENGEKI DS Style（デンゲキディーエススタイル）は、メディアワークスが2006年 10月13日に発刊したニンテンドーDS及びWiiを中心とするゲーム雑誌。デンゲキニンテンドーDS増刊。

[編集] 概略

2005年秋に電撃ゲームキューブは、デンゲキゲームキューブ（のちにデンゲキニンテンドーDS）に雑誌名を変更すると共に低年齢層向け誌面へ大幅リニューアルした。このリニューアルはポケモン情報で他の専門誌をリードするなど一定の成功を収めたが、旧・電撃NINTENDO64時代からの往年の中・高年齢層読者を完全に切り捨ててこれら読者を（他の競合誌も低年齢層向けの誌面で乗り換える雑誌が無いと言う）「難民」化させてしまったとの批判も少なくなかった。そうした経緯も有り、本誌の発刊は旧・電撃NINTENDO64時代からの往年の中・高年齢層読者を中心に一定の期待を集めている。

また、DSと言うハードがTouch! Generations諸作品に代表される中・高年齢層向けタイトルのヒットに支えられている側面も有り、敢えて本誌より高い年齢層を対象にした新雑誌を発刊する必要に迫られたと言う事情が大きいと見られている。但し、Vol.1の誌面はファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウィングのキャラクターを表紙にしていてスクウェア・エニックス特集を組むなど、どちらかといえば従来型ゲームを支持したり子供っぽさを嫌う中高生世代向けになっており、Touch! Generationsをプレイするゲーマー以外のサラリーマンや高齢者を意識しているとは言い難い。

さらに、メディアワークスの主力雑誌である電撃PlayStationが2006年5月のE3開催後、プレイステーション3（PS3）には期待出来ない旨の編集者コラムを公然と掲載するなど急速にソニー・コンピュータエンタテインメントと距離を置く姿勢を強めていることから、今後の売上次第ではメディアワークスにおける主力雑誌の地位を任天堂系ハードの情報を扱うDS Styleに交替させるため、デンゲキニンテンドーDSと別にあえてこの時期に本誌を発刊し、PS3が低迷しWiiが優位に立ったときのための「保険」とする意図も有るのではないかとの見方も有る。

旧・電撃NINTENDO64時代の「難民」化した旧読者と他誌に乗り換えた読者を呼び戻せるか、Touch! Generationsをプレイするゲーマー以外の読者を本誌が獲得できるかが業界内とファンの間で注目されている。