CPL (プログラミング言語)
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CPL（Combined Programming Language、「統合プログラミング言語」の意）はC言語の遠い祖先となった古いプログラミング言語である。
[編集] 概要
CPLはケンブリッジ大学の数学研究所とロンドン大学コンピュータユニットの共同プロジェクトとして1960年代に開発された。共同で開発することが言語の名前にある「統合」の所以（以前はケンブリッジプログラミング言語(Cambridge Programming Language)という名前であった）。Christopher Strachey氏が関与していた（その他の人は論文を参照のこと）。論文が出版された1963年の時点ではケンブリッジのタイタンコンピュータとロンドンのアトラスコンピュータに実装されていた。
それはALGOL 60の影響を非常に受けていたが、それがコンパクトでエレガントでシンプルであったのに対し、CPLは巨大で、それなりにエレガントで、複雑だった。それは（FORTLANやALGOL方式の）科学的プログラミングと、(COBOL方式の）商用プログラミングの両方で優れていることを目指していた。同様の努力はPL/Iやさらに後発のAdaのような言語で見られた。
CPLは、その時代のコンピュータがやや小さく、またコンパイラ技術が未熟であったことを証明した。実用的なコンパイラは恐らく1970年頃に作られたが、言語が普及することは全くなく、1970年代に誰にも気づかれることなく姿を消したようだ。
CPLをベースにしたBCPL（Basic CPL、元々はBootstrap CPL）という後発の言語は、主にシステム記述言語としての、特にコンパイラを記述するための、よりシンプルな言語であった。後にBCPLはB言語を経て、今日最も重要なプログラミング言語の1つであるC言語を導いた。
