鹿児島県立鴨池野球場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

鹿児島県立鴨池野球場
Kagoshima Prefectural Kamoike Baseball Stadium
施設統計
所在地	鹿児島県鹿児島市与次郎2-2-2（鴨池公園内）
開場	1970年
所有者	鹿児島県
管理・運用者	セイカスポーツグループ（指定管理者）
グラウンド	内野：クレー舗装外野：天然芝
照明	照明塔：6基最大照度：投捕間2000Lx 　　　　　内　野1500Lx 　　　　　外　野1000Lx
設計者
使用チーム、大会
千葉ロッテマリーンズが春季キャンプ地として使用
収容能力
30,000人
規模
グラウンド面積：12964.6m² 両翼：98 m 中堅：122 m
フェンスの高さ
－m

鹿児島県立鴨池野球場（かごしまけんりつ・かもいけやきゅうじょう）は、鹿児島県鹿児島市にある野球場。施設は県が所有し、セイカスポーツグループが指定管理者として運営管理を行っている。

[編集] 歴史

鹿児島市には、市が運営管理する鴨池市民球場（鴨池公園野球場）がある。1928年に野球用グラウンドとして整備され、その後スタンドの建設や増築を行いながら使用されてきた。アマチュア公式戦をはじめ、プロ野球の公式戦やキャンプなどが行われていたが、敷地が狭隘で増築が難しい上、1972年には鹿児島県が国民体育大会の開催を控えており本格的なスポーツ施設が必要となったことから、球場の隣接地を総合運動公園として整備することとなり、その施設のひとつとして1970年12月に県立鴨池野球場が完成した。以後、高校野球などアマチュアをはじめ、プロ野球公式戦などが開催されている。なお、市民球場ではプロ公式戦の開催は無くなったが、現在もアマチュア公式戦などで使用されている。

とりわけ毎年2月には千葉ロッテマリーンズの一軍がこの県立・市民両球場を中心とした鴨池公園内各施設で春季キャンプを実施する他、キャンプ終盤にはオープン戦も数試合開催している（二軍春季キャンプは同県薩摩川内市で実施）。

開場当初は両翼91.7m、中堅120mだったが大規模改修で拡張され、現在は国際規格に準ずる両翼98m、中堅122mとなっている。30,000人収容のスタンドは一部が二層式となっており、ネット裏2階部分の下には放送ブースが設けられている。また外野スタンドは下段が芝生席、上段がコンクリート階段になっている。

三塁側後方に桜島が聳え立つ姿を見ることができる、風光明媚な野球場である。