駒場東大前駅

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駒場東大前駅（こまばとうだいまええき）は、東京都目黒区駒場3丁目にある、京王電鉄井の頭線の駅である。

吉祥寺より出口(2005/7/24)

東大口(2006/04/01)

駒場駅ホーム跡(2004/2/15)コンクリートの壁のようなものがホーム跡

[編集] 駅構造

島式ホーム1面2線構造である。傾斜地にあるため、吉祥寺寄りは高架構造、渋谷よりは通常の地平ホームとなっている。改札口は、吉祥寺寄りホーム階下の西口と渋谷寄りの路盤上にある東口の二箇所ある。東口からは2つの出口があり片方は渋谷方面の道に、もう片方は東大方面に出る。ちなみに、この東大方面に出る出口には「東大口」と表記されていて、階段を下りたところ全てが東大の敷地となっている。

のりば

■京王井の頭線下北沢・明大前・永福町・久我山・吉祥寺方面
■京王井の頭線渋谷方面

[編集] 歴史

この駅の名は、「駒場にある東大の前」ではなく、駒場駅と東大前駅が合併してこの駅ができたことに由来する。

この2駅は現在の駒場東大前駅のホームの長さ分程度しか駅間がなかった。現在は、池ノ上駅との間の踏切部分に、駒場駅のホームの痕跡が残っているだけである。

1933年 8月1日東駒場駅、西駒場駅が開業。
1935年 8月10日東駒場駅を一高前駅に改称。
1937年西駒場駅を駒場駅に改称。
1951年 12月1日一高前駅を東大前駅に改称。
1965年 7月11日駒場駅と東大前駅が統合し、駒場東大前駅開業。

[編集] 駅周辺

その名の通り、東京大学駒場キャンパスと隣接しており、線路を挟んで北側一帯は全て東大の敷地となっている。この他にも、駒場には教育機関が多数集まっている。全国で屈指のレベルを誇る高校など、比較的有名な学校が多いようである。

東京大学駒場Iキャンパス（教養学部・大学院総合文化研究科など）

旧制第一高等学校。赤門や安田講堂で有名な本郷キャンパスとは場所が異なる。駅改札から直結していて、ホームから望めるのはこちら。ホームから見える教養学部1号館は安田講堂と似ており、沿線住民や大学関係者以外では間違える人も多い。

東京大学駒場IIキャンパス（駒場リサーチキャンパスとも。先端科学技術研究センター、生産技術研究所など）

駒場Iキャンパスからは少し離れた場所にある（隣接していない）。

これだけ多くの教育機関が集まっているので、駅周辺は学生街として発展しているように思われるが、実際はそうでもない。駅前から神泉駅方面に向かって昔ながらの商店街が続いており、小規模な個人商店が並ぶ。この一角には、平田オリザ（劇団「青年団」主宰）のプロデュースするこまばアゴラ劇場もあり、若手劇団員の出入りを毎日目にすることが出来る。