青春ド真中!
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青春ド真中!（せいしゅんどまんなか）は、ユニオン映画の制作で、日本テレビ系で放送された学園ドラマである。
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出産のため休養した教師に代わって期間限定で修学院高校に赴任してきた産休補助教師、“バクダン”こと中原俊介（中村雅俊）を中心に物語が描かれる。
前番組として放映されていたドラマ『俺たちの祭』が視聴率的に苦戦し、1年間の放送も想定されていたものが約7ヶ月で終了、その後を受けてスタートしたもの。日本テレビにとっても、本作の主演と同じ中村雅俊主演だった『われら青春!』以来の本格的学園ドラマの復活になった。本作においては、これまでの学園ドラマで重要な要素を占めていたサッカーやラグビーといったスポーツの要素は無くなり、学園内の日常の出来事がドラマの中心となっていった。
中村扮する「女好きで熱血漢」な性格の中原俊介は、『われら青春!』の沖田俊に『俺たちの旅』のカースケ（津村浩介）が加味されたようなキャラクターになったといわれ、そのキャラはユニオン映画での次作『ゆうひが丘の総理大臣』においてもほぼ受け継がれている。また、秋野太作（中原を修学院高校に推薦した国語教師、「へー」こと平久作役）と神田正輝（悩みが多く気が弱そうな数学教師、「ボーヤ」こと小森昭治役）の配役は『俺たちの旅』のカースケ、グズ六、オメダの再現にもイメージ出来る。ちなみに修学院高校の名も「俺たちの旅」に出て来た修学院大学の名称の流用である。
本作は学園ドラマの新機軸として評価され、『ゆうひが丘の総理大臣』への橋渡し的作品にもなった。その『ゆうひが丘―』には中村、神田の他生徒役からも井上純一、草川祐馬、清水昭博、藤谷美和子、斉藤友子（とも子）が引き続き出演している。
主題歌は『青春試考』（歌：中村雅俊、作詞：松本隆、作曲：吉田拓郎、編曲：馬飼野康二）
主題歌冒頭のバックに流れている学生の登校風景は、東京千代田区の中坂、冬青木坂(もちのきざか)を使ったといわれている。 千代田区の坂
目次 |
[編集] 放映期間・放送時間・話数
- 1978年5月7日 - 同年9月24日
- 毎週日曜日20:00 - 20:54
- 全13話 （ただし、その内第12話はプロ野球中継があったことによる編成との兼ね合い、後番組『西遊記』がすぐ次の週の10月1日から始まることが決定していたため本放送では未放映、再放送時に初放映となった。）
[編集] 出演者
- 中原俊介（バクダン）･･･中村雅俊
- 平久作（ヘー）･･･秋野太作
- 小森昭治（ボーヤ）･･･神田正輝
- 田坂萌子（ビックリマーク）･･･あべ静江
- 堀込ドキ子（ゲシュタポ、指導主任）･･･水沢有美
- 加賀山宗雄･･･坂口芳貞
- 竹下格（教頭）･･･柳生博
- 飯島修一郎（校長）･･･北村和夫
- 有沢健太･･･井上純一
- 松本元･･･草川祐馬
- 草森九･･･清水昭博
- 岡本政之･･･岡村清太郎
- 竹内小次郎･･･下村彰宏
- 小池信男･･･湯沢紀保
- 林美果･･･藤谷美和子
- 宮本典江･･･斉藤友子（現・斉藤とも子）
- 島田真理･･･根本きよみ
- 秋本千恵･･･森さとみ
- 西山早苗･･･小松蓉子
- 川上ゆう子･･･河本京子
[編集] スタッフ
- 企画：岡田晋吉（日本テレビ）
- プロデューサー：中村良男（日本テレビ）、奈良邦彦（文学座）、山本剛正（ユニオン映画）
- 音楽：小六禮次郎
- 脚本：鎌田敏夫（#1、#2、#3、#5、#7、#9、#13）、畑 嶺明（#4、#6、#8、#10、#11、#12）
- 監督：斎藤光正（#1、#2、#5、#6、#11）、土屋統吾郎（#3、#4、#7、#8、#10、#13）、佐藤重直（#9、#12）
- （カッコ内は担当話数）
[編集] 関連ソフト
- CD･･･青春ド真中!ミュージックファイル （1996年3月1日発売。ちなみに本作の音楽はその多くが『ゆうひが丘の総理大臣』でも使用されている。）
- DVD･･･青春ド真中!DVD-BOX （2002年9月26日発売）
| 日本テレビ系 日曜20：00枠 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 青春ド真中! | 次番組 |
| 俺たちの祭 | 西遊記 | |
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