零式観測機 (航空機)
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零式観測機（れいしきかんそくき）とは、太平洋戦争中に運用された日本海軍の水上偵察機。機体番号はF1M。日本海軍で採用された最後の複葉機である。
[編集] 概要
昭和10年に高い空戦能力を持つ2座水上偵察機の試作が愛知航空機と三菱に出されたが、この指示に基づいて三菱が試作した10試観測機が昭和15年末に制式採用されて、「零式観測機」となった。
複葉機ながら補助翼の一部を除き全金属製で近代的な機体で、無類の安定性と高い格闘性能を持っていた。このため、戦艦の着弾確認や敵情偵察という本来の任務ではそれ程活動できなかったものの、船団護衛、対潜哨戒、離島の基地における防空などの任務で幅広く活躍した。
[編集] スペック
- 全長:9.50m
- 全幅:11.00m
- 全高:4.00m
- 主翼面積:29.54㎡
- 全装備重量:2,550kg
- 最高速度:370km/h
- 乗員:2名
- 発動機: 三菱「瑞星」13型 空冷星型 875hp
- 航続距離:740km
- 実用上昇限度:9,440m
- 武装:
- 7.7mm機銃×3
- 60kg爆弾×２
[編集] 関連項目
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