隈部親永
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隈部親永（くまべちかなが、生年不詳 - 天正16年（1588年））は、肥後の国人。
大和源氏の源親治の後裔と称する隈部氏はもとは菊池氏の家臣で、城氏・赤星氏とともに代々家老を務めた。菊池氏の没落とともに独立。
1559年、領土問題で対立した赤星親家が攻め寄せるとこれを迎え撃ち、合瀬川で打ち破った。
1578年、耳川の戦いで大友氏が島津氏に大敗を喫すると大友氏を見限り新興の龍造寺氏と誼を通じ、同年龍造寺隆信の支援を受け、対立していた赤星統家の居城の隈府城を陥落させる。
1580年、城親賢ら反大友方の国人と連合軍を組み阿蘇氏打倒の兵を挙げた。しかし阿蘇家の重臣・甲斐宗運の軍勢によって白川亘過瀬において撃破される。
1584年、島津氏に降伏。翌1585年、島津氏の攻撃を受けるが篭城戦によって守り抜き、有利な条件で和睦する。
その後豊臣秀吉の九州征伐によって所領を安堵されるが、1587年7月、肥後の新領主佐々成政の行った検地に抵抗し、息子の隈部親泰とともに蜂起する。これが引き金となり肥後国人が続々と蜂起、同年12月まで肥後全域を巻き込む一揆に発展した（肥後国人一揆）。親永は隈本城を包囲するなどしたが降伏し、筑後の柳川城で切腹した。
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