配給車
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配給車（はいきゅうしゃ）とは、鉄道会社において、主に車両工場と車両基地との間で、車両などの保守部品を配送するために使用される、事業用車両である。
日本国有鉄道（国鉄）での、車両記号は ル （部品をクバルことから）。この記号は、1953年（昭和28年）6月1日の車両形式称号規程改正により制定されたもので、それ以前から配給用途に使用される事業用車両は存在しており、職用車「ヤ」に包含されていたものを独立させたものである。
国鉄～JRだけではなく、私鉄の一部でも使われていたことがあったが、次第にトラックなど自動車輸送に切り替えられたことにより、現在ではJRの一部で、有蓋貨車を用いた代用車（車両記号の変更はなし）を含め少数が使用されるのみである。
国鉄時代には、現存する電車や貨車（ただし現存するのは上記の代用車のみ）の他、客車である荷物車を転用した車両も存在した。（一部は駅から離れた車両工場や車両基地まで従業員を輸送する目的で使われたものもある。）
電車タイプは現存している国鉄101系電車から改造されたクモル145形も含め、旅客電車から改造されたものが多く、またほとんどが、車両の後部の屋根が取り払われて、無蓋貨車のようなスタイルになっている。
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