超!よしもと新喜劇

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超!よしもと新喜劇（ちょうよしもとしんきげき）は、毎日放送製作、TBSテレビ系で1997年 10月から1998年 3月の毎週木曜の20:00から20:54に放送されたバラエティー番組である。

番組開始時のキャッチコピーは「死ぬ気で、東京。」

長年なんばグランド花月などで上演されてきた「吉本新喜劇」をベースとしたもので、東京（TMC砧スタジオ）で客を入れて収録。ストーリーは吉本新喜劇そのものだが（NGK（なんばグランド花月）での使用歴がある台本の焼き直しが中心）、セット仕掛けはドリフ的な大仕掛けありという折衷型。

この時間帯は企画と視聴率に恵まれず（特に関東地方での視聴率は他地域に比べて格段に低かった）、毎日放送が番組をあの手この手で変え続けた枠であった。そこに伝統と実績の吉本新喜劇といういわば「隠し球」を持ち込んだものであった。

しかしなにわ流のドタバタ吉本コメディがそう簡単に東京をはじめ全国で受け入れられるはずもなく、従来からの新喜劇ファンからも新喜劇経験の無い吉本東京所属のタレントやゲストを交えた事での作品としてのパワーダウンから受け入れられずに視聴率は低く推移。また大仕掛けありという折衷型のセットの影響や度のすぎた演出が従来の新喜劇とのギャップを持ち関西地区でも視聴率が低迷する。

同時にこのプロジェクトは本家NGKの新喜劇にも大打撃を与えた。内場、辻本の二枚看板が東京に単身赴任状態になりNGKには原則として出演せず、大人気だった若手の藤井や花子、そしてベテランメンバーも東京の収録のためにNGKの出演が減り、NGKの公演が極端なメンバー不足に陥る事態となった。そのため本家の内容も大きくパワーダウンし、NGK中継の視聴率も低迷。しかし藤井、花子は全国区でブレイクするきっかけとなった。

1998年 4月からは瓶保（貧乏）一家シリーズの「超コメディ60!」に番組名を変える。ゲストに吉本興業に無関係のタレントやダウンタウンや今田耕司などを出演させてこ入れを図ったが、支持を集めることができず、同年の番組改編で終了。