蟹江敬三
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蟹江 敬三（かにえ けいぞう、1944年10月28日-）は、昭和後期・平成期（1970年代～）の俳優。東京都立新宿高等学校卒業。劇団青俳を経て、演出家蜷川幸雄らと「現代人劇場」（1968～71）、「櫻社」（1972～74）を旗揚げする。時代劇や刑事ドラマに数多く出演している。また、長女の栗田桃子（文学座）、長男の蟹江一平（劇団青年座）とも俳優として活躍中である。血液型：A型。東京都江戸川区出身。
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[編集] 主な出演作品
[編集] 映画
- 『ああ同期の桜』（不破少尉役 1967年、東映）（初出演作品）
- 『あらかじめ失われた恋人たちよ』（ニセ自警団の男役 1971年、ＡＴＧ）
- 『遊び」（1971年、ダイニチ映配）
- 『顔役』（1971年、ダイニチ映配）
- 『やさしいにっぽん人』（シゲ役 1971年、東プロダクション）
- 『御用牙』（1972年、東宝）
- 『座頭市御用旅』（1972年、東宝＝勝プロダクション）
- 『赤線玉の井 ぬけられます』（志波役 1974年、日活）
- 『ムツゴロウの結婚記』（根岸役 1974年、松竹）
- 『吾輩は猫である』（巡査役 1975年、松竹）
- 『あにいもうと』（1976年、東宝）
- 『安藤昇の逃亡とＳＥＸの記録』（船橋一也役 1976年、東映）
- 『花芯の刺青 熟れた壺』（彫師・辰役 1976年、日活）
- 『撃たれる前に撃て！』（1976年、松竹）
- 『犯す!』（男役 1976年、日活）
- 『横須賀男狩り 少女・悦楽』（ミッキー徳田役 1977年、日活）
- 『女教師』（小林悟役 1977年、日活）
- 『聖母観音大菩薩』（青年役 1977年、ＡＴＧ）
- 『鬼畜』（阿久津役 1978年、松竹）
- 『天使を誘惑』（佐野正男役 1979年、東宝）
- 『十九歳の地図』（紺野役 1979年、プロダクション群狼）
- 『もっとしなやかに もっとしたたかに』（1979年、にっかつ）
- 『天使のはらわた 赤い教室』（村木哲郎役 1979年、日活）
- 『天使を誘惑』（佐野正男役 1979年、東宝）
- 『配達されない三通の手紙』（1979年、松竹）
- 『影の軍団 服部半蔵』（1980年、東映）
- 『震える舌』（山岸役 1980年、松竹）
- 『土佐の一本釣り』（三番口・勝役 1980年、松竹）
- 『遥かなる走路』（1980年、松竹）
- 『ヨコハマＢＪブルース』（蟻鉄雄役 1981年、東映）
- 『遠雷』（カエデの亭主役 1981年、ＡＴＧ）
- 『泥の河』（巡査役 1981年、木村プロダクション）
- 『野獣刑事』（暴力団の幹部役 1982年、東映）
- 『さらば愛しき大地』（1982年、プロダクション群狼）
- 『蒲田行進曲』（監督役 1982年、松竹）
- 『探偵物語』（高峰刑事役 1983年、東映）
- 『人生劇場』（1983年、東映）
- 『伽や子のために」（1984年、エキプド・シネマ）
- 『夕ぐれ族』（1984年、日活）
- 『すかんぴんウォーク』（1984年、東宝）
- 『二代目はクリスチャン』（磯村役 1985年、東宝＝角川春樹事務所）
- 『火まつり』（ブローカー役 1985年、シネセゾン）
- 『恋する女たち 』（1986年、東宝）
- 『旅路 村でいちばんの首吊りの木』（深見役 1986年、東宝）
- 『犬死にせしもの』（火つけ柴役 1986年、松竹）
- 『火宅の人』（主任役 1986年、東映）
- 『必殺4 恨み晴らします』（久蔵役 1987年、松竹）
- 『スケバン刑事』（西脇役 1987年、東映）
- 『妖女の時代』（1988年、東宝）
- 『華の乱』（島村抱月役 1988年、東映）
- 『童謡物語』（1988年、松竹）
- 『メロドラマ』（1988年、シネ・ロッポニカ）
- 『花物語』（1989年、大映）
- 『せんせい』（1989年、松竹）
- 『忠臣蔵外伝 四谷怪談』（清水一学役 1994年、松竹）
- 『MAZE マゼ』（田村弦次郎役 2005年、アルゴ・ピクチャーズ）（初主演作品）
[編集] テレビドラマ
レギュラー
- 『幕末未来人』（樫岡役 1977年）
- 『まんが道』~銀河テレビ小説~（虎口部長役 1986年11月～12月）
- 『まんが道・青春編』~銀河テレビ小説~（虎口部長役 1987年7月～8月）
- 『翔ぶが如く』~大河ドラマ~（大山綱良役 1990年1月～12月）
- 『炎立つ』~大河ドラマ~（吉彦秀武役、1993年7月～1994年3月）
- 『葵徳川三代』~大河ドラマ~（福島正則役 2000年1月～12月）
- ◇日本テレビ系
- 『熱中時代』学園ドラマ編･第2シリーズ（佐藤忠信役 1980～81年）
- 『キッド』（1981～82年）
- 『わが町I～X』シリーズ~火曜サスペンス劇場~（鳴海成巳･刑事 役 1992～98年）
- 『銀狼怪奇ファイル』（小早川順三郎役 1996年）
- ◇TBS系
- 『うちのホンカン』~東芝日曜劇場~（1975～81年）
- 『野々村病院物語』（1981年5月～11月）
- 『野々村病院物語II』（1982年11月～1983年5月）
- 『早乙女千春の添乗報告書』（須藤正次役 1995年～）
- 『リスキーゲーム』（佐久間昇役 1996年）
- 世直し公務員 ザ・公証人シリーズ(2002年～、月曜ミステリー劇場⇒月曜ゴールデン)
- ◇フジテレビ系
- 『影の軍団III』（竹林虎麻呂役 1981～82年）
- 『スケバン刑事II』（西脇役 1985～86年）
- 『ヤヌスの鏡』（進東哲也の父役 1985～86年）
- 『アナウンサーぷっつん物語』（遠山昭一郎役 1987年）
- 『藤子不二雄の夢カメラ』（1988年）
- 『鬼平犯科帳』（小房の粂八役 1989～2001年）
- 世にも奇妙な物語 『人格改造ドリンク』（1991年）
- ◇テレビ朝日系
- 『さすらい刑事旅情編II～VII』（山崎五郎役 1989～95年）
- 『おとり捜査官・北見志穂1～9』シリーズ~土曜ワイド劇場~（袴田俊郎役 1998年～）
- 『京都地検の女』（高原純之介役 2003年）
- 『京都地検の女』2（高原純之介役 2005年）
- 『京都地検の女』3（高原純之介役 2006年）
その他
- ◇日本テレビ系
- 『怪奇十三夜』（#12「妖怪血染めの櫛」1971年）
- 『傷だらけの天使』（#7「自動車泥棒にラブソングを」1974年）
- 『太陽にほえろ!』（）
- （#128「夢見る人形たち」1974年）
- （#201「にわか雨」1976年）
- （#255「本日多忙」1977年）
- （#329「タイムリミット」1978年）
- （#354「交番爆破」1979年）
- 『はぐれ刑事』（#2「逃避行」1975年）
- 『俺たちの勲章』（#18「狂乱のロック」1976年）
- 『大都会』（#5「めぐり逢い」1976年）
- 『大都会 PARTII』
- （#31「殺人計画No.4」1977年）
- （#49「逃亡の果て」1978年）
- 『大追跡』
- （#17「殺し屋」1978年）
- （#24「爆殺魔」1978年）
- 『西遊記』（#22「快楽の館・悟浄自骨の恋」1978年）
- 『俺たちは天使だ!』（#19「運が悪けりゃターゲット」1979年）
- 『大都会 PARTIII』（#44「テロルの仮面」1979年）
- 『あんちゃん』（1982年）
- 『海の盆』（1983年）
- ◇TBS系
- 『泣いてたまるか』（#27「兄と妹」1967年）
- 『ウルトラマンA』（#16「夏の怪奇シリーズ 怪談・牛神男」高井(牛神男)役 1972年）
- 『ウルトラマンレオ』（#50「恐怖の円盤生物シリーズ！ レオの命よ！キングの奇跡！」円盤生物 星人ブニョ役 1975年）
- 『Gメン'75』
- （#13「バスストップ」1975年）
- （#26「冬のヨット・ハーバーの殺人」1975年）
- （#89「警視庁拳銃盗難事件」1977年）
- （#110「警視庁宮ノ森交番のトリック」1977年）
- （#146「マドリッド闘牛場の殺し屋」1978年）
- （#148「ヨーロッパ特急大爆破」1978年）
- （#218「梟の森みな殺しの夜」1979年）
- （#248「警察の中に出た幽霊」1980年）
- （#269「少年とギャングの自転車レース」1980年）
- （#276「夜囁く女の骸骨」1980年）
- （#285「満月の夜女の血を吸う男」1980年）
- （#290「X'masカードの中の人骨」1980年）
- （#296「雪の夜に悪魔が生んだ赤ん坊」1981年）
- （#351「幽霊の指紋」1982年）
- 『さよならを教えて』（1983年）
- 『好色一代男 世之介の愛して愛して物語』（1986年）
- 『ひとりぼっちの君に』（栗林重三役 1998年）
- 『Sweet Season』（藤谷真也役 1998年）
- 『ブラック・ジャックカルテIII』（明石誠一郎役 2001年）
- ◇フジテレビジョン|フジテレビ系
- 『華麗なる刑事』（#29「女豹撃つ」1977年）
- 『東京タワー ～オカンとボクと、時々、オトン～』 （中川弘治役 2006年）
- ◇テレビ朝日系
- 『特捜最前線』
- （#39「密告・コーヒージャック！」1977年）
- （#103「帰ってきたスキャンダル刑事！1」1979年）
- （#104「帰ってきたスキャンダル刑事！2」1979年）
- （#380「老刑事・対決の７２時間！」1984年）
- （#459「挑戦・この七人の中に犯人は居る！」1986年）
- （#460「挑戦II・窓際警視に捧げる挽歌！」1986年）
- （#499「退職刑事船村・鬼」1987年）
- （#500「退職刑事船村II・仏」1987年）
- （#508「神代警視正・愛と希望の十字架」1987年）
- 『白い乳房の美女 江戸川乱歩の「地獄の道化師」』~土曜ワイド劇場~（綿貫創人役 1981年）
- 『終りに見た街』（1982年）
- 『探偵神津恭介の殺人推理３ 魔笛に魅せられた女』~土曜ワイド劇場~（松下英一郎役 1985年）
- 『ベイシティ刑事』（#19「復讐･･･」1988年）
- 『ふたり～Wherever You Are～』（北尾雄一役 1997年）
- 『相棒』SeasonⅠ（#7「殺しのカクテル」2002年）
- 『信長の棺』（大村由己役 2006年）
- ◇テレビ東京系
- 『忠臣蔵～決断の時～』 （龍野藩家老 加古川本蔵役 2003年）
[編集] ナレーション
- 『日経スペシャル ガイアの夜明け』（2002年～、テレビ東京）
[編集] 余談
蟹江は1980年代前半までは、猟奇的・エキセントリックな脇役としての出演が多かった。ところが『スケバン刑事II』で普段は南野陽子演じる主人公・五代陽子のクラス担任、実は暗闇指令のエージェントであるという西脇役での演技がきっかけとなりブレイク、鬼平犯科帳の粂八役で完全に「渋い個性派俳優」としての立ち位置を確立していくことになる。
2006年現在、蛯原友里の愛称「エビちゃん」をもじって蟹江が「カニちゃん」と呼ばれることがある。
