蘇峻
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蘇峻（そしゅん ？ - 329年）は、中国東晋代の武将である。
山東即墨出身で西晋末に育ったが、折りしも当時は八王の乱や永嘉の乱の為、華南を除く中国全土が異民族の蹂躙するところとなり、飢餓や虐殺が頻発していた。こうした中、多量の難民が発生し、またそうした集団や村々の中には自衛の為集団で武装するところも多数あったが、彼もそのうちの一つを形成し、山東半島から江蘇省にかけて盗賊行為などで活動、徐々に大規模な武装集団に発展させた。
その後、華南に東晋が形成され、王敦の乱が起きると、東晋の首都近郊の国境地帯にいた彼は東晋側として反乱鎮圧に協力して、東晋政府に功績を認められている。
しかし、その後328年に東晋に対して反乱し、首都一帯包囲、火攻めによって陥落後は、長期間にわたる占領と激しい破壊を行った。それは、皇帝を含む当時首都にいた政府関係者の全員が捕縛され、百官宮女の全員が裸にされて陵辱・肉体労働を余儀なくされ、王侯大臣でもやぶれむしろや草で身を隠し、草もない者は地に座って土で身を覆って裸を隠す有様で、その哀号の声は内外を震わすほどであったという。ただし、数ヵ月後、陶侃らの義軍に敗北し、その年の内に蘇峻は敗死している。
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