菊池為邦
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菊池 為邦（きくち ためくに 1430年（永享2年） － 1488年（長享2年））は、菊池氏の第20代当主。第19代当主・菊池持朝の子。官位は従四位下。官位は肥後守。幼名は犬丸。弟に菊池為安・宇土為光他。
1446年に父の死により16歳で家督を継ぐ。
1462年、室町将軍足利義政により、大友親繁に筑後半国守護職が与えられると、前の筑後守護職であった菊池氏と大友氏の対立が始まることとなる。
1465年、筑後・肥後の国人衆は親繁に抵抗し、その結果大友軍の来襲を招くこととなる。菊池為邦は弟の菊池為安を国人衆の救援に筑後に出陣させた。高良山で両軍は激突、菊池・筑後国人衆は敗北を喫し、菊池為安は討死した。この戦いで筑後の有力国人である黒木之実・三池親在らも討死している。
この結果、筑後守護職は大友氏に与えられ、敗戦により弱気になった為邦は、同年に相良為続に対して水俣の領有を許可している。
1466年、家督を嫡子の重朝に譲り隠居した。
為邦は朝鮮との貿易を行うなど対外貿易を盛んに行ったが、この為邦の時代より菊池氏の衰退が始まるのである。
