臨機応変マン

臨機応変太郎（りんきおうへんたろう）／臨機応変マン: 通常は「臨機応変マン」もしくは「りんき（ちゃん）」と呼ばれ、原くんからは「所長」と呼ばれる。ウルトラの星にしがみついてはなれない「臨機の星」からやって来た貧乏出稼ぎ宇宙人ヒーロー。こわれ荘になんでも屋の臨機応変事務所を構える。9999パターンの変身能力が最大の能力で、「りんき」「おーへん」と叫びながら仮面ライダー2号そっくりな変身ポーズを取り、「とーっ!!」とジャンプすることで変身を完了。「クルクルパッ」の効果音と共に着地して「臨機応変マン変身パターンその○○番・××スタイルだーっ!!（スパパパパーン）」と変身後の姿を紹介するのが基本（手足など身体の一部のみ変身するパターンも存在）。変身解除は「元の」「状態に」「もどるべさー（もどるべしー）」で逆ルートをたどる。ただし、トレードマークである大きな出っ歯は何に変身しようと消せない。主食はカップ麺。家族構成は父（臨機応変父之助）、母（臨機応変母子）、弟（臨機応変弟次郎）、妹（臨機応変妹子）。地球を守るために「他の星で10年以上暮らしてはいけない」という臨機の星の法律を破り、故郷に帰る事ができない身となる。
原タコ徳（はらタコのり）／原くんマスク: 通称「原くん」。りんきの助手。小学生だが学校に通っていない。7年前、臨機応変事務所の前に捨てられていた赤ん坊で、7年の間カップ麺だけでりんきが育てた。常にグンゼのシャツと南海ホークスの野球帽を身に着けており、帽子の下の髪型は不明。切手集めが趣味だが6枚しか集まっていない。実は7年前に誘拐された大会社社長夫婦の子供である。イトーヨーカドーの紙袋で作ったマスクと新聞紙のマントを身に付ける事で原くんマスクに変身する。ただし、中身は普通の小学生であり特記すべき能力は何も無い。原くんマスクは正体を隠しているつもりだが、誰にもバレている。事務所が貧乏なため普通の子供が楽しむ娯楽に餓えており、りんきにおねだりをして却下されては「やだーい、やだーい」と「だだっ子攻撃」を行うのがいつものパターン（根負けしたりんきが原くんを連れて出掛けた所で、事件に出くわすことも多い）。
中増根ちゃん（なかそねちゃん）: 内閣総理大臣。異星人や怪獣等の侵略者が現れるとりんきに電話して退治を要請する。割といいかげんな性格。
俵孝太郎（たわらこうたろう）／大家マン: りんき達が住む木造建築二階建てアパート「こわれ荘」の大家。娘と息子を擁する。光子という名の妻が居たが逃げられた。が、テレビの公開捜査を通じて呼びかけたところ若い男と暮らしていた事が発覚するが「子供がかわいそうだから」と戻ってきたようだ。身に着けている腹巻（異次元腹巻）を使って大家マンに変身することができる。ニュースキャスターの「俵のこーちゃん」という瓜二つのキャラ（というか元ネタ自体）も登場するが全くの別人。苦労人なせいか「お金は人を裏切らない」の信念を持ち、りんきから滞納分家賃を徴収することに燃えている。