腐り姫
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| 腐り姫～euthanasia～ | |
|---|---|
| プラットフォーム | Windows95/98/2000/Me |
| 発売元 | ライアーソフト |
| 発売日 | 2002年2月8日 |
| ジャンル | インモラル・ホラーADV |
| レイティング | 18禁(PC) |
| 名前変更 | ？ |
| エンディング数 | ？ |
| セーブファイル数 | 100 |
| 画面サイズ | 640×480 |
| BGM再生方式 | CDDA、WAVE |
| キャラクターボイス | あり |
| CGモード | あり |
| 音楽モード | あり |
| 回想モード | あり |
| メッセージスキップ | あり |
| オートモード | なし |
『腐り姫～euthanasia～』（くさりひめ）は、2002年2月8日にアダルトゲームブランドライアーソフトから発売されたアダルトゲーム。 サブタイトルのeuthanasia（ユータネイジャ、ユーサネイジャ）の意味は安楽死。
一般的にビジュアルノベルやアドベンチャーゲームと呼ばれるジャンルであるが、画像を背景に据え画面全体にテキストを表示させる形式や、またはテキスト枠+背景に立ち絵が加えられたゲームと違い、ワイドスクリーンサイズでカットされた背景にチップキャラクターをはめ込み、画面下部に字幕のようにテキストを表示する事で映画的な演出を試みているのがこのゲームの特徴である。（たとえばリビングの食卓に家族が集まった場面は斜め上からの俯瞰）重要な会話画面ではキャラクターのバストアップが映し出される点は他のゲームと変わらない。
インモラル・ホラーADVと銘打たれた今作はleafの雫、痕、アリスソフトのアトラク＝ナクア等に代表される伝奇・伝承をストーリーに組み込んだノベルゲームの系譜に連なるものである。シナリオの星空めてお氏によると、コメディ主体の以前のライアーの作品と差別化するため、エロを重視する事にしたそうである。しかし陵辱ゲームのような強姦は芸がなく、同人パロディ的ハーレムゲームだとありがち過ぎるため、和姦でも背徳感のある近親相姦をメインに据える事となった。そのテーマ通り、主人公とその家族とが、赤い着物の少女蔵女（くらめ）の登場によって生み出された記憶と現実の綻びから心の隙に滑り込まれ、心身ともに壊れて行く様が切なくも美しく描き出され、高い評価を受けている。その一方で一部のユーザーからは後半からのストーリー展開の急激な変化に対して疑問の声も上がっている。シナリオが繰り返す4日間なのでループしているように思える。が、記憶が継続しているのは主人公だけであり、情況や他人の記憶や言葉や記憶の違いによる行動の違いによって同じ過程はあっても同じ結果はない。
腐り姫の舞台となる架空の街とうかんもりは、尾瀬、神岡鉱山、尾道、その他軽井沢、伊根、その他複数の街をモデルとしている。主人公の家も古民家再生住宅がモデルであり、これらのチョイスはめてお氏の趣味だそうである。 アコースティックな音楽に加え、中村哲也氏の原画に絵画のような彩色を施し、立ち絵に依存しない映画的なシーン表現に星空めてお氏のシナリオが加わる事で創り上げられた独特の世界観には、発売から時間を経た現在も根強い人気が集まっている。
※初回版では修正パッチをインストールしないと話が進まなくなる不具合と、体験版には入っていたOPムービーを入れ忘れたという前代未聞のミスがあったため、これらをライアーソフト公式HPよりダウンロードする必要がある。
目次 |
[編集] ストーリー
- 父親と妹の謎の死。生き延びた主人公は記憶をなくしていた。
- 療養のため、彼は義母に連れられて故郷の町とうかんもりに帰った彼は、
- 失った妹に瓜二つの深紅の着物の少女、蔵女と出会う。
- 取り巻く家族や友人たちは、うわべでは彼の回復を望む一方、何かを隠している。
- 罪の意識を心に潜ませた彼らの闇に忍び込み、甘美な肉欲と狂気の夢を与える蔵女。
- やがて身も心も崩壊させていく人々。
- 失われた記憶を取り戻すにつれ、家族や友人の真実の姿に苦悩する主人公。
- それを、全て超越したかにみえる視点で見つめる蔵女。
- そして古来より伝承される｢腐り姫の伝説｣。死んだ家族の影。全ては複雑に絡み合う。
- 薄れた記憶と現実の境界。喪失感と恐怖、そして狂気の葛藤。
- 果てに、赤い雪が降り積もり、世界が死の静寂に包まれる。
- 全ての記憶を取り戻すまでの、繰り返す4日間。
[編集] 登場キャラクター
- 簸川五樹（ひのかわ いつき）（CV：）
- 主人公の大学生。父と妹が心中した直後に記憶喪失となる。
- 周囲の期待に応えようと消極的ながら記憶を取り戻そうとしていた。
- 最愛の妹の面影を持つ蔵女と出会い、自ら真実を求めはじめる。
- 簸川樹里（ひのかわ じゅり）（CV：）
- 主人公の死んだ実妹。
- 山鹿青磁（やまが せいじ）（CV：高岡政人）
- 主人公の幼馴染の歯科技工士。帰省中に夏樹とともに主人公に会う。
[編集] 製作スタッフ
[編集] 関連商品
- ライアーソフトサウンドトラック第１弾「ぶるま」
- ライアーソフトサウンドトラック第２弾「わらび」
- ライアーソフトサウンドトラック第３弾「しっぽ」
- 腐り姫読本～赤雪腐爛草紙～
[編集] 二次創作
- 二次裏の可憐な人
- ふたりはグロキュア
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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