第6師団 (日本軍)
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第6師団（だいろくしだん）は、大日本帝国陸軍の師団の一つ。1872年（明治5年）に設置された熊本鎮台を母体に1888年（明治21年）5月編成された。初代師団長は最後の熊本鎮台司令官山地元治中将。兵士は主に九州南部から補充される。日清戦争では威海衛攻略戦に参加し、日露戦争では沙河会戦・奉天会戦に参加する。1923年（大正12年）の満州駐屯の後第二次山東出兵に参加、満州事変では熱河作戦に参加する。その後中国北部で転戦し、日中戦争が始まると杭州湾上陸作戦・南京攻略戦・徐州会戦・武漢攻略作戦に参加する。太平洋戦争では第17軍の指揮下でブーゲンビル島に渡り、防衛を担当する。この地で米軍、続いてオーストラリア軍と戦い、終戦を迎える。
[編集] 師団概要
- 通称号：明兵団
- 編成時期：1888年（明治21年）5月14日
- 編成地：熊本
- 補充担任：熊本師管区
- 最終上級部隊：第17軍
[編集] 歴代師団長
- 山地元治：1888年（明治21年）5月14日
- 野崎貞澄：1890年（明治23年）6月7日
- 北白川宮能久親王：1892年（明治25年）12月8日
- 黒木為楨：1893年（明治26年）11月10日
- 茨木惟昭：1896年（明治29年）10月14日
- 伊瀬知好成：1900年（明治33年）4月25日
- 大久保春野：1902年（明治35年）5月5日
- 西島助義：1906年（明治39年）7月6日
- 木越安綱：1909年（明治42年）9月3日
- 梅沢道治：1911年（明治44年）9月6日
- 明石元二郎：1915年（大正4年）10月4日
- 小池安之：1918年（大正7年）6月10日
- 山田虎夫：1921年（大正10年）6月28日
- 柚原完蔵：1922年（大正11年）11月24日
- 福田彦助：1926年（大正15年）3月2日
- 荒木貞夫：1929年（昭和4年）8月2日
- 坂本政右衛門：1931年（昭和6年）8月8月1日
- 香椎浩平：1934年（昭和9年）3月5日
- 谷寿夫：1935年（昭和10年）12月2日
- 稲葉四郎：1937年（昭和12年）12月28日
- 町尻量基：1939年（昭和14年）12月1日
- 神田正種：1941年（昭和16年）4月1日
- 秋永力：1945年（昭和20年）4月1日
[編集] 最終所属部隊
- 歩兵第13連隊（熊本）
- 歩兵第23連隊（都城）
- 歩兵第45連隊（鹿児島）
- 野砲兵第6連隊
- 騎兵第6連隊
- 工兵第6連隊
- 輜重兵第6連隊
- 師団通信隊
- 師団兵器勤務隊
- 師団衛生隊
- 第1野戦病院
- 第2野戦病院
- 第4野戦病院
- 病馬廠
- 架橋材料隊
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