第2師団 (陸上自衛隊)

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この項目では陸上自衛隊の第2師団について説明しています。大日本帝国陸軍の第2師団については第2師団 (日本軍)をご覧ください。

陸上自衛隊
幕僚機関
陸上幕僚監部
主要部隊
北部方面隊
東北方面隊
東部方面隊
中部方面隊
西部方面隊
師団等一覧
連隊等一覧
主要機関
陸自幹部学校
陸自幹候学校
陸自研究本部
陸自補給統制本部
その他
陸自の駐屯地一覧
陸自の装備品一覧

第2師団（だい2しだん）は陸上自衛隊の師団の一。北部方面隊隷下。師団司令部を旭川市に置き、北海道道北の防衛警備、災害派遣を任務とするほか、民生協力及び国際貢献活動を行っている。

第7師団以外では唯一、戦車部隊が大隊ではなく連隊（第2戦車連隊）となっている。北海道の海岸を守備する沿岸配備師団とされてきたが、新防衛大綱では総合近代化師団に分類される。陸上自衛隊の各師団の中でも新鋭装備を有し、訓練の厳しさは自衛隊で有数である。そのため、精鋭部隊として知られており、真っ先に海外へ派遣されることが多い。「陸自の基準杭」「北鎮師団」（ほくちんしだん）とも呼ばれている。

師団司令部及び指揮下の14個部隊は、北海道道北地域に配備されている。第2師団の管轄する第2警備地区は、名寄警備隊区（警備隊区担当部隊長は第3普通科連隊長）、旭川警備隊区（同第2特科連隊長）、遠軽警備隊区（同第25普通科連隊長）、留萌警備隊区（同第26普通科連隊長）及び上富良野警備隊区（同第4特科群長）に区分されている。上富良野警備隊区を担当する第4特科群のみは第2師団長の指揮系統外の部隊である。

[編集] 沿革

1950年12月：警察予備隊第2管区総監部（発足第2師団の前身）
1951年（昭和26年）5月：第2管区隊編成完結
1952年（昭和27年）10月：保安隊の発足に伴い北部方面隊の隷下となる。
1952年12月：旭川に総監部移駐
1954年（昭和29年）：陸上自衛隊の部隊となった時点で第3、第9、第10普通科連隊を基幹としていた。
1962年1月:第2師団編制完結。第3、第9、第25、第26普通科連隊を基幹とする。
1988年3月:第2後方支援連隊、化学防護小隊の新編。第2高射特科大隊の師団直轄化。
1993年3月～9月:カンボジアへ第2次派遣施設大隊が派遣される
1993年5月～1995年1月:モザンビークへ輸送調整要員が派遣される
1994年9月～12月:ルワンダへルワンダ難民救援隊が派遣される
1995年（平成7年）3月:第9普通科連隊、第2対戦車隊を廃止。第2戦車大隊を戦車連隊に改編。
2001年2月～8月:第11次ゴラン高原派遣輸送隊として海外派遣される
2001年（平成13年）3月:第2化学防護隊を新編
2002年3月～9月:東ティモールへ第1次派遣施設群として海外派遣される
2004年2月～5月:イラク復興支援群第1次派遣部隊としてイラクに派遣される。

[編集] 師団司令部

歴代の第2師団長（陸将）
代数	氏名	在任期間	出身校・期	前職	後職
管区総監	中野敏夫	1950.10.9 -
管区総監	加納富夫
	天野良英	- 1964.3.15	陸士43期・陸大52期		陸上幕僚副長
	益田兼利		陸士46期・陸大54期		陸上幕僚副長
第9代	渡辺博		陸士46期・陸大56期
	上妻正康	- 1970.3	陸士47期・陸大55期		西部方面総監
		1970.3 -
	太田穣		陸士58期		北部方面総監
	岩出俊男
	馬郡道生	- 1983.3.15			陸上幕僚副長
	水澤博	- 1984.6.30			防大幹事
		1984.7.1 -
	志方俊之	1987 - 1988.7.6	防大2期	陸上幕僚監部人事部長	防大幹事
	宇野章二	- 1991.3.15	防大4期	陸上幕僚監部人事部長	防大幹事
	渡邊信利	- 1993.6.30	防大6期		陸上幕僚副長
	大越兼行	- 1995.6.29	防大7期		北部方面総監
	益田兼弘	- 1997.6.30	防大9期		東部方面総監
	久保善昭	- 1999.3.31			退職
	土橋健二	1999.3.31 - 2000.6.30	防大10期	第13師団長	退職
	持田修	2000.6.30 - 2002.12.1	防大13期	防衛研究所副所長	北部方面総監
	河野芳久	2002.12.02 - 2005.03.28	防大14期	中部方面総監部幕僚長	退職
	輪倉昇	2005.03.28 - 2006.08.04	防大17期	中部方面総監部幕僚長	補給統制本部長
	師岡英行	2006.08.04 -	防大19期	中部方面総監部幕僚長