章亜若
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章亜若(しょうあじゃく、1913年 - 1942年8月)は中華民国総統蒋経国の寵愛を受けた女性。蒋経国との間に章孝厳、章孝慈の2子を設けた。
原籍は浙江省であり、父章貢濤と母周錦華の間に江西省南昌市で出生する。幼少期は南昌女中に学び「才女」と称される。1926年、当時18歳の唐英剛と結婚、唐遠波、唐遠輝の2子を設けるが、後に唐英剛が自殺すると江西贛州へ移り、贛州行署専員として赴任した蒋経国の秘書として勤務するようになる。1939年文書担当に、後に蒋経国の秘書を勤め、その間に蒋経国の寵愛を受け1941年に妊娠、流言を避けるために広西桂林に移り、その地で1942年1月27日、乳名大毛、小毛の双子を出産する(その後蒋介石により孝厳、孝慈と命名)。
1942年8月死去する。蒋経国の前途の障害になると考えられ謀殺されたとの説もあるが、確固たる証拠は現在まで発見されていない。