神の雫
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『神の雫』（かみのしずく）は、原作・亜樹直、作画・オキモト・シュウによる漫画。2004年に講談社週刊モーニングで連載を開始する。2006年10月に8巻発売予定。
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[編集] あらすじ
フランス料理店でソムリエ見習いとして働く紫野原みやびは、ワインに関する客の間違いを指摘したことで機嫌を損ねてしまった。だが、そこでその客の連れとして来ていた神咲雫の神業のようなデキャンタージュによって救われた。
ビール会社で営業マンとして働く雫は、新たに設けられるワイン事業部への異動を命じられる。その異動は、父親が世界的なワイン評論家であるということと関係があるらしいが、雫はそんな父親に反発して、ワインに関してはまったくの素人であった。
そんな時、突然の父親の訃報。彼はある遺言を残していた。それは、彼が選んだ12本の偉大なワイン『十二使徒』と、その頂点に立つ『神の雫』と呼ばれる幻の1本が何年作の何というワインなのかを期限までに当てた者に遺産の全てを譲渡するというものであった。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 登場人物
- 紫野原 みやび（しのはら みやび）
- 仏料理店でソムリエ見習いとして働く実直な女性。後に、アドバイザーとして太陽ビールに契約社員として雇用される。
- 神咲 雫（かんざき しずく）
- ビール会社・太陽ビールの営業マン。ワイン事業部に異動になる。幼い頃から父親にワインの英才教育を受けてきたが、そんな父親に嫌気が差しビール会社に就職した。嗅覚は敏感だが、ワインに関する知識などは全く持たない。
- 神咲 豊多香（かんざき ゆたか）
- 遠峰 一青（とおみね いっせい）
- 若手のワイン評論家。神咲豊多香のワインコレクションが欲しいがために、養子縁組をし、雫とともに遺言を受ける。雫のライバル。第一の使徒を当てられず、遺産のすべてを譲り受ける資格をなくしているのにもかかわらず、頑張っている負けず嫌いな人。
- 霧生 涼子（きりゅう りょうこ）
- 弁護士。神咲豊多香の遺言作成にも立ち会い、氏の残したワインの管理と相続に関する全てを任されている。
- 藤枝 史郎（ふじえだ しろう）
- ワインバー『モノ・ポール』のオーナーソムリエ。みやびの師匠。
- 美島 壮一郎（みしま そういちろう）
- みやびの勤めるレストランチェーンのオーナー。
- アンヌ・ギルマール
- 西園寺 マキ（さいおんじ まき）
- 西園寺コーポレーション・SAIONトレーディング社長。ワインインポーター。
- 土肥 ロベール（どい ろべーる）
- 神咲豊多香の旧友で、氏に最も信頼されていた。公園のダンボールハウスに『シャトー・ロベール』と名付けて住んでいる。雫と一青の戦いの立会人。
- セーラ
- モデル。遠峰一青の異父兄妹。日仏ハーフ。5歳で初めてワインを飲み、12歳で普通に飲むようになり、14歳でワインの虜になる。
- 本間 長介
- ワイン事業部の一員。イタリアワインをこよなく愛す。それは、昔フランス人女性に振られたからだという。
- 河原毛
- ワイン事業部の部長。
- 石河 順也（いしかわ じゅんや）
- みやびの中学校・高校時代の友達。入院中の父親に代わりワインショップを営む。一橋大卒。双子の兄。
- 石河 健也（いしかわ けんや）
- 同上。双子の弟。優秀な兄と違って、暴走族だった。高校も中退した。
[編集] 作中に登場するワイン
1度登場したものは省略する。
- 1巻
- リシュブール （ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ）'99
- シャトー・ムートン・ロートシルト '82
- シャトー・モン・ペラ '01
- オーパス・ワン '00
- シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ '83
- クロ・パラントゥ （アンリ・ジャイエ）'99
- オート・コート・ド・ボーヌ・ルージュ '02
- シャンボール・ミュジニー '98
- ブルゴーニュ・ルージュ '02
- ブルゴーニュ・ルージュ '02
- ヴォーヌ・ロマネ・レ・ジャッシェ '00
- ブルゴーニュ・ルージュ '02
- ヴォーヌ・ロマネ・レ・ボーモン '97
- ミアーニ （イタリアワイン）
- ヴォーヌ・ロマネ （ヴォギュエ）'01
- エシェゾー （ヴォギュエ）'02
- 2巻
- サロン '95 （シャンパン）
- ロマネ・コンティ （ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ）'85
- シャトー・ディケム '90
- シャトー・カロン・セギュール '00
- シャサーニュ・モンラッシェ（ルフレーヴ）
- シャトー・ムートン・ロートシルト '00
- シャトー・ラグランジュ '96
- シャトー・ラグランジュ '82
- ル・オー・メドック・ド・ジスクール '00
- レディ・ガッフィ '00 （イタリアワイン）
- テヌータ・ディ・トリノーロ '99 （イタリアワイン）
- パレオ・ロッソ '00 （イタリアワイン）
- 3巻
- 4巻
- ドメーヌ・フィリップ・エ・ヴァンサン・レシュノー '01
- コントラーダ・ディ・コンチェニゴ （イタリアワイン）
- カンネート （イタリアワイン）
- ロッジョ・デル・フィラーレ （イタリアワイン）
- シャトー・ボイド・カントナック '01
- アルト・アディジェ・ピノ・ネロ '00 （イタリアワイン）
- 5巻
- ニュイ・サン・ジョルジュ
- シャンボール・ミュジニー・レ・シャルム '01
- ボンヌ・マール （グロフィエ）'99・'01
- シャトー・ランシュ・バージュ '83
- パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー '02
- 6巻
- タルボ '97・'90
- シャンボール・ミュジニー・レ・ザムルーズ （G.ルーミエ）'99・'01
- ロッソ・ディ・ノートリ '03 （イタリアワイン）
- テヌータ・ディ・トリノーロ・パラッツィ '99 （イタリアワイン）
- シャトー・オー・ブリオン '02
- シャトー・ムートン・ロートシルト '02
- シャトー・ラトゥール '02
- シャトー・ラフィット・ロートシルト '02・'84
- シャトー・マルゴー '02・'70・'78
[編集] 『十二使徒』の正体
- 第一の使徒
- ジョルジュ・ルーミエ作
- ブルゴーニュ地方シャンボール・ミュジニー村 1級畑
- レ・ザムルーズ 2001年
- 第二の使徒
- ボルドー地方マルゴー村 3級
- シャトー・パルメ 1999年
