白川公園 (名古屋市)

白川公園（しらかわこうえん）は、愛知県名古屋市中区にある都市型公園で、名古屋市の中心地栄に程近いところにある緑豊かな公園である。周辺や公園内部に名古屋市科学館、名古屋市美術館、伏見ライフプラザなどがある。

すぐ南の若宮大通（100m道路）は、その上を名古屋高速道路2号東山線の高架が走っており、高架下が駐車場やミニ都市型公園になっている。白川公園内には、グラウンドもあり、祭りやデモ行進などの集合場所として利用されることもある。また、近年は、ホームレスのテントが立ち並び、都市の社会問題ともなっている。

[編集] 歴史

昭和17年（1942年）寺町であった当時の栄区白川町一帯に、紀元二千六百年記念事業（後に防空公園）として白川公園が計画された。
昭和20年（1945年）3月12日、名古屋大空襲により白川町も全域が焦土となり、終戦。戦後は連合軍により接収され、アメリカ村とよばれる在日米軍の家族住宅地となった（米軍住宅地の北辺は、入江町通まで広がっていた）。
昭和33年（1958年）米軍より返還。以後都市公園として整備開始。
昭和37年（1962年）市立名古屋科学館天文館が開館。
昭和37年（1962年）市立名古屋科学館理工館が開館。
昭和63年（1988年）名古屋市美術館が開館。
平成元年（1989年）市立名古屋科学館が名古屋市科学館に名称変更、生命館開館。
平成7年（1995年）「白川公園彫刻プロムナード」事業開始（2001年まで）。
平成14年（2002年）公園内にテントを設置して生活するホームレスを収容するため、緊急一時宿泊施設（シェルター）を設置。
平成17年（2005年）名古屋市がホームレスのテント・小屋を強制撤去する行政代執行が行なわれた。