画の六法
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画の六法（がのろっぽう）とは、南斉の謝赫（しゃかく）による画論。 この六画法は、中国画をはじめ、あらゆる絵画の絵画批評、絵画制作、絵画鑑賞の総てに適応できる。 応用すべき点（応物点）は、｢四字熟語の解釈方法｣である。これを持ってして、絵画と交わる作業総てに応用を根ざすのが、この中国六画法にある。この六画法は、気韻生動を中心点に、今現在では、10通り余に拡張し、十分な検討と共に進化し続けている。 また、気韻生動を「才のみ」とする評価が、画の六法の基準として横行していますが、他の画法と同じく、「本人の努力」による構築でできています。 原因は、気韻生動が含有する内在点が他の画術よりも多いからです。根本は変化無しにできています。また、その扱いにおける理由は、とても深く良い理由から来ているのが本来であるからです。才能というよりも、どれだけ、物質や、人間同士、描画対象や、描画媒材に脳や体が浸透しているか、という問題です。世の中とともにある者にしか不可能です。描画対象の発生理由や発生する時の現象やその多くの原理に基づいて筆を使う事として初めて出来るのが気韻生動。描くというより、目の前の生命体を内在として正しく再現するというのが、本来性にあると思います。 その内在に対する知識量とともに。
[編集] 中国十伍画法 （チョンゴアボアシウユンファ）
- 気韻生動 ‐ 初期においては気と韻律、動勢と生命感ある絵画か。物質が保有する詳細から来る気韻を正確に掴み取って、その特色を描けるに到るか。実在物との正誤を欠かずに。かつ、自身の気韻もそこに同調するかどうかも重要になる。自身の気韻と、描画対象の気韻。
- 楕類賦彩‐ 描くにおいての筆柄と自身の関連性の始まり。
- 隋類賦彩‐ 描くにおいての継続や集中。
- 随類賦彩 ‐ 彩し描き続け一つ一つの究まる良き状態を上達や向上として支持面内にて同時に 掴む。
- 髄類賦彩‐ 精髄究めるべくした具体性とかね合わせる。
- 骨法用筆 ‐ 物の正確な形（骨法）は正確に取れている、技巧ある筆運びか。己が骨子が如くして大事に扱い、己が骨知る生活が如く、筆を良く知る。己が筆が如く用いる事で、筆や自身を大切に生活出来る。
- 応物象形 ‐ 媒質の形状個性を、いかんなく象徴化し、応用できるか。媒質に応じた象徴を塑写す。物質の詳細にまでいかんなく応え、描にて象を描き成す。媒材詳細に正確に適応し、かつ緻密で正確な状態に更に実在性を加えた状態での象徴たらしめる。
- 経営位置 ‐ 構図は正確で、意味のある位置取りか。描くにおいては描画対象に対して意義を 成し、自らの位置掴み取るにおいては描画に最も適した媒材や自身の位置取りであ るか。
- 伝模移写 ‐ 模写力はあるか、そこに伝えたい事が内在しているか。／「伝移模写」で流布し ている
- 真物臨写 物質に対し、写実に臨む姿勢の事。また、物質を描く真の法則性の事。
- 画図編述 絵画を図として捉え、計り組む事。
- 写形純熟 絵画を描き続け、長けてゆくにつれて、技術も心も豊かになってゆく事。
- 画龍点睛 ‐ まず初級としては要としての、最後の仕上げは成されているか。絵画の掴み取っている事物や心理的事象の正しさが、最終段階まで到達しているか。そしてそのあらゆる到達点が、これ以上無い点まで伸びきっているか。
[編集] 中国遠近法（三遠）について
中国画には独特の遠近解釈「三遠」という概念が存在し、中国画の画風の基盤になっている。
- 高遠（カユゥエン） ‐ 空高く見上げろ （上空空間）
- 深遠（サンデュエン） ‐ 空間奥深く見通せ（物体空間）
- 平遠（ピンデュエン） ‐ 地の下面から、地平線まで見通せ（床面）
