田中静壱
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田中 静壱（たなか しずいち、1887年10月1日 - 1945年8月24日）は兵庫県出身の大日本帝国陸軍軍人。陸軍大将。
陸軍士官学校卒業後、駐米陸軍武官としてワシントンD.C.に駐留。日米開戦前はマッカーサー将軍とも親しくする。陸軍参謀本部部員、歩兵第五旅団長等を歴補し、正五位勲二等を叙せられる。その後、フィリピン戦線にてマラリアに似た症状を疑われ、陸軍飛行機にて東京陸軍病院へ送還される。その後、憲兵司令官、軍事参議官兼陸軍大学校校長、関東局警務部長に就任。
昭和20年の終戦当時は、第12方面軍司令官兼東部軍管区司令官となり、「宮城事件」（玉音放送参照のこと）では陸軍幹部将校の叛乱を知り、自ら皇居に乗り込み、説得による鎮圧に成功した。天皇陛下にはその働きに対し、同日の8月15日午後5時15分、蓮沼蕃侍従武官長侍立の上拝謁を賜った。しかし8月24日、司令官自室で拳銃により自決し、59才で歿。
