田中舘愛橘
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田中舘 愛橘（たなかだて あいきつ、安政3年9月18日（1856年10月16日） - 昭和27年（1952年）5月21日）は岩手県二戸市出身の男性地球物理学者。東京帝国大学教授。文化勲章受章者。
[編集] 生涯
東大理科物理学科を第1期生として卒業。在学中にT・メンデンホールの富士山頂での重力測定を手伝う。明治22年（1889年）、私費でケルビン卿のもとに留学した。明治24年（1891年）帰国、東大教授になる。
明治37年（1904年）臨時軍用気球研究会を作り、委員になる。東大航空研究所の設立に尽力。明治42年（1909年）には、フランス人海軍士官ル・プリウールによるグライダー製作に協力、同機は上野の不忍池畔で有人飛行に成功し、動力がないとはいえ日本で最初の近代的航空機となった。
明治40年（1907年）、メートル条約によって設立された理事機関・国際度量衡委員会の委員となる（日本人初）。 大正5年（1916年）還暦祝いの会合で退職を希望し、60歳定年制のできるきっかけになる。
ローマ字論者、メートル法の普及など啓蒙的な活動をおこなった。
