田中学
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田中 学（たなか まなぶ、1973年9月25日 -）は、兵庫県生まれの騎手。兵庫県競馬組合の田中道夫厩舎に所属している。地方競馬での勝負服の柄は緑･赤菱山形。
現在の兵庫県競馬を代表する騎手の一人。ほぼ同年代に岩田康誠や永島太郎がいるが、後述する理由によりデビューは彼らより遅く1993年のデビューである。デビュー当時は父の田中道夫がまだ現役の騎手だったこともあり、勝負服の柄は黄･紫菱山形であった。勝負服は田中道夫が引退してまもなく、父を継ぐ形で現在の配色となった。
デビュー当初からなかなか勝ち星を重ねることができず、リーディングにおいても毎年6～10位あたりにはいるのだが…という感じであったが、少しずつ勝つペースを上げ、小牧太、赤木高太郎がJRAに移籍することになった2004年に完全に脱皮、2003年までは年間99勝が最高だったところを、2004年は年間200勝と一気に伸ばし、以降は岩田康誠のライバルとしての地位に就いている。その岩田も2006年に中央競馬への移籍で兵庫県競馬から抜けたため、これからの兵庫県競馬は「田中の時代」となることが予想される。
中央競馬への参戦はまだそれほど多くなく、2005年までに4勝を挙げたにとどまる。だが、今後は中央競馬参戦の機会は今まで以上に増えると思われる。
[編集] エピソード
彼は一度、競馬学校を退学している。園田の帝王と呼ばれた父と同じ道を歩むべくいったん地方競馬騎手学校に入学したものの、「あの田中道夫の息子」という周囲からの視線とそのプレッシャーに耐えられなかったためである。しかし、退学後、今度は短期騎手課程（地方競馬の騎手養成は2年間入所して騎手としてのトレーニングを一から受ける長期騎手課程と、すでに厩舎などにいたりして馬を御する技術を持つ人間を対象とした半年間の短期騎手課程の2通りの方法がある。中央競馬にもかつては短期騎手課程が存在した）にて騎手免許を取得してデビューした。同学年の岩田らよりもデビューが遅いのはこのためである。
中央競馬での初勝利は、兵庫県競馬にサラブレッドが導入された最初の年に園田に入ったダイトクヒテンで参戦した2000年1月の若駒ステークスでの勝利であった。まったく人気がなく、8頭立てだったにもかかわらず単勝は万馬券（7番人気）となった。
