沖縄県営鉄道嘉手納線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
嘉手納線（かでなせん）は、現在の沖縄県那覇市にあった古波蔵駅と、中頭郡嘉手納町にあった嘉手納駅を結んでいた、沖縄県営鉄道の鉄道路線。1922年に県営鉄道2番目の路線として開業したが、太平洋戦争末期の1945年3月に運行を停止。沖縄戦で線路施設が破壊され、そのまま消滅した。
目次 |
[編集] 路線データ
※運行停止時点
- 路線距離：古波蔵～嘉手納 22.4km
- 軌間：762mm
- 駅数：14（起終点駅含む）
- 複線区間：なし（全線単線）
- 電化区間：なし（全線非電化）
[編集] 歴史
- 1922年3月28日 古波蔵～嘉手納間が開業。古波蔵駅、安里駅、内間駅、城間駅、大謝名駅、大山駅、北谷駅、桑江駅、平安山駅、野国駅、嘉手納駅が開駅。
- 1923年2月26日 与儀駅、真志喜駅が開駅。
- 1937年3月 牧港駅が開駅。
- 1945年3月 運行を停止。
[編集] 接続路線
- 古波蔵駅：沖縄県営鉄道与那原線
- 安里駅：沖縄電気（軌道部）
[編集] 駅一覧
※運行停止時点
古波蔵駅（こはぐら）-与儀駅（よぎ）-安里駅（あさと）-内間駅（うちま）-城間駅（ぐすくま）-牧港駅（まちなと）-大謝名駅（おおじゃな）-真志喜駅（ましき）-大山駅（おおやま）-北谷駅（ちゃたん）-桑江駅（くわえ）-平安山駅（へんざん）-野国駅（のぐに）-嘉手納駅（かでな）
[編集] 備考
桑江駅～北谷駅間辺りが沖縄戦での米軍上陸地点であり、平安山駅～嘉手納駅間は現在米空軍の嘉手納基地となっている。
