池田政綱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
池田 政綱（いけだ まさつな）は、江戸時代の大名。播磨赤穂藩の初代藩主。
|
||||
| 時代 | 江戸時代前期 | |||
| 生誕 | 慶長10年（1605年） | |||
| 死没 | 寛永8年7月29日（1631年8月26日） | |||
| 別名 | 岩松（幼名）、松平政綱（別名） | |||
| 戒名 | 雲襲院殿涼軸蔭公大居士 | |||
| 官位 | 従五位下、従四位下、左京大夫 | |||
| 藩 | 播磨赤穂藩主 | |||
| 氏族 | 池田氏 | |||
| 父母 | 父：池田輝政、 母：徳川家康の次女・督姫 |
|||
| 兄弟 | 兄：池田利隆、池田忠継、池田忠雄、池田輝澄 弟：池田輝興 |
|||
| 妻 | 正室：なし | |||
| 子 | なし | |||
1605年、姫路藩主・池田輝政の五男として姫路城で生まれる。母は徳川家康の次女・督姫であるから、家康の外孫に当たる。そのため、1611年には家康から松平姓を下賜された。1615年、岡山藩主だった兄の池田忠継が死去すると、その遺領から赤穂郡3万5000石を分与されて、赤穂藩主となった。
1623年7月19日に従五位下、右京大夫に叙任する。1626年には従四位下に昇進する。藩政においても藩の基礎を固めるなど、若くして手腕を見せていたが、1618年には本多忠政の家臣・稲垣平馬事件も起こるなど、世情不安の中で1631年7月29日に死去。享年27。
継嗣がいなかったため、赤穂藩は一旦は無嗣改易となるが、後に弟の輝興が家督を継ぐことを許された。墓所：岡山県岡山市国富の少林寺。
