毎日新聞西部本社

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毎日新聞西部本社（まいにちしんぶんせいぶほんしゃ）は、九州本土と山口県・沖縄県、島根県石見地区向けに毎日新聞を印刷・発行する毎日新聞の地域本社。1922年 11月1日、大阪毎日新聞が北九州市門司区（当時は門司市）に西部支社を開設（関門支局から昇格）。『大阪毎日新聞付録西部毎日』の題号で印刷を始め、1935年から大阪毎日本紙の現地印刷を開始した。1965年に本社を小倉北区の『毎日西部会館』に移転して現在にいたる。

毎日新聞西部本社は全国で4番目の民放中波放送局として開局したラジオ九州（現・RKB毎日放送）の設立にも関わった。現在もRKB毎日放送との資本関係はあるが両者のあいだの関係はそれほど強くはない。

戦前から朝日新聞、毎日新聞、読売新聞など全国紙の西部本社は西日本の中枢拠点だった北九州市に拠点を構え、西部三社は現在も全発行部数の48.6％（2003年）を北九州周辺と山口県、島根県石見地区で発行する。特に北九州都市圏では毎日新聞の購読率がいちばん高い。このため全国紙と同時に地元紙の役割も果たす。

しかし近年は各社ともに福岡方面での拡販活動に力を注いでいる。朝日新聞は1996年に福岡本部に編集部を設置した。読売新聞西部本社は北九州進出がもっとも遅く、北九州でシェアを取れなかったため、2004年に福岡市へ移転した。北九州で地元新聞として認知を受ける毎日新聞も福岡総局（毎日福岡会館）を『福岡本部』と改めて、福岡市での販売促進を狙う。