武蔵小杉
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武蔵小杉(むさしこすぎ)は神奈川県川崎市中原区の東急東横線・東急目黒線・JR南武線が乗り入れる武蔵小杉駅を中心とした地域(通称)。正式の町名としては小杉町・小杉陣屋町および小杉御殿町と、その周辺。東急東横線では、ちょうど渋谷と横浜の中央に位置する。中原区の行政及び商業の中心地区である。
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[編集] 地名の由来
江戸時代には中原街道の小杉宿として栄えた。南武線の駅が開設される際、既にある小杉駅との区別のために所在地名の小杉に旧国名をつけて「武蔵小杉」とされたものであるが、現在では駅周辺を指す地名ともなっている。
[編集] 周辺
近くに日本電気玉川事業場やキヤノン小杉事業所、隣の武蔵中原駅に富士通本店・川崎工場があり、その関連企業が南武線以北にあるビルに事業所を多く構えている。概ね国道409号・JR南武線・東急東横線に囲まれた地区が商業等施設の集積地、周囲は住宅地となっている。
[編集] 再開発事業
川崎市は武蔵小杉を川崎の第三都心(都心=川崎、副都心=溝の口・新百合ヶ丘)に指定している。駅周辺に工場跡地等、未利用のまとまった土地があり、また、JR横須賀線に武蔵小杉駅が2009年度末に開設予定、あわせての南武線との乗換連絡通路も新設、さらには、川崎縦貫高速鉄道(川崎市営地下鉄)の乗り入れ計画があり、鉄道交通網が急速に整備される予定であることから再開発が盛ん。37haが開発され15000人が暮らす予定。特に、駅周辺の約800㎡のエリアに国内最高層となる59階建てを含む計9棟の高層マンションの建設が同時に進む。東京湾岸のマンション販売競争が「湾岸戦争」と呼ばれたのになぞらえ、業界には「武蔵小杉戦争」と呼ぶ声も聞かれる。 このように、同じエリアに大量の高層マンションが1年も前後しない短期間のうちに大量に市場に放出されることは全国的に例を見なく、都市専門家は地域住民の年齢層の偏りや、学校など公共施設の整備、旧住民と新住民、新住民同士におけるコミュニティ形成などの問題を指摘する人も多い。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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