横浜市営バス滝頭営業所

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横浜市営バス滝頭営業所（たきがしらえいぎょうしょ）とは、横浜市磯子区滝頭三丁目1-33に所在する横浜市営バスの営業所である。かつては横浜市電の車庫であり、横浜市電保存館が隣接する。

目次 1 沿革 2 みなとみらい100円バス　協賛企業 3 車両について 4 現行路線 4.1 9系統 4.2 10系統 4.3 11系統 4.4 21系統 4.5 60系統 4.6 68系統 4.7 78系統 4.8 93系統 4.9 102系統 4.10 113系統 4.11 133系統 4.12 135系統 4.13 156系統 4.14 158系統 4.15 162系統（みなとみらい100円バス横浜駅ルート） 4.16 163系統（みなとみらい100円バス日ノ出町駅ルート） 4.17 219系統 4.18 361系統 5 廃止路線 5.1 21系統 5.2 22系統 5.3 55系統 5.4 60系統 5.5 76・98系統 5.6 108系統 5.7 130･131系統 5.8 133系統 5.9 145系統 5.10 161系統(みなとみらい100円バス桜木町ルート)

[編集] 沿革

• 1972年4月1日：市電廃止により磯子営業所の出張所として開設。76、98、113系統運行開始。
  • 横浜市電の項もあわせて参照のこと。
• 1973年5月12日：営業所に昇格。
• 1973年8月25日：敷地内に横浜市電保存館が開館。
• 1983年8月13日：市営住宅竣工。市電保存館を同住宅一階に移設。
• 1993年4月7日：133系統運行開始。
• 1994年7月30日：133系統を夏季期間中のみ本牧市民公園前まで延伸。
• 1994年10月17日　130、131系統をみなとみらい21に乗り入れ。「Yループバス」の愛称使用開始。22、55系統を廃止。
• 1995年：10、93系統を小型バスに置き換え及びワンマン化。
• 1998年4月30日：133系統の上大岡駅前～港南区総合庁舎前間を廃止。
• 2000年10月28日：みなとみらい100円バス運行開始。
• 2001年6月28日：10系統の峰～峰の郷間を延伸。
• 2002年2月1日：161系統（100円バス桜木町駅ルート）の赤レンガパーク～赤レンガ倉庫間を延伸、赤レンガパークバス停を廃止。
• 2002年4月11日：Yループバス（130、131系統）廃止。
• 2002年4月12日：163系統（100円バス日ノ出町駅ルート）運行開始。108系統で一部ルート変更。
• 2002年6月1日：164系統（100円バス山下公園ルート）運行開始。
• 2004年2月1日：145系統のパシフィコ横浜～赤レンガ倉庫間を延伸。
• 2004年3月28日：164系統（100円バス山下公園ルート）廃止。
• 2005年3月28日：観光スポット周遊バス「あかいくつ」運行開始に伴い、161系統（100円バス桜木町駅ルート）廃止。
• 2006年3月22日：219系統を新設。
• 2006年3月27日：ダイヤ改正により76、98、108、145系統、21系統の根岸台発着便を廃止。156、158系統を新設。

[編集] みなとみらい100円バス　協賛企業

• 滝頭営業所では、2000年10月28日から、みなとみらい地区において、100円で載ることのできる路線の運航を開始した。（運行開始当初は本牧営業所も、一部運行を担当。）ルートについては後述する。この100円バスは、基本的に横浜市営バスが運行を担当しているのだが、実は、みなとみらい地区周辺の企業や団体などが協賛により運行を行っている。協賛各社は以下のとおり。

• • みなとみらい21街づくり協議会
  • 横浜ワールドポーターズ
  • 横浜ジャックモール
  • パシフィコ横浜
  • 横浜赤レンガ倉庫（株式会社横浜赤レンガ）
  • アルカエフ
  • よこはまコスモワールド
  • 横浜美術館
  • 横浜みなとみらいホール
  • クイーンズスクエア横浜
  • クロスゲート
  • シーバス
  • 日本丸・マリタイムミュージアム
  • 三菱地所
  • 横浜デザインセンター
  • 京浜フェリーポート
  • ゲント横浜
  • 横浜みなとみらい21
  • 野毛地区街づくり会
  • 野毛大道芸実行委員会
  • 日ノ出町駅前商店会

[編集] 車両について

• 滝頭営業所に配属されている車両は、大型車と小型車の2種類がある。
• 大型車は、岡村町近辺･山王谷近辺などにある狭い道に対応するため、標準尺の車両が使われている。
• 小型車は、それよりも道の狭い区間を通る10･93･135･219系統で使用されている。

[編集] 現行路線

[編集] 9系統

• 磯子車庫前～磯子駅前～滝頭～岡村町～弘明寺～通町1丁目～保土ヶ谷駅東口～藤棚
• 滝頭～岡村町～弘明寺～保土ヶ谷駅東口～横浜駅前

滝頭営業所の看板路線のひとつである。磯子車庫前と藤棚（平日のみ）を結ぶ便と、滝頭と横浜駅前を結ぶ便の２路線が存在する。メインは磯子駅と保土ヶ谷駅東口を結ぶ区間便。この区間では、日中概ね15分間隔で運行している。その他磯子車庫・磯子駅前・滝頭～保土ケ谷駅東口間、滝頭～弘明寺間で運行される便や、早朝は通町1丁目発の滝頭行・磯子車庫前行も存在する。平日の朝や夕方は、学生が利用するため混雑し、特に滝頭～弘明寺間では、乗り切れないこと（いわゆる積み残しの発生）も多々ある。

[編集] 10系統

• 市電保存館前～滝頭(復路は磯子警察署前経由)～磯子駅前～磯子車庫前～杉田駅前～峰～峰の郷

以前は市電保存館前と峰を結ぶ便だったが、老人介護施設「峰の郷」が2001年に誕生すると、そこまで延伸された。現在は小型バスで運転されているがかつては大型車両で運転され、車掌が乗務していた。全線通しよりも磯子駅前と峰の郷を結ぶ区間便がメインで運行される。

2006年8月31日に、神奈川県生活交通確保対策地域協議会へ退出申し入れが行なわれたが、横浜市生活交通バス路線維持制度の適用を受けて路線譲渡までは暫定運行される。

[編集] 11系統

• 桜木町駅前～港の見える丘公園前～中村橋～蒔田駅前～南区役所前～保土ケ谷駅東口

中華街・元町・港の見える丘公園など、横浜の主要な観光地を結ぶ路線である。1957年に運行を開始。平日ラッシュ時は女子大学などが点在する山手地区へ向かう学生などで、また観光シーズンになると、多くの観光客で混雑する。元町入口～中村橋間は急坂が多い上、道路が狭隘であるため、降雪時は迂回運転をする（長者町・浦舟町方面に迂回する）。また、山谷（さんや）バス停・唐沢バス停付近にバス専用の信号機があり、急坂区間でバス同士が離合しないで済むようになっている。この他、桜木町駅前～蒔田駅前間、保土ケ谷駅東口～中村橋間で運行される区間便も存在する。

2006年8月31日に、神奈川県生活交通確保対策地域協議会へ退出申し入れが行なわれたが、この路線の居住地区から鉄道の最寄り駅・他路線のバス停まで非常に離れており、その為周辺住民は11系統の廃止に反対していることから、横浜市生活交通バス路線維持制度の適用を受けて路線譲渡までは暫定運行される。

[編集] 21系統

• 市電保存館前～磯子警察署前～根岸駅前～麦田町～横浜スタジアム前～日本大通り駅県庁前～桜木町駅前

滝頭営業所の主要路線で、途中道幅が狭い山元町・柏葉地区を通る。一般車に加え、100円バスで活躍するイラストの入ったCNGノンステップバスの運用頻度が高い路線である。一部は根岸駅前～市電保存館前の区間便として運行される。2006年3月24日までは根岸台発着の便も存在した（後述）。なお、市電保存館前行きの一部は山元町1丁目始発である。

[編集] 60系統

• 磯子車庫前→磯子駅前→浜小学校前→弘明寺→通町1丁目→南区役所前→通町1丁目→弘明寺→浜小学校前→磯子駅前→磯子車庫前

一方循環線。以前は保土ケ谷駅東口や藤棚まで行っていたが廃止された。磯子車庫前発よりも、磯子駅前発のほうが本数的には多い。なお、山王谷（さんのうや）付近で日枝大神祭札が行われる場合は、磯子駅前～浜小学校前のルートが山王谷経由から汐見台ストアー前経由となる。

2006年8月31日に、神奈川県生活交通確保対策地域協議会へ退出申し入れが行なわれたが、横浜市生活交通バス路線維持制度の適用を受けて路線譲渡までは暫定運行される。

[編集] 68系統

• 横浜駅西口～洪福寺～藤棚～浦舟町～中村橋～滝頭

浅間町営業所との共管路線。2004年3月から一時的に浅間町営業所が担当から外れるも、2005年5月から再び共管となる。横浜駅と滝頭を結ぶ路線の一つ。メインは西口発着の68系統ではなく、東口発着の102系統。嘗ては千歳橋止の便が存在した。

• 2006年8月31日に、神奈川県生活交通確保対策地域協議会へ退出申し入れが行なわれ、同系統は廃止される事が決定している。なお、生活路線維持制度の適用により、今後約2年間は、徐々に本数を減らしていきながら運行する。

[編集] 78系統

• 磯子駅前～磯子車庫前～浜小学校前～岡村町～市電保存館前～滝頭～根岸駅前

磯子駅と根岸駅を汐見台ストアー前･岡村町経由で結ぶ路線。平日朝は一部で運行間隔が3～5分で運転される便がある。住宅街を走ることから、通勤通学客や買い物客が多く利用する。

[編集] 93系統

• 市電保存館前～滝頭(復路は磯子警察署前経由)～磯子駅前～磯子車庫前～杉田駅前～氷取沢～磯子台団地～氷取沢～杉田駅前～磯子車庫前～磯子駅前

メインは磯子駅前発の一方循環線だが、僅かに市電保存館前発着便も存在する。10系統同様、かつては車掌が乗車していた。 もともとは磯子駅前～杉田駅前～氷取沢の路線であったが、氷取沢の折返場がトンネル工事で廃止の際に、磯子台団地に乗り入れ、同時に磯子駅～市電保存館の出入庫便が設定された。 かつては磯子駅前～打越～氷取沢の路線も、本数は少なかったが存在したが1990年代前半に廃止された。なお、同ルートを経由する江ノ島電鉄は現在も運行中。当時杉田駅経由は車掌が乗車していたが、打越経由はワンマン運転だった。

• 2006年8月31日に、神奈川県生活交通確保対策地域協議会へ退出申し入れが行なわれたが、横浜市が補助金を充填して現行本数が運行されることになった。なお、100系統と統合し運行経路が上中里団地経由となり、市電保存館前～磯子駅前間は廃止となる予定。

[編集] 102系統

• 横浜駅前～藤棚～浦舟町～中村橋～滝頭

浅間町営業所との共管路線。68系統同様、2004年3月から一時的に浅間町営業所が担当から外れるも、2005年5月から再び共管となる。横浜駅と滝頭を結ぶ便の一つで、こちらがメインとして運行される。

[編集] 113系統

• 桜木町駅前→羽衣町→吉野町駅前→中村橋→滝頭

磯子営業所が担当する便（桜木町駅前～磯子車庫前）の区間便。平日・土曜の桜木町駅発の始発として運行される。区間便は滝頭営業所の、全線通しの便は磯子営業所の担当。

[編集] 133系統

• 根岸駅前～滝頭～市電保存館前～岡村町～上大岡駅前

滝頭営業所で唯一港南区に乗り入れる路線。以前は往路は上大岡駅の先港南区総合庁舎前まで行っていた（後述）。本数は1時間に1～2本程度で、土日祝日は日中のみの運転となる。

[編集] 135系統

• 根岸駅前→脳血管医療センター→市電保存館前→滝頭→根岸駅前

1999年8月2日の脳血管医療センター開業と同時に運行を開始。小型のリフトバスで運行される。平日の最終便のみ市電保存館前止。

[編集] 156系統

• 滝頭～中村橋～日ノ出町駅前～桜木町駅前～けいゆう病院～パシフィコ横浜

2006年3月27日に新設。廃止された76系統、98系統、145系統の代替路線。平日の一部と土休日全便は桜木町駅前発着。

[編集] 158系統

• 桜木町駅前～日本大通り駅県庁前～浦舟町～中村橋～滝頭

2006年3月27日に新設。廃止された76系統、98系統の代替路線。

[編集] 162系統（みなとみらい100円バス横浜駅ルート）

• 横浜駅前～みなとみらい大通～パシフィコ横浜～赤レンガ倉庫(京急バスと共同運行)

横浜駅とみなとみらいを結ぶ路線。開設時は本牧営業所の担当だった。土休日のみの運行で、ゴールデンウィークや学校休み期間中などの平日の運行はない。

• 主に21系統などで運用されているイラスト入りのCNGノンステップバスが運用に入る。

2006年8月31日に、神奈川県生活交通確保対策地域協議会へ退出申し入れが行なわれ、同系統は廃止される事が決定している。

[編集] 163系統（みなとみらい100円バス日ノ出町駅ルート）

• 日ノ出町駅前～桜木町駅前～けいゆう病院～パシフィコ横浜～赤レンガ倉庫

旧145系統とほぼ同ルートで運行されるワンコインバス。旧145系統とは違い、パシフィコ横浜発着便は存在しない。年末年始や学校の夏休み中、ゴールデンウィークなどは平日も運行される。

• 主に21系統などで運用されているイラスト入りのCNGノンステップバスが運用に入る。

[編集] 219系統

• 弘明寺→外語短大正門前→三殿台公園→弘明寺

2006年3月22日に誕生した路線。坂の多い大岡地区を小型バスで運行する。

[編集] 361系統

• 根岸駅前→磯子警察署前→市電保存館前→岡村町→浜小学校前→汐見台1丁目→汐見台小学校前→浜小学校前

21系統の深夜バス。平日と土曜に1本運行される。なお方向幕及びLEDには「深夜バス」と表示される。

[編集] 廃止路線

[編集] 21系統

• 根岸台～麦田町～横浜スタジアム前～日本大通り駅県庁前～桜木町駅前

平日3往復のみ運行されたが、2006年3月27日のダイヤ改正で廃止。なお前日の3月26日は日曜日だった為、最終運行日は3月24日。

[編集] 22系統

• 市電保存館前～磯子警察署前～根岸駅前～長者町1丁目～横浜スタジアム前～県庁前（現日本大通り駅県庁前）～桜木町駅前

21系統の姉妹系統。21系統の補助的役割を果たしていたが、1994年10月17日に廃止された。

[編集] 55系統

• 市電保存館前～磯子警察署前～根岸駅前～地蔵坂上～亀の橋～関内駅北口～桜木町駅前

21系統の姉妹系統。伝統ある路線だったが、1994年10月17日に廃止された。

[編集] 60系統

• 磯子車庫前～磯子駅前～浜小学校前～弘明寺～通町1丁目～保土ケ谷駅東口～藤棚

嘗て60系統は南区役所循環のほかに、保土ケ谷駅方面へ向かう路線が存在した。最初は藤棚発着だったが保土ケ谷駅発着に短縮され、その後循環線のみとなった。

[編集] 76・98系統

• 76　滝頭→中村橋→日ノ出町駅前→桜木町駅前→日本大通り駅県庁前→浦舟町→中村橋→滝頭
• 98　滝頭→中村橋→浦舟町→日本大通り駅県庁前→桜木町駅前→日ノ出町駅前→中村橋→滝頭

一方循環線。市電の代替路線。滝頭～中村橋間は76系統と98系統が同じ向きで運行。76系統は以前は桜木町駅前発着便も存在したが、廃止された。98系統は廃止されるまで極僅かだが、桜木町駅前発が存在した。2006年3月27日のダイヤ改正で145系統と統合し廃止、滝頭～日ノ出町駅前～桜木町駅前は156系統に、滝頭～日本大通り駅県庁前～桜木町駅前は158系統に分断された。

[編集] 108系統

• 市電保存館前～磯子警察署前～根岸駅前～間門～本牧原～麦田町～中区分庁舎前～日本大通り駅県庁前～桜木町駅前

平日の日中のみに運行された路線。以前は横浜駅と新横浜駅を結ぶ路線だった。2006年3月27日廃止。

[編集] 130･131系統

• 130　パシフィコ横浜→桜木町駅→中華街入口→横浜スタジアム前→伊勢佐木町→桜木町駅→パシフィコ横浜
• 131　パシフィコ横浜→桜木町駅→伊勢佐木町→横浜スタジアム前→中華街入口→桜木町駅→パシフィコ横浜

都心循環線。通称Yループバス。2002年4月11日に廃止された。

[編集] 133系統

• 本牧市民公園前～根岸駅前～滝頭～市電保存館前～岡村町～上大岡駅前～港南区総合庁舎前
• 根岸駅前～滝頭～市電保存館前～岡村町～上大岡駅前～港南区総合庁舎前

1993年の開業当時は港南区総合庁舎前まで運転されており、この先の吉原～新吉原橋間の交差点で折返しが行われていた。1994年には根岸駅前～本牧市民公園前間が7月30日から夏季期間中のみ延伸され、延伸区間はノンストップで運行された。しかし翌年以降は行われていない。1998年4月30日に上大岡駅前～港南区総合庁舎前間が廃止され、現在の路線となった。

[編集] 145系統

• 日ノ出町駅前～桜木町駅前～けいゆう病院～パシフィコ横浜～赤レンガ倉庫

2002年7月4日に誕生した路線。100円バスの平日運転を中止し、平日に運転されていた分にこの系統が割り当てられた。早朝～朝のラッシュ時はパシフィコ横浜発着の区間運転。基本は平日のみの運行だったが、年末年始、学校の長期休暇中、ゴールデンウィークなどは平日も運休とされた。2006年3月27日に76・98系統と統合し、156系統となったため廃止。

これにより、赤レンガ倉庫に乗り入れる一般路線が消滅した。

[編集] 161系統(みなとみらい100円バス桜木町ルート)

• 桜木町駅～ジャックモール～パシフィコ横浜～赤レンガ倉庫
• 桜木町駅→ジャックモール→パシフィコ横浜→赤レンガ倉庫→桜木町駅

100円バスで一番最初に登場したルート。但し開業時とは若干異なっている。2005年3月28日に「あかいくつ」の誕生に伴うダイヤ改正で廃止された。