横浜市交通局10000形電車

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試験走行中の10000形（センター北～センター南間にて）

10000形電車（10000がたでんしゃ）は、横浜市交通局の通勤形電車。

[編集] 概要

現在建設中のグリーンライン（4号線、通称：横浜環状鉄道）の車両である。

車両は都営大江戸線などと同様の小型のリニアモーター駆動式で、車体長15.6mの3扉、集電装置はパンタグラフを採用した。ワンマン運転に対応しており、最高速度は80km/h、アルミニウム合金製である。編成は4両。

メーカーは川崎重工で、前面デザインは神戸市営地下鉄海岸線5000系に似たものとなり、これまでの横浜市営地下鉄の車両とは一線を画すものとなっている。

車内は全車両に車いすスペースを設けている他、空調装置が1両につき2台、非常通報装置が1両につき4台、液晶ディスプレイ（LCD）型の案内表示器及び自動放送装置が搭載されている。

グリーンラインの開業までに4両編成15本の計60両が製造・投入されるが、第一陣の4両編成2本（8両）は2006年（平成18年）5月に落成し、翌6月からセンター北駅～センター南駅間で試運転を行っている。この時は高架線上へクレーンで吊り上げるという、地下鉄車両としては極めて異例の搬入が実施された（過去には大阪市営地下鉄6000形で実施された事がある）。