横山富雄

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横山富雄（よこやまとみお、1940年2月25日 - ）は、日本中央競馬会（JRA）の元騎手。現調教助手。北海道出身。はじめは障害レースの名手として有名であったが、1969年に徳吉一巳のお手馬だったメジロタイヨウが、徳吉の私的な都合（家庭の不幸）により鞍上未定となっていたところ、「富雄は障害出身で長手綱だから、長距離に向いているのでは」と推薦されたことによりメジロタイヨウの主戦となり、以降北野豊吉率いるメジロ軍団の主戦ジョッキーとして活躍。派手さは無いものの職人肌の堅実な騎乗で人気があった。中山大障害5勝、史上初めて平地・障害でそれぞれ通算100勝を達成している。1982年、調教中に病に倒れ翌年引退。JRA騎手の横山賀一（2005年引退）は長男、横山典弘は次男にあたる。

[編集] 来歴

1961年小西喜蔵厩舎所属騎手としてデビュー。同期に吉永正人、中野渡清一など。
1963年フジノオーで中山大障害（秋）を制する。
1964年フジノオーで中山大障害を春秋連覇。
1965年フジノオーで中山大障害（春）を制覇し四連覇達成。
1966年中央競馬（以下同様）通算100勝達成。
1967年リコウでステイヤーズステークスを制し平地重賞初制覇。
1968年障害通算100勝達成。フジノホマレで中山大障害（春）を制覇し同レース5勝目。この年障害で26勝を挙げる。メジロの主戦ジョッキーとして小西厩舎から独立し、渡辺正人に次ぐフリー騎手の草分けとなる。
1969年メジロタイヨウで天皇賞（秋）を制しGI級レース初制覇。通算200勝。
1970年この年まで障害に騎乗し、通算120勝を挙げる。
1971年メジロムサシで天皇賞（春）、宝塚記念に勝利。
1973年ニットウチドリで桜花賞、ビクトリアカップを制覇。
1974年通算300勝。
1975年ツキサムホマレでワシントンD.C.インターナショナルに遠征（9着）。
1976年通算400勝。
1978年ファイブホープで優駿牝馬（オークス）制覇。
1979年メジロファントムに騎乗し天皇賞（秋）はスリージャイアンツに、有馬記念ではグリーングラスにそれぞれハナ差及ばず2着。
1980年通算500勝。
1983年騎手を引退。