東金駅
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東金駅（とうがねえき）は、千葉県東金市東金にある東日本旅客鉄道（JR東日本）東金線の駅である。山武地域一帯における中心都市の東金市、その中心部にこの駅はある。昭和36年（1961年）まではこの駅から九十九里鉄道が伸びていた。
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[編集] 駅構造
相対式ホーム2面2線を持ちそのうちのホーム1面に接して駅舎のある地上駅。この駅は古くからの構造を今に残しており、駅舎の脇には今は使われていない切欠きホームもその名残をとどめている。
のりばは駅舎側から1番線、2番線とされている。1番線と2番線との間は跨線橋で連絡しており、これに平行して駅の外にも跨線橋がある。これは駅の北西と南東を連絡するために設けられたもので、詳しくは駅周辺の節も参照されたい。
なお、列車の発着番線については、当駅で交換しないものは上下にかかわらず1番線への発着となる。交換時は電車が快速か各駅停車かにより、両方とも各駅停車であればその両数により、発着する線路が以下のように決まる。快速同士が交換することはない。
- 上下交換時、上下とも4両で各駅停車の場合 - 下りは1番線、上りは2番線
- 上下交換時、上下とも6両で各駅停車の場合 - 下りは1番線、上りは2番線
- 上下交換時、上下とも各駅停車、下りが6両上りが4両の場合 - 下りは1番線、上りは2番線
- 上下交換時、上下とも各駅停車、上りが6両下りが4両の場合 - 上りは1番線、下りは2番線
- 上下交換時、上りが京葉線直通の快速、下りが各駅停車の場合 - 上りは1番線、下りは2番線
- 上下交換時、上りが各駅停車、下りが京葉線からの快速の場合 - 下りは1番線、上りは2番線（このとき京葉快速の当駅での交換相手である19：22発各駅停車千葉行きは6両（2006/09/01現在）だが、交換相手が快速のため、2番線に入線する）
木造平屋で天井が高い駅舎は、昭和10年代の築と見られる。外見は至って古風であるが内部には新式の自動改札（Suica使用可能）数台と自動券売機も設置されている。社員配置駅（直営駅）であるが、有人の出札窓口（みどりの窓口）は2006年4月1日、券売機「Kaeruくん」の設置に伴い閉鎖となった。
[編集] 駅周辺
この駅は東金市の中心部に位置しており、東金市役所も近い。東金の市街地はこの駅を中心として広がっている。
この駅の出入口は線路から見て北西側にある西口のみとなっており、古くからある駅前商店街はこの西口側にあるが、南東側に大型ショッピングセンターがオープンしてからは西口側の駅前商店街の衰退が著しく、駅東側から国道126号バイパスまでの区域が東金市の商業中心地へ置き換わっていった。駅前と駅の東側は駅構造の節で述べた跨線橋で結ばれており、実際に駅への出入口があるわけではないが「東口」と呼ばれている。駅の東側にはその他市役所や官庁などの公共施設も集中している。
駅前はロータリーやバス・タクシープールが整備されており、九十九里鉄道バス、小湊鉄道バスおよび京浜急行バス（羽田空港行）などの各種バスが発着する。また、昭和36年（1961年）までその鉄道線がこの駅に乗り入れていた九十九里鉄道バスは、駅前にバス案内所を設けている。
以下には当駅周辺の主な施設や当駅からの交通のある主要なスポットを列記する。
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[編集] 利用状況
- 2005年度の乗車人員は一日平均4,596人であった。
[編集] 歴史
この駅が開業したのは明治33年（1900年）6月のことで、日本では早い部類に属している。当時蘇我駅から大原駅までを開通させていた房総鉄道が、その支線として大網駅から当駅までを開通させ、それに伴いこの駅は開業したのである。
開業してからわずか7年後の明治40年（1907年）9月には鉄道国有法により房総鉄道が国に買収され、国鉄の駅となった。また大網駅からこの駅までの間は明治42年（1909年）に東金線として分離された。 当時は大網駅とこの駅との間に駅は無く、大網駅からただ一駅のみの路線であったが、明治44年（1911年）11月には東金線はこの駅から成東駅までの延伸を果たした。
大正15年（1926年）11月には九十九里軌道がこの駅に乗り入れた。九十九里軌道はこの駅からその名のとおり九十九里海岸沿いの片貝駅までを結んでいた鉄道で、夏などは海水浴客で満員になるなど賑わいも見せたが、結局モータリゼーションの影響もあり、九十九里鉄道に社名を変更した後の昭和36年（1961年）には鉄道を廃止してバス事業に専念することとなった。今でも東金駅前には九十九里鉄道バスが発着している。
昭和48年（1973年）9月には国鉄東金線全線の電化が成りこの駅にも電車が発着するようになった。そしてこの駅は昭和62年（1987年）4月の国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道（JR東日本）東金線の駅となって現在に至っている。
[編集] 年表
- 1900年（明治33年）6月30日 - 房総鉄道の東金駅として開業する。開業当初は終着駅であった。
- 1907年（明治40年）9月1日 - 鉄道国有法により房総鉄道が国に買収される。
- 1909年（明治42年）10月12日 - 大網駅から当駅までが東金線とされる。
- 1911年（明治44年）11月1日 - 東金線が当駅から成東駅まで延伸となる。
- 1926年（大正15年）11月25日 - 九十九里軌道が当駅から片貝駅（のちの上総片貝駅）まで開通する。
- 1932年（昭和07年）3月24日 - 九十九里軌道が九十九里鉄道に社名を変更する。
- 1961年（昭和36年）3月1日 - 九十九里鉄道の当駅から上総片貝駅までが廃止となる。
- 1973年（昭和48年）9月28日 - 国鉄東金線の全線が電化される。
- 1987年（昭和62年）4月1日 - 国鉄の分割民営化により東日本旅客鉄道の駅となる。
- 2005年（平成17年）3月31日 発車ベルスイッチ使用開始、発車メロディー設置。（接近放送、発車放送は今までどおりなし。）上下に関係なく、1番線 すすきの高原、2番線 スプリングボックス。
- 2006年（平成18年）4月1日 - 有人のみどりの窓口を廃止し、券売機「Kaeruくん」を設置。
[編集] 隣の駅
[編集] 隣の駅(過去の接続路線)
- 九十九里鉄道
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- 東金駅 - 堀上駅
