有声口蓋垂摩擦音
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国際音声記号 | |
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IPA 番号 | 143 |
IPA 表記 | ʁ |
IPA 画像 | |
実体参照 | ʁ |
JIS X 0213 | 1-10-92 |
X-SAMPA | R |
ASCII IPA | g" |
発音! ? |
有声口蓋垂摩擦音(ゆうせい・こうがいすい・まさつおん)は、軟口蓋の端あるいは口蓋垂と後舌を密着または接近させて気流を妨げながら喉を震わせることによって作られる子音。現代の言語ではフランス語に特有であり、日本人がうまく発音するのは難しいとされる。IPAでは[ʁ]。またこの音は『パリのR音』とよばれ、フランスの周辺言語の方言でフランスに近い地域のものにも見られる(ドイツのバイエルン州など)。
[編集] 特徴
[編集] 言語例
- フランス語(主に北部)
- Français(フランス語)[fʁɑ̃sɛ]
- Bonjour(こんにちは)[bɔ̃ʒuːʁ]
- フランス語で、無声子音の後のr は、しばしば無声口蓋垂摩擦音として発音される(特に語末で)。