日産・ガゼール
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日産・ガゼール (GAZELLE) は、日産自動車で生産されていた2ドアクーペである。
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[編集] 概要
1979年、シルビアが3代目（S110型）にフルモデルチェンジしたのと同時に発売開始されたシルビアの姉妹車である。シルビアとは販売会社が分けられ、シルビアが日産サニー系列店で扱っていたのに対して、ガゼールは日産モーター系列店で扱った。
シルビアと構造はほとんど共通だが、メッキ部品を使用するなどし、シルビアよりもやや高級感を演出した外観が特徴であった。
[編集] モデル別概説
[編集] 初代 S110型（1979年-1983年）
1979年3月、初代ガゼール（S110型）発売開始。搭載エンジンはZ18/Z18E型直列4気筒・1800ccおよびZ20E型直列4気筒・2000ccが搭載された。グレードは装備と搭載エンジンから、T-I、T-II/TE-I、TE-II/XE-I、XE-IIの6種類。発売開始から5ヶ月遅れてハッチバックが登場した。また、日本初のドライブコンピュータなど先進機器を多く搭載した。
改良が進むにつれ、Z型エンジンにターボ付を追加、またDR30型スカイラインにも搭載された4バルブ・DOHCのFJ20E型エンジン搭載車も追加された。ちなみに、シルビア／ガゼールに搭載されたFJ20E型はスカイラインに搭載されたものに対し、エンジンルームのレイアウトが違うことから性格が異なるといわれている。1983年からは、生産拠点が日産自動車九州工場に移された。
シルビアと同様、富士GCスーパーシルエットレースに参戦した。
当時放映されていたテレビドラマ『西部警察』では、石原裕次郎演じる木暮課長の専用車として、自動車電話付のガゼールのオープンカーが登場した。
[編集] 2代目 S12型（1983年-1986年）
1983年3月、シルビアと同時にフルモデルチェンジし、2代目（S12型）が発売開始された。
ワイパー付フルリトラクタブル・ヘッドライトを採用した。搭載エンジンは先代のZ型に替わり、CA18E型直列4気筒・1800cc、CA18ET型直列4気筒・1800ccターボ、そしてFJ20E型、FJ20ET型直列4気筒・2000ccターボの4機種となった。また、世界初のパワーウーハー、日本初のチルトアップ機構付電動ガラスサンルーフおよびキーレスエントリーを採用。
1986年2月、シルビアがマイナーチェンジされCA18DET型DOHCターボエンジンが搭載されるのと同時にガゼールは生産終了となった。位置づけからいえば、1989年に発売開始された180SXをガゼールの後継車種と見なすこともできる。
[編集] ガゼールのモータースポーツ活動
- 富士GCスーパーシルエット
[編集] 車名の由来
アジア・アフリカに生息する、カモシカの仲間であるガゼルに由来する。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 日産ミュージアム（日産自動車 公式サイト）
